日本オラクル、「OFF SAP」プログラムを提供開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1 代表取締役社長:新宅正明)は、2005年9月26日より、SAP R/3を利用しているお客様がmySAP ERPまたはmySAP Business Suiteへアップグレードする際に抱えるライセンス再発行およびアプリケーション再実装の課題への代替手段として「Oracle E-Business Suite」への移行プログラム「Oracle Fusion for SAP(以下OFF SAP)」を提供することを発表しました。
新たなプログラムである「OFF SAP」は、SAP R/3を利用しているお客様がSAPから「Oracle E-Business Suite」に移行する場合に、特別なライセンス割引を提供します。また、「Oracle E-Business Suite」への移行プロセスと利点を明確に理解していただくために、日本オラクルのコンサルタントが、お客様の移行計画を個別に査定するワークショップなどを無償で提供する予定です。さらに、お客様に便利な支払プランを提供するサービスであるOracle Financingは、アプリケーション・ライセンスとサポート費用について、6か月間の支払猶予および無利子期間、ならびにそれに続く四半期毎の6回分割払いで構成される2年間の支払いプランを提供します。この支払いプランを利用することで、SAP利用企業は、オラクルのアプリケーションへの移行を無理な資金調達をすることなく即座に実行できます。
オラクルはこれまで複数世代にまたがるテクノロジーを提供しており、「Oracle E-Business Suite」を利用しているお客様の94%は最新アプリケーションの「Oracle E-Business Suite 11i」を継続して使用しています。一方、SAPは、SAP R/3から mySAP ERPまたはmySAP Business Suiteへアップグレードするお客様に対して、ライセンスの再発行とアプリケーションの再実装が要求しており、それには多大な時間と費用がかかります。本日発表した、アップグレード費用を低コストに抑えた代替プログラムである「OFF SAP」は、SAP利用企業が、「OFF SAP」する(SAP製品をやめる)ことをサポートします。
SAPのお客様は、アプリケーションの複雑さ、断片化されたデータ、高額なアップグレード・プロセス、そしてレガシーなABAP言語に悩まされています。欧米などではすでに、Oracle Fusion for SAP (OFF SAP)プログラムの提供を開始しており、2005年9月20日の時点で1000社以上の企業がOracle OFF SAPプログラムに登録し、レガシーであるSAPからOracleのアプリケーション群への移行に関心を寄せています。
「Oracle E-Business Suite」の技術的な利点は以下のとおりです。
・情報の一元管理:
単一のグローバル・モデルおよびインスタンスを可能にする情報アーキテクチャが提供されているのはOracleだけです。
・ビジネス・プロセスの柔軟性:
システムにビジネス・プロセス設計を組み込んでいるのはOracleだけです。お客様は、常に変化し続けるビジネス・ドライバにビジネス・プロセスを迅速に適合させることができます。
・オープンかつ標準に準拠した環境:
Java (J2EE)など最新の標準を使用してアプリケーションを構築しているのはOracleだけであり、これによりお客様は最も安全で拡張性があり、かつ低コストの環境で作業ができます。
オラクルの望みは、最高の製品を手にすればビジネスを円滑に行いながらも競争優位性を獲得、維持できるとお客様が知って安心してもらうことです。新バージョンの製品が開発されても、その製品のライセンスを再取得に頭を悩ませることはありません。
OFF SAPプログラムの利用を希望するお客様は、日本オラクルのホームページをご参照ください。以下のURLからプログラムの概要と私共へのコンタクトが参照可能です。
http://www.oracle.co.jp/OFFSAP/
このプログラムには諸条件および制限事項が存在します。本文書に記載する支払い条件は、Oracle Financingによる与信の資格を保持し、書面による承認を得たお客様に限られます。また、すべての市場で提供されるものではありません。
◆「Information Age Applications」について
オラクルはこれまで、自らの技術力とノウハウを結集し、ビジネスに直結した質の高い情報で顧客に最大価値を提供して参りました。そしてこれからは「情報の動態品質」を追究する情報時代のビジネス・アプリケーションを表す新たなスローガンとして「Information Age Applications」(http://www.oracle.co.jp/applications/home.html )を提唱してまいります。オラクルは情報の価値を最大化することで、日本企業の競争力向上に貢献してまいります。
◆「Oracle Applications」と「プロジェクト・フュージョン」について
「Oracle Applications」は、オラクルの保有するアプリケーション製品群の総称であり、オラクル、ピープルソフト、JDエドワーズといったアプリケーション製品で構成されています。また、「プロジェクト・フュージョン」は、オラクルの保有するアプリケーション製品群「Oracle Applications」を融合し、2008年に提供開始をする統合型アプリケーション製品の開発計画です。
◆「Oracle E-Business Suite」について
「Oracle E-Business Suite」は、経理や人事といった企業の根幹を担う基幹系のシステムや、在庫管理、生産管理、お客様管理、購買管理などの企業活動自体をサポートするシステムを構築するための機能が統合されたソフトウェアです。日本オラクルは、世界で13,000社以上、国内でも550社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたアプリケーション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。
● 日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社はオラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日の店頭市場への株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,481名(2005年5月末現在)。
■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 広報部:野見山、玉川
TEL:03-6238-8395 E-mail:Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
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