「INAMORI ミュージック・デイ2024」 8月から11月にかけて京都府内で開催
公益財団法人稲盛財団(理事長:金澤しのぶ)は、2024年8月から11月にかけて京都府内で「INAMORI ミュージック・デイ2024」を開催いたします。
今年は指揮者のジョン・アクセルロッド氏、ヴァイオリニストの三浦文彰氏、チェリストのユンソン氏をお招きし、ロームシアター京都にて京都市交響楽団と共演するほか、京都府立宮津天橋高等学校でのコンサートと演奏指導を行います。また、京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館では、京都市交響楽団のメンバーによるミニコンサートも開催いたします。
これらのイベントを通じて、より多くの方々が音楽と出会う機会を創出することを目指しております。
稲盛財団ホームページ: https://www.inamori-f.or.jp/240729
◆「INAMORI ミュージック・デイ2024」概要
- シンフォニックコンサート
世界で活躍する音楽家を招聘し、京都市交響楽団との共演を行います。出演者と聴衆の間で音楽を通じてそれぞれの思いやストーリー、感情が響き合う場を創ります。
日時 : 2024年11月3日(日・祝)14:00開演
※13:30頃から指揮者による「プレトーク」
会場 : ロームシアター京都 メインホール
アクセス: https://rohmtheatrekyoto.jp/access/
料金 : 2,000円
出演 : ジョン・アクセルロッド(指揮)、三浦文彰(ヴァイオリン)、
ユンソン(チェロ)、京都市交響楽団(管弦楽)
曲目 : ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
ドヴォルザーク 交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
※チケット販売について、詳しくは添付チラシの表面をご参照ください
★中高生を対象に300名を無料招待します!
お申し込みは下記URLからアクセスできます
申込〆切: 2024年10月3日(木)
URL : https://bit.ly/3Lu2hRr
- ミニコンサート
文化芸術の発信拠点の一つである美術館でアンサンブルの演奏を行うことにより、音楽と美術、二つの芸術との遭遇が楽しめる機会を創出します。
日時 : 2024年8月10日(土)18:00開演(30分公演)
会場 : 京都市京セラ美術館 中央ホール
アクセス: https://kyotocity-kyocera.museum/access
※この日、美術館は20:00まで開館しています。
日時 : 2024年9月15日(日)、10月13日(日)13:00、15:00開演(各日・各回30分公演)
会場 : 京都国立近代美術館 ロビー
アクセス: https://www.momak.go.jp/Japanese/guide/hoursAdmission.html#access
料金:無料・申込不要
出演:京都市交響楽団
協力:京都国立近代美術館、京都市京セラ美術館
- スクールコンサート&レッスン
音楽家と直接交流し、未来への展望を膨らましてもらうことを目指します。
日時 :2024年10月31日(木)13:20開始
会場 :京都府立宮津天橋高等学校
参加者:全校生徒、保護者若干名(予定)
出演 :ジョン・アクセルロッド、三浦文彰
内容 :(1) ヴァイオリンコンサート (2) 吹奏楽部レッスン (3) 質問コーナー
合計50分×2回
◆出演者プロフィール
指揮:ジョン・アクセルロッド(John Axelrod)
スイス国立管弦楽団音楽監督兼首席指揮者、ブカレスト交響楽団首席指揮者。これまでにルツェルン響・歌劇場の音楽監督兼首席指揮者、フランス国立ロワール管音楽監督、王立セビリア響音楽監督、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響首席客演指揮者、京都市響首席客演指揮者を歴任。また、ウィーン・コンツェルトハウスでのORFウィーン放送響との映画音楽ガラ・コンサート「ハリウッド・イン・ウィーン」の音楽監督も務めた。