深海作業の増加で海底作業支援船の運用が増加、深海の“ゴールデン・トライアングル”向け支出は2016年にまでに全世界の34%を占有の見込み

株式会社グローバル インフォメーションは、Douglas-Westwoodが発行した報告書「World Subsea Vessel Operations Market Forecast 2012-2016 (世界の海底作業支援船市場)」の販売を開始しました。

エネルギーサービス部門の調査を専門とするDouglas-Westwood社(DW)の最新の報告書によると、世界では2012~2016年、海底作業支援船 の運用に 770億ドルが支出される見通しです。この金額は、過去5年間と比べて63%の増加となります。海底作業支援船の需要(日数)は33%増の326,500日となる見込みで、年間支出は2016年には、2012年の113億ドルから203億ドルに倍増すると予想されています。

報告書をまとめたジョセフ・コリガン氏は、「発展途上地域における深海への動き、先進市場における超深海への動きが、船舶の需要増を後押ししています。高機能の船舶における競争激化が、1日あたりの船舶使用料金の引き上げにつながっており、結果として市場価値が上昇している」とコメントしています。

「2016年までに、より複雑な深海プロジェクトが認可されるようになり、深海での稼働能力を持つ船舶の建造とエンジニアリングに経験を持つ造船請負業者は、それによる利益を得るはずです」。深海作業支援船の建造は、近代的な船舶を保有し、プジェクト遂行における優れたスキルと、深海プロジェクトの実施における確固とした実績を持つ建造請負業者に適しています」。

「2006~12年の間に、169隻の船舶が市場に投入され、稼働力は60%上昇しました。現在、83の請負業者が446隻を運用しています。サプライチェーンは大きく細分化され、競争は激化しています」。現在、一部の船舶カテゴリーでは市場が飽和状態になっていますが、高い需要が続いているカテゴリーもあります」。

「この期間中、深海の“ゴールデン・トライアングル”と呼ばれる西アフリカとメキシコ湾、ブラジルが世界の支出の34%を占める見通しです。ラテンアメリカでは同期間中に140億ドルの支出が予想されており(前の5年間から94%増)、最大市場になると見込まれます。北米市場は、2011~12年の経済危機による落ち込みと、ディープウォーター・ホライズンの事故後のラトリアムによる後遺症からの回復をみせています。北米での支出は、総額で約130億ドルの増加が見込まれており、市場規模としては世界第2位になる見通しです。この金額は、前の5年間(103億ドル)から23%の増加にあたります」

市場調査レポート: 世界の海底作業支援船市場
World Subsea Vessel Operations Market Forecast 2012-2016
http://www.gii.co.jp/report/dw208640-world-subsea-vessel-operations-market-2011-2015.html
出版日: 2012年08月
発行: Douglas-Westwood

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