アルファサード、機械学習による 「やさしい日本語化エンジン」を開発 西日本新聞社のウェブサイトに試験提供
機械学習による「やさしい日本語化エンジン」を独自開発、 Webページ単位の翻訳に対応
アルファサード株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:野田 純生)は、主に在留外国人や知的障害者への情報伝達に役立つとされる「やさしい日本語」へのAI翻訳エンジンを開発、西日本新聞社のウェブサイト向けに試験提供いたします。
参考:「アルファサード「やさしい日本語」で自治体のTwitter等を活用した情報発信を支援するサービスの提供を開始」(2018年7月11日)
https://alfasado.net/news/201807111525.html
やさしい日本語について
「やさしい日本語」とは、日本語を学ぶ外国人に対して、語彙を制限して分かりやすく表現する技術のことで、もともとは災害時に外国人に避難を促すために考案されたものです。難しい言葉を避けたり、漢字にふりがなをつけたりすることで、日本語初学者に対しても、よりわかりやすく情報を伝達することができるとされています。
西日本新聞新 移民時代 特設ページについて
西日本新聞は、外国人労働者との共生をテーマにしたキャンペーン報道「新 移民時代」を2016年12月から展開しています。その特設ページ( https://www.nishinippon.co.jp/special/new_immigration_age/ )で、「やさしい日本語」でニュースを配信する「やさしい西日本新聞」を2018年11月から始めました。新聞業界で初の試みです。1. AI翻訳エンジンでその日のニュースをまるごと機械翻訳、2. 全国各地の日本語教師や学習者、定住外国人支援者などに協力を呼び掛けて「新 移民時代」の記事を「やさしい日本語」に翻訳し、順次公開する「みんなでつくる『やさしい西日本新聞』」、の二つのコーナーがあります。2.については特設ページ内に掲載している全ての記事に翻訳欄を設けており、誰でも自由に翻訳文を投稿することができます。
「やさしい日本語」AI自動翻訳システムについて
~簡単な手順で、平易な日本語へ変換し、分かち書き処理・ふりがなを自動的に追加~
このシステムは、日本語を短く分割して、文末表現を統一するなどの処理を行った後、災害情報や最近の時事ニュースなどで使われている日本語フレーズ約2万5千語(2018年12月現在)を機械学習させ、より簡単な日本語に機械翻訳を行ないます。
システムは日々改良され、今後も登録フレーズ数は継続して増やされます。
※ なお、アルファサードではテキスト変換の正確性についていかなる保証もいたしませんことをご了承の上、ご利用をお願いします。