バイエルン放送響、ベルリン放送響、ハンブルク北ドイツ放送響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、パリ管弦楽団、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管、ローマ・サンタチェチーリア管、トリノRAI国立響、ロイヤル・ストックホルム管、オスロ・フィル、スウェーデン放送響、ザルツブルク・モーツァルテウム管、さらにワシントン・ナショナル響、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、シカゴ交響楽団、上海交響楽団等、これまでに150以上の世界各地のオーケストラを指揮、度々再招聘されている。オペラ指揮者としても意欲的な活動を展開、音楽監督を務めたルツェルン、ロワールでの数々のプロダクションはもちろん、パリ・シャトレ座、ミラノ・スカラ座、フィレンツェ歌劇場での「キャンディード」の成功は特筆に値する。CDリリースも多く、最新盤はシューマン交響曲第4番の初稿と改訂稿をカップリングした“シューマン 41/51”。ヒューストン生まれ。ハーヴァード大学卒業後、レナード・バーンスタインとイリヤ・ムーシンに師事。
ヴァイオリン:三浦文彰(Fumiaki Miura)
世界最難関と言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。ロサンゼルス・フィル、マリインスキー劇場管、ベルリン・ドイツ響などと共演。共演した指揮者には、ドゥダメル、ゲルギエフ、フェドセーエフ、ズーカーマンなどが挙げられる。大河ドラマ「真田丸」テーマ音楽を演奏したことや TBS「情熱大陸」への出演も大きな話題となった。18年、サントリーホール ARKクラシックスのアーティスティック・リーダーに就任。ロンドンの名門ロイヤル・フィルのアーティスト・イン・レジデンスも務める。このほど、宮崎国際音楽祭の音楽監督に就任した。24年4月にはイスラエル・フィル定期演奏会に出演。CDはエイベックスよりリリース。22年「Forbes」Asiaにおいて「30 under 30(世界を変える30歳未満の30人)」に選出される。使用楽器は株式会社クリスコ(志村晶代表取締役)から貸与された1732年製グァルネリ・デル・ジェス「カストン」。
チェロ:ユンソン(Young Song)
完璧なテクニックと温かい感性を併せ持つチェリスト。9歳でソウル・フィルにデビュー。ジュリアード音楽院プレカ レッジを経て英国王立ノーザン音楽大学に学ぶ。2002年パウロ国際チェロ・コンクール入賞。母国韓国の文化大使として60カ国200都市以上で公演を行ったほか、KBS(韓国)の人気ラジオ番組「ユンソンの偉大な演奏家シリーズ」でホストを務めるなど韓国クラシック界を代表する存在。また、ハッピー・ミュージック・スクールの音楽監督として音楽教育を受けることができない学生のための社会貢献とアウトリーチに尽力している。これまでにカーネギーホール、ウィグモアホール、チューリヒ・トーン・ハレ等に出演、アルゲリッチ、バシュメット、ノラスらと共演しているほか、ラインガウ、ヴェルビエ、プラド・カザルス、ナーンタリ等の国際音楽祭に定期的に出演している。これまでに5枚のCDをリリース。最新盤はブラームスのチェロ・ソナタ集である。
管弦楽:京都市交響楽団(City of Kyoto Symphony Orchestra)
1956年に創立し、日本で唯一、自治体が設置し、運営に責任を持つオーケストラ。2015年、広上淳一とともに「第46回サントリー音楽賞」受賞。同年6月、ヨーロッパ公演で成功を収め、2017年「第37回音楽クリティック・クラブ賞」本賞等受賞。2008年4月~2022年3月まで14年間常任指揮者を務めた広上淳一のもとでは、数々の名演を生み出して黄金時代を築き上げた。2023年4月から第14代常任指揮者に沖澤のどかが就任。2024年4月からは首席客演指揮者にヤン・ヴィレム・デ・フリーントが就任。京響は今、文化芸術都市・京都にふさわしい「世界に誇れるオーケストラ」として更なる前進を図っている。
◆「INAMORI ミュージック・デイ」とは
稲盛財団は、京都市交響楽団、招聘アーティストと協力して、文化芸術振興を目的としたプログラム「INAMORI ミュージック・デイ」を2022年に開始しました。このプログラムは、市民や学生のみなさまに、文化芸術のすばらしさを再発見し、人生をより豊かにするための機会を提供したいという思いから生まれました。毎年11月3日「文化の日」には、京都市交響楽団と招聘アーティストによるコンサートを開催します。また、同時期にミニコンサート、スクールコンサート&レッスンなどのイベントを企画し、より多くの方々が音楽と出会う機会を創出します。