ノーチラス・テクノロジーズ、 Oracle Bare Metal Cloud Services上での バッチアプリケーション超高速化ソリューションの提供を開始

~エンタープライズでのクラウドサービス採用の高まりを受け、 オラクルが提供するOracle Bare Metal Cloud Services上での Asakusa Framework関連サービスを提供、クラウド時代に対応する 業務アプリケーションのクラウド移行ならびに超高速システム構築を支援~

 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ(本社:東京都品川区、代表取締役会長:神林 飛志、以下 ノーチラス)は、本日、企業において最も要求の厳しいオンプレミスワークロードをそのままクラウドに取り込むことが可能なOracle Bare Metal Cloud Services上で、そのベア・メタル・インスタンス特性を最大限に引き出す、単一ノードのマルチコア/マルチプロセッサ環境に最適化された、オンメモリ上で高速に動作するDAG実行エンジン M3 for Batch Processingを実行基盤に利用するAsakusa on M3BPによるバッチアプリケーション超高速化ソリューションの提供を発表します。

この提供により、Oracle Bare Metal Cloud Servicesならびにクラウドサービスへの移行を検討中の顧客は、オラクルの豊富な統合クラウド・プラットフォーム群に加え、Asakusa Frameworkを利用した高性能な業務アプリケーションをOracle Bare Metal Cloud Services上で容易に構築、動作させることが可能となります。

 Asakusa Frameworkは、導入したお客様からその高い開発生産性、複数の実行基盤をサポートするポータビリティ、Hadoop/Sparkの頻繁なリリースサイクルをAsakusa Frameworkが吸収しアプリケーションの長期利用を可能にする後方互換性が評価されております。

 そのAsakusa Frameworkのラインナップに昨年追加されたAsakusa on M3BPは、タスクを単一ノード上のマルチコア/マルチプロセッサ環境で効率よく処理するために最適化されたフレームワークで以下の特長を有します。

 ・小~中規模データサイズのバッチ処理に非常に適しており、中間結果が全てメモリ上に収まる規模のバッチにおいてはHadoop MapReduceやSparkよりも高速、かつ高いコストパフォーマンス。

 ・Oracle Bare Metal Cloud Servicesのベア・メタル・インスタンスとの高い親和性。

 ・バッチに対するデータの外部入出力を行うコンポーネント WindGateの高速動作モード JDBC ダイレクト・モードを利用したOracle Databaseとのデータ入出力でも高いパフォーマンスを実現。

したがって、データがOracle Databaseにあり、より高速化を求めるオンプレミスシステムのクラウド移行を検討中の顧客に最適なソリューションとなります。

 また、Oracle Bare Metal Cloud Servicesは、パブリック・クラウドの柔軟性と利便性を、オンプレミス・インフラストラクチャのきめ細かな制御、セキュリティおよび予測性と組み合せ、ベンチマークテストで他社のクラウドと比べて最大20倍の速度といった高パフォーマンス*で実行できるのみならず、高可用性およびコスト効率の高いインフラストラクチャ・サービスを提供しています。また、このインフラストラクチャ上で、Oracle Databaseを稼働させるプラットフォーム・サービス「Oracle Database Cloud Service」も提供し、エンタープライズITのクラウド利用に最適なパブリック・クラウド基盤です。

*オラクル調べ

 この両社の製品が持つ、類まれなる特長の親和性はすで実機上にて実証済であり、Oracle Bare Metal Cloud Services上における当社Asakusa on M3BPのアプリケーションを用いたベンチマークにおいて、他社メジャークラウドベンダーが提供するIaaSクラウドより高速化が実証されました。

今後さらに、エンタープライズでの豊富な実績を持つ両社の製品特長を組み合わせることで実現した本ソリューションにより、企業の新たなビジネス価値創出を強力に支援します。

エンドースメント 日本オラクル株式会社 様

 ノーチラス・テクノロジーズがエンタープライズシステムのクラウド移行に最適なOracle Bare Metal Cloud Services上でAsakusa Framework関連サービスを提供することを歓迎します。

オラクルはクラウドサービスの活用形態の1つとして、既存のエンタープライズIT資産をクラウド化する「ITモダナイゼーション」を提案しています。

エンタープライズITでのクラウド利用を検討しているお客様は、Asakusa Framework及びOracle Databaseを利用した高性能な業務アプリケーションをOracle Bare Metal Cloud Services上で容易に構築、動作させることが可能となります。

日本オラクル株式会社

クラウド・テクノロジー事業統括

Cloud/Big Data/DISプロダクト本部 本部長 佐藤 裕之

株式会社ノーチラス・テクノロジーズ について

 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ( http://www.nautilus-technologies.com )は、分散・並列処理のミドルウエア開発、およびプロフェッショナルサービスを提供し、最新のハードウエアを活用した次世代業務アプリケーションの開発を支援します。金融業、製造業、通信業、サービス業など特定の業界に限らず広い領域で革新的な業務システムの構築・運用実績があり、またSIパートナー各社と連携し日本を代表するエンタープライズのシステム構築を支援しています。

会社概要

会社名: 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ

     Nautilus Technologies, Inc.

所在地: 東京都品川区北品川1-19-5 コーストライン品川ビル

代表者: 代表取締役会長 神林 飛志

設立 : 2011年10月3日

Asakusa Frameworkについて

 Asakusa Framework( http://www.asakusafw.com )は、Hadoop/Spark環境上での業務アプリケーションの開発を容易にするオープンソースフレームワークです。Java言語で書かれたアプリケーションコードを、分散環境で動作するアプリケーションへコンパイルし、独自の最適化も実施します。同一のソースコードでHadoop/Spark/M3BPの両方のアプリケーションへのコンパイルをサポートし、5年超の実務稼働実績を誇ります。

Asakusa on M3BPについて

 Asakusa on M3BPは、Asakusa DSLを始めとするAsakusa Frameworkの開発基盤を利用して作成したバッチアプリケーションに対して、M3 for Batch Processingをその実行基盤として利用するための機能セットを提供します。M3 for Batch ProcessingはDAG(Directed Acyclic Graph;有向非循環グラフ)の形で表現されたタスクをマルチコア環境で効率よく処理するためのフレームワークで、以下のような特長から、企業において最も多い小~中規模データサイズのバッチ処理で最高のパフォーマンスを誇ります。

・単一ノード上のマルチコア/マルチプロセッサ用に最適化

・細粒度で動的なタスクスケジューリング

・ほぼすべてオンメモリで処理

*OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

*Asakusa Framework(TM)は、株式会社ノーチラス・テクノロジーズの登録商標です。

*Apache Hadoop(R)は、Apache Software Foundationの登録商標です。

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ネット・IT
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