医学研究による「妊娠に係る食育セオリー」を学術誌にて発表  ~ミネラルバランスを“ととのえる”と、 妊婦と胎児は“ウェルビーイング”(健やかで幸せ)になる~

株式会社グリーンハート(山口県周南市、代表取締役:尾都野 信子)は、当社の顧問かつ医療法人淳信会ホリスティキュアメディカルクリニック院長の登坂 正子氏が、国際医療福祉大学医学部産婦人科の片岡 史夫准教授らとともに、「ミネラルバランスが妊娠基礎力の向上や胎児健康に貢献すること」を日本未病学会雑誌にて発表しました(Vol.28, No.1, 2022年、原著論文「不妊女性のミネラルバランスから考える新たな食育の検討」)。

不妊に悩む199名の女性を対象にした体内ミネラルを分析した研究によって、(1)必須ミネラルの「亜鉛」は妊娠および妊娠の継続、胎児成長にとって重要であること、特に低体重(BMI 18.5未満のやせ型)女性は妊娠前から「亜鉛」不足の改善を意識する必要があること(図1)、(2)有害ミネラルの「水銀」は自閉症児との関連を指摘されており、特に肥満や高齢妊娠の女性は妊娠前から「水銀」デトックスの食生活や生活習慣のアドバイスが重要となること(図2)、(3)ミネラルバランスをととのえるためには、個々の消化吸収力や体内ミネラルの状況を加味し、個別性・最適性に基づいた新たな食育が求められること、を明らかにしました。
登坂氏は「不妊治療や胎児健康に対して的確な食事指導ができているとは言い難いのが現状です。医学的原因の見当たらない不妊の多くは、ミネラルのアンバランスが原因と考えるのが適当であり、ミネラルバランスをととのえる新しい食育セオリーを開発していく必要があります。卵子も精子も酸化(さびること)や糖化(こげること)に注意が必要であり、その回避と改善のためにミネラルバランスをととのえることを医師の立場から強く推奨します。」と述べています。
登坂氏が顧問を務める株式会社グリーンハート(山口県周南市、代表取締役:尾都野 信子)は、この学術論文の発表をもとに、企業と共創する商品開発やプログラム開発プロジェクト、自治体と共同する教育事業等を加速していくことを検討しており、「ミネラルバランスを“ととのえる”と、妊婦と胎児は“ウェルビーイング”(健やかで幸せ)になる」社会づくりに貢献したいと考えています。

キーワード…#不妊症 #胎児健康 #ミネラルバランス #亜鉛 #水銀デトックス #食育 #ととのえる #ウェルビーイング

語句説明…原著論文(Original Article)とは、実証的または理論的研究の成果として、高度のオリジナリティと完成度を有する学術論文であり、新規性・有用性・客観性が担保されていることを認められた研究に対して表される。

図1
図2
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