脳卒中は待ったなし!元気なうちに情報収集『安心の脳動脈瘤治療』桜の花出版

―手術をしないカテーテル治療の最前線―

脳動脈瘤治療の全体像が分かる

脳ドックも怖くない!脳動脈瘤をカテーテルで治療できる

脳卒中発作は待ったなし、自分も家族も人生が一変してしまいます。「脳ドックの検査を受けたいが、しかし、いざ、脳動脈瘤が見つかっても、頭を開いて手術するのは怖い」 ちょっとおかしいぞという自覚症状があっても、そのまま放置している、そんな人に、画期的な新技術の朗報があります。心臓などで使われる、細い管状の器具を足などの血管から挿入して行なう「カテーテル手術」が、脳血管外科の分野でも使われるようになりました。
本書で紹介する最新ステント「フローダイバーター」は、海外での好成績を受け、2015年10月から、いよいよ国内の施設で使用が始まり、臨床データも蓄積されています。未破裂動脈瘤を開頭しないで治療することが可能になりました。

カテーテル希望なのに開頭手術を勧められた。どうしよう…

未破裂脳動脈瘤ならば、できればカテーテル手術で治療したいですよね。しかし、脳動脈瘤の形、大きさ、ある場所、または自身の既往症などにより、体に負担が少ないカテーテル手術より、開頭手術の方が今後の人生を考えて最適なケースもあるのです。開頭手術か、カテーテル治療か、卓越した技術と、豊富な経験を持つ名医しか、見極めることはできません。

開頭手術もカテーテル治療も卓越した名医にインタビュー

吉村 紳一医師  兵庫医科大学病院 脳神経外科教授

吉村 紳一医師は、岐阜大学医学部卒業後、国立循環器病センター、ハーバード大マサチューセッツ総合病院、チューリヒ大学で腕を磨き、開頭手術もこの最新カテーテル治療も両方スペシャリストです。日本でも世界でもごく限られた脳外科医であり、現状を熟知する最適な医師です。

吉村 紳一医師 兵庫医科大学病院 脳神経外科教授
1989年 岐阜大学医学部卒業
1992年 国立循環器病センター脳神経外科
1995年 岐阜大学大学院卒業
1999年 ハーバード大マサチューセッツ総合病院
2000年 チューリヒ大学脳神経外科臨床研修員
2004年 岐阜大学脳神経外科 助教授
2013年 兵庫医科大学脳神経外科 主任教授
専門分野-脳神経外科全般/脳神経外科的手術/脳血管内手術
開頭手術…脳動脈瘤クリッピング術/脳血管バイパス術他 
カテーテル治療…脳動脈瘤コイル塞栓術/頚動脈ステント留置術/最新治療フローダイバーター 他

診療室で患者さん自身が質問するように

<まえがき>より
医師が患者に長時間の大手術をして誇る時代は終わろうとしている。脳の血管や心臓に病気が見つかった場合、傷が小さく短時間で終わるカテーテルという血管内治療が現在では主流になりつつある。
例えば、脳の血管にできるこぶ、脳動脈瘤がある。最悪の場合、血管が破裂して、くも膜下出血を起こす。患者は小さな脳動脈瘤があると診断されただけでも、いつ破裂するかわからない危険の中で生活をしなければならない。その精神的な負担は本人も家族にとってもとても大きい。その対処法として医師から外科手術を薦められても、「開頭手術」と聞いただけで恐ろしくなってしまい、決断ができずに結局は放置してしまう患者が多い。
しかし、それはもう過去のことである。カテーテル治療は手術することなく、足や腕の血管から、細い管を通してくも膜下出血などを未然に防ぐものである。近年、日本でも急激に治療実績が増え、安全性が立証されて、現実的な選択肢となった。現代の医療は数年後さえも想像できないほど、凄まじいスピードで進歩している。
今回、インタビューした吉村紳一医師は、そのカテーテル治療と従来の開頭手術の両方を操る、日本ではまれなハイブリッド脳外科医だ。両方の利点・欠点を熟知する脳外科医として、この治療法の解説を訊くのに最適な医師である。
今の医療現場では、いかに患者の身体に負担をかけずに、治療を終わらせるかということがテーマとなっている。その流れがついに脳血管外科まで及んできたということである。病気になっても慌てることなく、できるだけ身体の機能を温存して、医療の進歩を待ってから治療を選択するのも一つの方法である。

最新治療「フローダイバーター」

カテーテル治療(血管内治療)で使うステント「フローダイバーター」

カテーテル治療は、どんどん進化しています。その中の一つ、フローダイバーター。ストッキングのように目の細かい新型ステント「フローダイバーター」を脳動脈瘤ができている脳血管内に置きます。以前は、ステントを置いた後、コイルを詰めるのがメインの治療法でしたが、このフローダイバーターは置くだけで治療が終了するのです。

寿命は作る時代! 健康なうちに読んでおきたい

どんな主治医を選ぶかで寿命が違ってきます。いざとなったら、じっくり本を読んでいる心の余裕があるかどうか…。健康なうちに準備しておけば、いざという時に慌てません。脳卒中は、周囲の家族の人々にも大変な苦労を伴います。高齢の家族の方がいらっしゃる方は、是非ともお勧めです。

『安心の脳動脈瘤治療 ー手術をしないカテーテル治療の最前線ー』

出版社 : 星雲社
発売日 : 2016/8/30
言語 : 日本語
新書 : 144ページ
ISBN-10 : 4434223194
ISBN-13 : 978-4434223198
寸法 : 17.2 x 10.9 x 1.1 cm

『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人厳選』

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全国の名医を紹介! 一家に一冊あると安心です

『国民のための名医ランキング 2021~2023―いざという時の頼れる医師ガイド 全国名医1045人厳選 』
発売日 : 2020/8/16
言語 : 日本語
単行本 : 589ページ
ISBN-10 : 4434275992
ISBN-13 : 978-4434275999
寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
価格 : 2,530円

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