世界の電気自動車販売台数は2020年までに年間380万台に到達
株式会社グローバル インフォメーションは、Pike Researchが発行した報告書「Electric Vehicle Market Forecasts - Global Forecasts for Light Duty Hybrid, Plug-in Hybrid,and Battery Electric Vehicles: 2012-2020 (電気自動車市場の予測:世界の小型ハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリー式電気自動車市場の予測)」の販売を開始しました。
2010年の終わり頃に日産のリーフやChevrolet のVoltが販売開始されてから、プラグイン電気自動車(PEV)はアジア太平洋、北米ならびに西欧の各地域でますます広く入手できるものとなりました。ハイブリッド電気自動車(HEV)は10年ほど早く世に出ていますが、現在、上記の地域ではこちらも着実に売れています。Pike Research社の新調査レポートによれば、電気自動車(EV)と総称されるこれら自動車の年間販売台数は世界全体で2020年までに380万台に達する見込みです。
上級リサーチアナリストのDave Hurst 氏は次のように述べています。「EVの販売台数は自動車メーカーの期待や政治家が発した声明に沿えるものとはなっておりませんが、燃料価格が高止まりしており、また消費者が内燃エンジンに代わるものをいよいよ求めるようになっていることから、市場は着実に拡大してきています。実際のところ、自動車市場全体では年率でたった2%の成長しか見込めない中で、プラグインEVの販売は2010年代の今後を通じて年平均成長率(CAGR)にて40%近い伸びを示すものと見られます。」
PEVの分野はさらに、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)とバッテリー電気自動車(BEV)の2種類の自動車に区分けできます。当調査レポートでは世界のほとんどの地域でPHEVの販売台数はBEVよりも少ないものと予測しています。ただし北米とラテンアメリカは例外となります。これらの地域では走行可能距離の長いPHEVの方が消費者にとって魅力的に映ると見られるからです。他の地域では、石油系燃料が高コストであること、また数多くのBEVが入手可能であること、また都市圏が高密度にまとまっていることから、PHEVよりもBEVの販売台数の方が多くなるものと予測されます。
同調査レポートは、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、およびその他のバッテリー方式の乗用車ならびにトラックについて、市場予測、市場規模分析、また市場シェアの分析を提供しています。当レポートにはまた自動車販売に関する包括的なデータと、消費者市場および運輸業市場の基本的な市場予測前提条件分析を盛り込んでいます。電気自動車分野の年間販売予測ならびに主要自動車メーカーの市場シェア予測については、世界の諸地域毎、また主要国毎に分けて、2020年に至るまでの市場予測を行っています。
市場調査レポート: 電気自動車市場の予測:世界の小型ハイブリッド、プラグインハイブリッド、バッテリー式電気自動車市場の予測
Electric Vehicle Market Forecasts - Global Forecasts for Light Duty Hybrid, Plug-in Hybrid,and Battery Electric Vehicles: 2012-2020
http://www.gii.co.jp/report/pike209206-electric-vehicle-market-forecasts-global-forecasts.html
出版日: 2012年12月17日
発行: Pike Research
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