「ビル再生100の物語」電気容量プリーズ!

ビル再生100の物語 第55話

テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

古いビルにありがちな電気容量の問題

古いビルにありがちな話として、電気容量が少ないことがあります。

パソコンもなかったころの昔の基準で設計しているので、面積当たりの電気容量をあまり見込んでいないからです。

電気容量は建物を使う上で基本的な性能に関わるので、切実な問題です。

オフィスビルなどの場合、建物全体の電気容量は引込幹線の太さと引込形式でほぼ決まります。

そこそこの規模のビルだと、高圧(6600ボルトとか)で一旦建物に電気を引込み、建物内の受電設備で低圧(200ボルトとか)に変圧して使っています。

この場合は、電気容量が足りないときは変圧器を入れ替えて容量アップすれば解決します。
(改修費用はそれなりにかかりますが)

小さい建物の場合、低圧引込といって変圧せずにそのまま東京電力から電気を供給されています。(一戸建てとほぼ同じ)

この場合、建物全体で供給できる電気容量の上限(50kw)が決められていて、それ以上に容量アップさせたい時は高圧引込のための設備を新たに設置しなおさないとダメです。

費用がネックをクリアする

このための工事はとても費用がかかるので、建物再生の時によくネックになります。

こういう時には、「弾力供給」という方法が使えるとこの問題がクリアされます。

この方法、一定の条件を満たせばもうワンセット同じ容量の低圧電源を引いてくれるというものです。

要は電気容量が2倍になります。


「1階が他の階と無関係に出入りできて独立した区画になっている」などの条件を満たせばOKです。(他にもありますが、大きな要件として)

弾力供給で低圧受電容量が増えれば、高圧受電設備を新設するよりダンゼン安いです。

小規模ビルの改修の時は検討してみてください。

ただ、東京電力側の工事実施には意外に時間(2か月先とか)がかかりますのでご注意を。


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