豪ドルは終わった?!特徴とオーストラリアドル円の今後見通し。【PR】

豪ドル円が下落!今のオーストラリアドルはどんな特徴を持つ?

そもそも豪ドル円とは何?という方も少なくはないと思いますが、豪ドルとはオーストラリアドルのことで「オージー」とも呼ばれ、オーストラリア連邦が発行する通貨のことをいいます。

オーストラリアドル(豪ドル)
オーストラリアドル(豪ドル)

オセアニア通貨の代表格で1966年に豪ポンドから豪ドルに置き換えられるまで長い間、同国の貨幣は英国通貨を中心としたポンド通貨圏に属していて為替レートも基本的に英ポンドに連動していました(1967年からポンド通貨圏を離脱)。

現在、外国為替市場において豪ドルは英ポンドやNZドルと並び、先進国通貨の代表格となっています。

その為、豪ドルは資源国の通貨(オセアニア通貨)で安定しているイメージを持つ人が多いと思いますが世界情勢から影響を受けやすい特色があります。

オーストラリアは資源国
オーストラリアは資源国

その豪ドルが、2008年のリーマンショック後に50円台まで下落していて米ドル/円以上に値動きは激しく、投資対象とするには注意が必要な通貨となります。

オーストラリアは1980年~2008年の金融危機が起きるまで、5%以上の金利を28年間維持し、豪ドルは高い政策金利を設定していたことから外貨預金、FXのスワップポイント狙いの投資で強い人気を得ていました。

当時は豪ドルに投資することで多くのリターンを得られた投資家も多く、2008年の金融危機発生時も政策金利がなかなか下がらず、アメリカが金利を急激に下げたのに対し、オーストラリアの下げはゆるやかだったこともあり「豪ドルだけは大丈夫。魅力的なスワップポイントは生涯得られる。」と判断したトレーダーも多く見受けられました。

その後、オーストラリアドルの政策金利は下落を続け、現在は過去40年で最低の0.25%まで大きく下落することになりました。

かつては高金利通貨だった豪ドル
かつては高金利通貨だった豪ドル

近年の豪ドル/円相場はやや上値の重い展開となり、2019年年始に起こったフラッシュクラッシュをきっかけに豪ドル/円は一時70円手前まで下落してしまいましたが、豪ドル円は80円ちょうど付近まで値を戻したものの、米中貿易協議の進展が見られないことや中国の景気悪化が意識されると次第に下げ足を速め、一時70円を割り込む場面もありました。

両国が歩み寄りを見せたことで米中貿易協議が進展し、76円半ばまで徐々に値を戻しました。

しかし、2020年に入ると新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念されたことで下値を広げ、2009年以来の安値となる59.85円付近まで下落しましたが、各国中銀が金融緩和策を打ち出したことで過度なリスクオフに歯止めがかかる形となり、足元の豪ドル/円は74円付近まで回復してきています。

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豪ドル/円の今後の見通しは?!

豪ドル/円相場を見通す上で、大きく2つあります。

1つ目はコロナウイルス感染を巡る動向です。

ワクチン接種が各国で進んでいますが変異株の脅威もあり、経済施策が常に変化しています。

すでに主要な中央銀行はコロナウイルス感染による経済への打撃を回避すべく大規模な金融緩和を実施しており、このまま終息に向かえば実体経済の回復期待が先行しそうですが、逆に感染拡大した場合は中央銀行に残された政策手段は少ない点に警戒したいです。

2つ目は米中関係です。

「香港国家安全法案」が中国の全人代常務委員会で可決されたことで、米中関係の悪化が懸念され豪ドル円は更に上値を伸ばすとは考えにくい状況です。

オーストラリアの最大の資源輸出品である鉄鉱石の価格は、徐々に上昇してきており、石炭などの価格も安定して上昇しているのでオーストラリア経済に影響するでしょう。

国際情勢によって不安になる点が多いですが、この状況を突破することで大きなリターンを得られる可能性があるでしょう。

オーストラリアは、2000年代に入ってからアジア太平洋諸国との貿易関係を広げ、中国との結びつきがとても強くなっています。

その為、中国の景気がそのまま影響するので豪ドルの動き予想をするときは、中国の経済状況とオーストラリア国内の経済状況を見ておく必要があります。

金利の高くなった豪ドルは魅力が高く各国からお金が集まってくる可能性が大いにあり、下落している今が豪ドルの買い時と言えるかもしれません。

短期では、為替の大きな上昇は難しいかもしれませんが、中国経済が明るくなれば再び豪ドルは上昇していくと思われるので、長期的に見れば円安が進み豪ドルも上昇するという見方が強く、長期目線で投資をしていきたい方にはおすすめの通貨です。

-6/30追記-
直近ではWTOに豪が中国へ提訴するなど、経済・政治分野で両者が緊張関係に入っており豪中間の最新情報に目を光らせておきましょう。

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著者情報

著者:松沢美沙

2015年3月より「はなまるFX」のサイト立ち上げスタート。
現在は運営・管理を行っています。
その他、「ガッツリFX」や「超入門FXブログ」など他のFXサイトの監修も行っています。


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