3月9日は「世界腎臓デー」 自覚してからでは遅い!成人の10人に1人は腎臓病、病気のリスクと予防策を解説

セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

 医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「世界腎臓デー」に関するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。
 

 

■世界腎臓デーとは? 

 「世界腎臓デヷorld Kidney Day)」は、腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取り組みとして、2006年より国際腎臓学会(ISN)などにより開始されました。毎年3月の第2木曜日に実施され、世界各地でイベントが開催されています。
 

■腎臓病とは?

 慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが低下した状態や、尿のなかにタンパクが漏れでる状態(タンパク尿)の総称で、進行すると末期腎不全となって人工透析や腎移植が必要になってくるばかりか、動脈硬化や脳・心疾患の危険因子としても重要で脳卒中や心筋梗塞を発症させることもあります。
世界中に8億5千万人が慢性腎臓病を発症していると言われていますが、診断や治療を受けていない人も多いです。日本では1,300万人を超える慢性腎臓病の人がいると推計されています。

腎臓は「沈黙の臓器」と言われ、自覚症状が乏しく、症状を自覚した時には既に進行しているというケースも少なくないのが現状です。ただ、早期から適切な治療を行えば腎疾患の重症化予防は可能なので、早期診断、早期治療が重要です。
腎臓は、毛細血管が球状に絡まった「糸球体」という組織で血液の「ろ過」を行っています。そのため、腎臓の血管の障害は、腎疾患の発症に直結します。つまり、糖尿病、高血圧、脂質異常症等の生活習慣病や加齢等が、腎疾患の主な発症リスクです。
 

 

■腎臓病にならないために、生活習慣を改善しよう

 腎臓病の主な治療方法に腎移植や透析になりますが、2020年現在の慢性透析患者数は約35万人といわれています。透析は腎移植を行わない場合、一生続けていくものになります。
2018年に厚生労働省は腎疾患対策の推進を強化して2028年までに現在より透析導入者を5000人減少させる目標を掲げました。そのため、現在日本では、まず『糖尿病性腎症』の減少を目指しています。
糖尿病性腎症は、長年糖尿病を患うことで腎機能が低下し、透析に移行する人が多いのが現状です。そのため、糖尿病にならないように生活習慣病の血糖値の異常の段階で生活習慣を改善することが重要になってきます。また、前述の高血圧や脂質異常に関しても動脈硬化の原因になりますので、少し異常になった軽度異常の段階で正常範囲に戻す努力をされることが、健康長寿でいられる秘訣になります。

みなさんも腎臓のことから、生活習慣病にならないための自己管理について、考えてみられることをお勧めいたします。

出典:厚生労働省 腎疾患対策の取組について
https://www.mhlw.go.jp/content/10905000/001005972.pdf
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット CKD/慢性腎臓病
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-073.html
 


 
■ 執筆 ■
小岩 統子
こいわ とうこ

株式会社Central Medience
産業医ラボ.com専属保健師

臨床にてICU・内科・訪問看護を5年ほど経験したのち、
健康保険組合・企業などにて13年間産業保健師として活躍。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、専属保健師として活躍している。
 

株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
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公式HP:https://centralmedience.com/ 
 


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