神経変性疾患の世界市場の大部分を占めるアルツハイマー病およびパーキンソン病の治療
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社GBI Researchが発行した報告書「Neurodegenerative Diseases Market to 2018 - New product entries in both niche and broader Parkinson's disease treatment will boost market despite patent cliff (2018年までの神経変性疾患市場:ニッチおよび広範なパーキンソン病治療における新製品の登場が、パテントクリフにもかかわらず市場を後押し)」の販売を開始しました。
ハンチントン病(HS)や筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、罹患率が比較的低いことから、市場としては小規模です。神経変性疾患市場全体の大部分を占めているのが、パーキンソン病(PD)とアルツハイマー病(AD)です。予測期間内には多数の競合治療法が承認されることが予想されているため、PDの市場は2018年までには神経変性疾患市場においてさらに拡大する見込みです。
神経変性疾患の世界市場は、2012年の88億米ドルから、2018年には110億ドルと穏やかに成長すると見られ、複合年間成長率は2012~2015年に1.8%、2015~2018年は5.9%と予想されます。予測期間内には、多くの特許の有効期限が切れることから、上述の4つの疾患すべてで新しい市場参入者が見込まれています。さらに、7つの主要市場において65歳以上人口が増加することも、成長の活性要素となります。市場参入者による影響は、2015年以降に明らかになると見られます。
アルツハイマー病の治療薬であるバピヌズマブや、さらにはソラネズマブなどの、注目を浴びた治験の失敗が数多くあったにも関わらず、神経変性疾患のパイプラインは依然として強固です。神経変性疾患には678のパイプライン製品があり、その多くはアルツハイマー病やパーキンソン病の治療薬として開発されています。フェーズ1やフェーズ2には比較的様々な分子が存在しているのに対し、フェーズ3の段階には製品はほとんどありません。分子の数でいうともっとも大きな開発段階は臨床前で、この段階で特定される分子が288あり、パイプラインの42%を占めています。
市場調査レポート: 2018年までの神経変性疾患市場:ニッチおよび広範なパーキンソン病治療における新製品の登場が、パテントクリフにもかかわらず市場を後押し
Neurodegenerative Diseases Market to 2018 - New product entries in both niche and broader Parkinson's disease treatment will boost market despite patent cliff
http://www.gii.co.jp/report/gbi219212-neurodegenerative-disease-market-2017-patent.html
出版日: 2013年03月20日
発行: GBI Research
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