ヴィーガン対応 椅子用PUソフトレザー   「Vega Pelle(ビガペーレ)」 発売!

“脱動物由来”から始まる“脱炭素”

VegaPelleシリーズ「VegaPrimo」
VegaPelleシリーズ「VegaPrimo」

「すわる」と「ねる」の資材のシンコー株式会社(本社:愛知県名古屋市中川区、代表取締役社長:矢追和彦)は、動物性由来のモノは食べない、使わない、身に付けないと言うヴィーガン思想に対応した椅子用PU(ポリウレタン)ソフトレザー「Vega Pelle(ビガペーレ)シリーズ」を発売する。

ヴィーガン思想とは「人間が動物から搾取することなく生きるべきである。」という動物愛護やサステナブル社会の実現として注目されている。近年では、会社や個人のアイデンティティとして“脱動物由来”を掲げて企業価値/存在価値を高める動きが出て来ている。そんな、要望に応える為、ヴィーガン思想対応PUレザー Vega Pelle(ビガペーレ)シリーズとして 【Vega Primo(ビガプリモ)】 と 【Vega One(ビガワン)】 の2品番を発売する。新開発の無溶剤製法を採用したシンコーが持つPUソフトレザー叡智の結晶。   

“脱動物由来”だけで終わらない“脱炭素”への繋がり

温暖化問題で取り上げられるCO2。牛が生み出すメタンガスはCO2の20倍の温室効果ガスがあると言われている。
メタンガスが増えれば、CO2を減らしても意味がない。逆に、CO2を減らさずとも、メタンガスの発生源となる牛
の飼育消費を減らせば温暖化効果ガス削減目標の達成に近づく。

又、本革を牛の原皮(皮)から家具用の皮革(革)に加工する工程では、原皮の水洗いによる汚れ落としに始まり、
鞣し(なめし)/染色では大変多くの“水”を、乾燥/漉き(すき)、では多くの“熱源”を、その他多くの工程では
石灰、染料、塗料など様々な薬品、化学物質が使用される為、本革からVega Pelleへの代替えは、“脱動物由来”だけ
で終わらない“水資源保全”や“環境保全”“脱炭素”へと繋がっていきます。

溶剤を使用せず、ポリウレタンを生成する無溶剤製法

Vega Pelleの製法は溶剤を使用せず、ポリウレタンを生成する無溶剤製法。余分な化学品を使わず、揮発性溶剤の未使用により、溶剤回収エネルギーが不要。又、発泡層とTOP層を同時生成する製法の他風合い出しの揉み工程を省き、乾燥に必要なエネルギーをギリギリまで削減した省エネ優先設計。揉み工程を省きながらも従来商品以上のルックスとしなやかさを保持。新たな製法でエネルギーを余分に使う従来の製法からの脱却。従来製法のおおよそ半分以下のエネルギー消費で“脱炭素化”に貢献。

熱源削減イメージ
熱源削減イメージ

“脱動物由来”、“脱炭素”だけでない驚きの耐久性

“脱動物由来”、“脱炭素”も大切な要素。但し、強度や品質がトレードオフとなっては意味がない。価格や環境対策だけを優先し、
耐久性の低い樹脂を使った合皮(PUソフトレザー)が市場には横行しています。粗悪な樹脂では頑張っても7年。酷いモノだと
3年程度で加水分解注1が始まります。そんな粗悪品が横行する中、Vega Pelleは環境面にも十分に配慮しながらも、従来品と同
等以上の耐久性。Vega Pelleは10年使用しても加水分解を起こさない品質設計。

加水分解のみでなく、猫爪での引っ掻き想定したスナッグ試験注2では5,000回以上、平面摩耗の耐久性を見るマーチンデール
試験注3では10万回と言う過酷な試験も行っても目立った破れや傷は無し。耐久性も十分な為、御使用頂く環境もご家庭用の
ソファは勿論、ホテルやレストランなど業務用のソファにも安心して利用できる強度。

※注1 加水分解とはソフトレザーの主成分であるウレタン(PU)が水分と結合し、樹脂がボロボロ、ベタベタに劣化する現象。
    通常ジャングルテストと言われる過酷な条件下で耐久試験を行い。ジャングルテスト1週間=実使用1年として換算。
※注2 スナッグ試験とはスパイクピンの付いた鉄球を生地の上に転がし、表面変化を確認する検査。JIS規格では100回。
※注3 マーチンデール試験は使用環境での耐久性の目安にされる事が多い。使用環境にもよるが、通常5万回で安心出来るレベル。


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