ストームジオ、CII BIMCO条項で荷主をサポートする CIIソリューションを提供
2023年3月17日 ノルウェー、ベルゲン、海運業界向け気象海象情報および運航上の意思決定支援ソリューションの提供で世界を牽引する、アルファ・ラバル傘下のストームジオは、本日、新たに用船者向け炭素強度インジケーター(CII)シミュレーターの発売を開始したことを発表しました。この新たなツールは、定期用船者が航海終了時のCII値やその評価を迅速かつより容易にシミュレートする方法を提供するためのものです。これは、CII BIMCO条項となる、チャーターパーティー(C/P)の遵守を保証するために、航海前の船舶の状態に基づき実施されています。
BIMCOによる定期用船契約におけるCIIオペレーション条項では、船主と用船者は、CIIの遵守に向けて、本船の運航効率を最大限に高めるために協力する必要があると記載されています。さらに、BIMCOは、船主と用船者が毎年達成すべき特定のCIIに合意することを推奨しています。
本ツールは、用船者のCII遵守義務を活用することで、用船者が計画航路におけるCO2排出の影響を評価し、運航要件とCIIに関する用船者からの義務の両方に適合する最新の気象予報に基づく最適な速度や消費量を求めることができます。
ストームジオのフリートパフォーマンス製品担当ディレクターであるトーマス・ウェーバーは、「我々は、用船者がCII BIMCO 条項によって課される課題に取り組むのに役立つシンプルなツールを提供することを目的としています」と述べています。StormGeoのCII Simulator for Chartererは、複雑な設定や膨大なデータを必要としません。航海前にCIIの基本的な詳細が決まれば、あとはCIIのシミュレーションを実行するのみです。"
用船者は、StormGeoのs-Insight｜Environmental Performance モジュールを購読して、StormGeoのCII シミュレータの全機能を開放することができます。用船者は、航海がCIIに与える影響をシミュレートするだけでなく、船舶の推定CIIと達成されたCIIを追跡することができます。これらの洞察は、用船者が用船期間中にさまざまな運航戦略を実行するための自信を与えてくれます。
CIIソリューションの素晴らしさは、データの透明性と可視化のためのプラットフォームを提供することで、オーナーと用船者が将来的な排出規制の強化に向けてより密接な協力関係を築くことができることです。オーナーと用船者のどちらかが、CIIのコンプライアンスから脱炭素化までの目的を達成するために、さまざまなCIIツールを取り入れることができます。"
