Colt、600Gの波長多重伝送に成功
東京発 Coltテクノロジーサービス株式会社は本日、日本で初めて、商用の長距離ネットワークでの600Gの波長多重伝送に成功したと発表しました。
この発表は2020年12月に発表した商用環境での400G波長多重伝送実験の成功に続くものです。ColtはCienaとパートナーシップを組み、最新のフレックスグリッドテクノロジーを活用して日本国内の長距離ネットワークで600Gの伝送を成功させました。
この実験は、Coltの2つのデータセンター間で実施され、市場をリードするWaveLogicコヒーレント技術であるWaveLogic 5 Extremeが使われました。さらに、400Gおよび100Gイーサネットクライアントのエンドツーエンドのビットエラーフリートラフィックと回線側の光スペクトルヘルス分析の組み合わせをテストするためのトライアルでViavi SolutionsのONA-1000AおよびMTS-6000A、OSA-610が使用されました。
Coltは、Colt IQ ネットワークの提供開始以来、ヨーロッパ、北米とアジアで広範なカバレッジを誇る広帯域接続サービスを提供することにフォーカスしてきました。Coltは光ネットワークでいくつかのアップグレードをおこない、ホールセールカスタマー、メディア、グローバルコンテンツネットワーク(GCN)とOTT(Over the Top)カスタマーの広帯域接続の急増する需要に応えてきました。さらに、新型コロナウィルス感染拡大でクラウド利用がさらに普及し、世界的にリモートワークが急増したために、超広帯域ソリューションのニーズが加速しました。
Coltテクノロジーサービス株式会社社長兼アジア代表の星野正人は次のようにコメントしています。「今回の600G波長実験の成功は、Coltが業界でも最高帯域幅のソリューションを安定して提供する準備ができたということを示しています。Cienaと、業界の標準をさらに高めるために引き続き協業していけることを光栄に思います。超広帯域サービスの需要はこれからも増え続けることでしょう。Cienaの技術力と共に、お客様のビジネスの拡大に貢献したいと考えています。」
日本シエナコミュニケーションズ株式会社社長の高橋一泰氏は次のようにコメントしています。「今日のデジタル時代において、日本のエンドユーザーはますます高品質で革新的なデジタル体験を求めています。Cienaをご導入頂くことで、Coltは新しい要件が発生したときに即座にそれに対応し、一歩先を行く提案ができるようになります。」
Viavi Solutionsのアジア太平洋および日本の副社長ラジェッシュ・ラオ氏は次のようにコメントしています。「業界のリーダーと協力し、新しくスピードの壁を打ち破ることができたことを光栄に思います。ネットワークの成長のペースは衰えることなく続いており、わずか数年前にラボで使用されていた400Gの技術の大規模展開は、私たちのフィールド機器のサポートにより可能になりました。」
Coltは現在、400G光ソリューションのトライアル企業を受け付けており、2021年の後半よりサービスを本格的に提供開始する予定です。
Colt について
Coltは、お客様の成功を支援するために当社の企業DNAを活用し、コネクティビティの力を通して世界の仕組みを変えるために尽力しています。Colt IQ Networkは、ヨーロッパ、アジア、北米の大規模なビジネス拠点において、900以上のデータセンターと29,000を越える商用ビルを接続しています。
Coltは今日のコネクティビティニーズの変化を理解しており、顧客企業の成長をサポートするアジャイル、オンデマンド、そしてセキュアな広帯域ネットワークと音声ソリューションを提供しています。データ集約型企業を含む当社のお客様は、30ヶ国、210を超える都市に広がっています。Coltは、SDN(Software-Defined Network)とNFV(Network Functions Virtualization)分野における革新者および先駆者としての評価を受けており、株式非公開企業であるColtは業界でも財政的にもっとも健全な企業のひとつであり、お客様のニーズを常に中核に捉えています。詳細については、https://colt.net。をご覧ください