滋賀で離乳食をつくるベンチャー企業「はたけのみかた」が原材料の生産者たちの人生に迫るWEBサイトをオープン　～ベビーフードメーカーと共に追う、農業の現在地～

2020-03-12 13:00

「manma 四季の離乳食」を製造・販売する株式会社はたけのみかた(所在地：滋賀県湖南市)は、WEBサイト「私たちは農家ではなかった――「農」を選んだ人々の記録( https://manma-farmer.com/ )」を2020年3月に新規公開いたしました。

◆概要
株式会社はたけのみかたは、滋賀県産の「旬」の農産物を使用したベビーフード「manma 四季の離乳食」の製造から販売までを手掛ける、小さな食品会社です。
手間暇かけて育てられた新鮮なお野菜を使い、進んで食べさせたくなるようなベビーフードをつくることで、農業と子育て世代との接点づくりを目指しています。
この度公開するWEBサイトでは、実際に野菜を取引している契約農家一人ひとりに長期間のインタビューを実施し、普段は人の目に触れないその素顔や人生を記事にいたしました。
ベビーフードをきっかけとした生産者と消費者の関係性構築に寄与する一方、この時代に農業を志すとはどういうことなのか、客観的な目線で綴ったノンフィクションとしての一面も持っています。

記事の一例

Family Farmer 杉山順樹さん(滋賀県甲賀市水口町)

https://manma-farmer.com/archive/family-farmer/
Family Farmerの杉山順樹さんは、妻の祐子さんのことを「連れ合い」と称する。
自然に、素っ気なく、でもどこか温もりをこめて、ちょっと照れくさそうに。
四人の娘たちとの六人家族。どこの家庭でも大抵そうだけど、父親と母親は、昔はふつうの恋人同士だった。

ゆたかマンの農園中村豊さん(滋賀県東近江市)

https://manma-farmer.com/archive/yutakaman-no-nouen/
地元、石川を飛び出したのはハタチの時だった。
高校の土木科を出てすぐに地元の建築会社に入社したのはいいのだが、大工仕事は重労働で、朝も早い。
そんなとき、耳に入ってきた知らせ。聞けば、かつての友が大阪で一人暮らしを始めたのだという。

公開の経緯

「子どもができてから、食べものに気を遣うようになった」
ある時、そんな声を聞きました。
子どもを持つというのは、自分以外の命に責任を持つということ。だからこそ人は親になった時、食べもののことも、今まで以上に真剣に考えるようになるのかもしれません。

はたけのみかたは元々、日本の農業の活性化を目指して創業した会社です。
離乳食を通じて、もっと農業に親しみを持ってほしい。そんな想いから「manma」の裏側のラベルの一つひとつには、その日の原材料の農家さんのお名前が載せられています。
「どんな人に、どのように育てられた野菜なのか」
それは子どもを持った人々にとって、味や値段と同じくらい気になるもの。
一つひとつの野菜が生まれた背景。それを追求していくと、一人ひとりの農家さんの「人生」にまでたどり着きます。

滋賀県で、愛情と情熱を持って野菜と向き合う個性豊かな農家さんたち。
それぞれ今の仕事にたどり着くまでには、数多くの偶然や、決断がありました。
更なる美味しさと親しみを届けるために。そして、畑と食卓との距離を一層近いものにするために。
私たち自身が彼ら／彼女らのことを深く知り、そして皆さんに届けたい。
そんな想いから、このWEBサイトをつくりました。
掲載記事は、今後も随時追加予定です。

manma 四季の離乳食

栽培期間中化学合成農薬・化学肥料不使用の滋賀県産野菜を使用したベビーフード。
素材の味が「そのまんま」感じられる、手作りのような風味が特徴です。
旬の野菜を使用しているから、一年を通してラインナップが移り変わります。
5、7、9、11ヶ月～の月齢別のラインナップで、はたけのみかたオンラインストア、または各地の取扱店にてご購入いただけます。税抜389円～。