映像制作向けのHDR表示に対応した 初の24.1型カラーマネージメントモニターを発売　 環境への配慮を推進

EIZO株式会社(本社：石川県白山市、代表取締役社長 COO：恵比寿 正樹)は、映像制作向けのHDR表示に対応した24.1型カラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge CG2400S」を4月17日に発売します。価格はオープン価格※です。
※オープン価格の製品は標準価格を定めていません。

【参考価格】EIZOダイレクト販売価格　195,800円(税込)

ColorEdge CG2400S

1. 概要
   ColorEdge CG2400S(以下CG2400S)は、現行の「ColorEdge CG2420-Z」の性能を大幅に進化させた後継機種で、プロフォトやデザイン、印刷に加え、3DCG、映像制作まであらゆるクリエイティブワークに適しています。

これまで映像制作向けのHDR表示は、当社の27型以上のプロフェッショナル向けモデルで対応していました。CG2400Sは、よりコンパクトなサイズでの対応のニーズに応え、24.1型・1920×1200解像度で初めてHDR表示に対応しました。映画や放送の国際規格に準じる専用カラーモードも標準搭載することで、幅広いコンテンツの編集・プレビューを可能にしました。

環境配慮の取組みとして、ColorEdgeシリーズで初めて製品の外装に再生プラスチック材を使用。その使用率はEIZOモニターにおいて最高水準の85％です。限りある資源の有効活用、環境循環を推進します。

また、入力端子に新たにUSB Type-Cを搭載。USB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、画面表示、USB信号の伝送に加え、ノートPCへの70Wの給電が可能です。クリエイターに求められる正確な色表示を実現する各種性能は、現行機種を踏襲しています。

2. 主な特長

放送向けの「HLG方式」と、配信・映画制作向けの「PQ方式」、両方のHDR入出力特性に合った表示ができるため、あらゆるHDRコンテンツの制作・色確認作業に適しています。「HLG方式」はHDRの国際標準規格であるITU-R BT.2100に、「PQ方式」はITU-R BT.2100およびSMPTE ST 2084に準拠しています。

USB Type-Cケーブル1本の接続で、ノートPCへの70Wの給電、映像の表示、USB信号の伝送が可能。MacBook Air／Mac Book Pro(14インチ)等にも給電でき、電源アダプタを接続する手間を省き、机上がケーブルで煩雑になりません。

USB Type-C接続でPCに70W給電

DCI規格に準拠した高コントラスト比1800：1を実現しています。さらに画面にリタデーションフィルムを採用し、斜め方向から見たときに生じるバックライトの光漏れを低減。白浮きを抑え引き締まった深い黒色が表現でき、映像制作など暗所での使用に有効です。

デジタルシネマ規格である「DCI-P3」の色域を98％カバーする広色域表示を実現。4K/8K放送の色基準となる「BT.2020」に準拠したカラーモードも搭載しています。カラーモードはモニター前面のボタンから簡単に切替えでき、用途や制作プロジェクトに応じた色管理を手間なく行えます。

色域図1

画像表示において特定の色をRGB立体上で個別に調整できる3D-LUTを搭載。ColorEdge専用のカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」のエミュレーション機能を使い、映画フィルムの特性ファイルである3D-LUTファイルを適用した表示が可能です。

入力信号のメタデータに連動して、モニターのカラー設定(輝度・ガンマ(EOTF)・色域)の切替えを自動で行う「Sync Signal機能」を搭載。映像制作において複数の異なるプロジェクトを同時に進行する際に、手動でカラー設定を切替える必要がないため、設定ミスを抑止し、正しい色表示のもと安心して作業に取組めます。

モニター画面上で指定した座標における入力データの色情報を取得できる機能を搭載。モニター前面のスイッチ操作で実行できるため、作業をしながら簡単に色情報を取得できます。

ColorEdgeシリーズで初めて製品の外装に再生プラスチック材を使用しており、その使用率はEIZOモニター全体の中でも最高水準の85％です。使用済みプラスチックをリサイクルした再生プラスチックを活用することで、廃棄プラスチックの削減に貢献し、限りある資源の有効活用、資源循環を推進します。さらに製品を保護する梱包材に段ボールや新聞紙をリサイクルしたパルプ緩衝材を採用。ケーブルも、ビニール袋の代わりに紙で保護するなど、脱プラスチックも推進しています。

Adobe RGBをほぼカバーする広色域対応。Adobe RGBで撮影・現像したデータの色を正しく表示できます。例えば鮮やかな青空、新緑の緑色など、sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない色まで忠実に再現します。また、印刷業界の標準色であるJMPAカラー、Japan Colorもカバーしているので、印刷前から出力紙の色味をモニター上で確認できます。

色域図2

■高精度な表示調整ができるカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応

■ネットワークカラーマネージメントソリューション「ColorNavigator Network」に対応

2月27日(木)～3月2日(日)にパシフィコ横浜にて開催される「CP+2025」で初展示します。
＞ CP+2025 EIZOブース案内ページ
https://www.eizo.co.jp/event/pr/creativework/cp2025.html

＞ ColorEdge CG2400S製品ページ
https://www.eizo.co.jp/products/ce/cg2400s/

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