「接近センサ SN301(架空配電線用)」7月11日発売　工事・作業時にヘルメットに装着、高圧交流電源を検知

センサ装着部分から離れた人体のあらゆる部分が近づいた場合も検知可能に

2022-07-05 10:00

三和電気計器株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役：鈴木啓介)は、6.6kV高圧交流電源を検知する「接近センサ SN301(架空配電線用)」を、2022年7月11日に販売開始します。

製品概要

接近センサをヘルメットに装着し、高圧交流電源付近での工事・作業時に作業員が高圧交流電源に接近したことを検知するセンサです。
従来品のように、センサ自体が高圧交流電源に近づいた場合だけでなく、センサ装着部分から離れた人体のあらゆる部分が近づいた場合も検知します。よって従来品より検知する人体の範囲が広くなることで、死角が少なくなり感電など重大事故減少に一助となる製品です。この製品は株式会社関電工との共同開発製品です。

主な特長

高圧交流電源6.6kV架空配電線専用
一般的なヘルメット(MP型、アメリカン型)に装着し、人体のあらゆる方向からの高圧交流電源の接近をブザー音とLED発光で警告
接近距離を注意と警告の2段階でお知らせ
内部回路の異常を確認できる自己故障診断機能
電池消耗チェック機能
防塵防滴等級IP54相当
特許出願中

主な仕様

検知電圧　　　：AC6.6kV(対地電圧AC3.8kV)
検知開始距離※：警告発報　約70cm
　　　　　　　　注意発報　約140cm(参考値)
対象電圧周波数：50Hz/60Hz
音量　　　　　：発音部から20cmの位置で50dB以上
耐電圧　　　　：AC20kVで1分
電源　　　　　：CR2032(リチウム電池)3Vx1
連続動作時間　：待機時　約2.5カ月(電源ON時)
　　　　　　　　連続検知時　約5日間
IP規格　　　　：IP54相当
EMC指令　　　：IEC61326-1
電池消耗警告　：電源投入時に警告(ブザーとLED発光)
寸法／質量　　：43.5(H)x70.2(W)x30.4(D)mm (突起部含まず)
　　　　　　　　約60g(電池含まず)
※当社の規定試験条件で感度レベル3(基準値)昇柱作業の距離