ジボダン社、「責任ある調達」プログラムにて 業界最高水準の目標を設定
ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ファブリツィオ・ラホ)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が、天然由来の原材料の90%を、2020年までに、「責任ある調達方針」に則った調達とする指針を発表しました。
ジボダン社は、「責任ある調達方針」の規定通りの調達、または規定に準ずるための改善計画が明確に定められた調達を、「責任ある調達方針」に則った天然由来の原材料調達と考えます。
2016年、ジボダン社は、健康と安全、環境、誠実な事業活動・社会貢献について、高い基準を設定する包括的な「責任ある調達方針」を導入しました。業界初となる本方針は、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、国際貿易センター(ITC)、持続可能な農業イニシアチブ(SAI)、ザ・フォレスト・トラスト(TFT)等のステークホルダーとの協議を経て定められました。
グローバルプロキュアメント&サステナビリティ・ヘッドのウィレム・ムツェルツは次のように述べました。
「ジボダン社は、強いビジネス倫理観を持ちながら人々や環境を大切にするサプライヤーと協働することにコミットしています。当社の『責任ある調達』プログラムは、私たちがパートナーやサプライヤーとどのように協力して貴重な天然資源を保護し、フレーバーおよびフレグランス業界におけるサプライチェーンの透明性を実現するための設計図となっています。」
「責任ある調達」プログラムは、フレーバーとフレグランスの創造のために、世界中から10,000を超える原材料を調達するジボダン社にとって重要な約束です。同社は、以下の2つの補足アプローチを採用しています。
・原材料の一次サプライヤーと緊密に協働し、監査を通じて改善必要事項を明確化する(2012年より実施)
・ブラジル、パラグアイ、グアテマラ、インドネシア、エジプト、マダガスカル、中国等の様々な国で、天然由来の原材料のサプライチェーンの全ステップを評価する(2016年より実施)
グローバルプロキュアメントエクセレンス&リスポンシブルソーシング・ヘッドのヨハネス・ロガーは次のように述べました。
「私たちは、一次サプライヤーと協力して、彼らの拠点が、SMETA(※1)やそれと同等のプロトコルに沿って着実に監査を受けるようにしています。天然由来の主要な原材料については、サプライチェーンの透明性を形成し、農場レベルまでの中間サプライヤーの情報を収集し、必要に応じて有益な改善策を実施するようさらに推し進めていきます。
また、同時に、ジボダン社は、自然と人々のためのサプライチェーンを実現するための国際NGO、ザ・フォレスト・トラスト(TFT)に加盟することを発表しました。TFTはサプライチェーンの評価と、必要に応じて、サプライチェーンパートナーと協働して全てのステークホルダーに対し価値を創造する革新的なソリューションを考案することで、ジボダン社の「責任ある調達」プログラムをサポートしています。
※1 Sedex社メンバー倫理的取引監査(SMETA)は、世界で最も広く採用されている倫理監査形態の1つです。
ジボダン社の「責任ある調達方針」についての詳細はこちら
https://www.givaudan.com/media/media-releases/2017/responsible-sourcing-targets
ジボダン社の「責任ある調達」プログラムについての詳細はこちら
https://www.givaudan.com/sustainability/sourcing/our-approach/responsible-sourcing
ジボダン社について
ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses(あなたの感性を魅了する)」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2016年の売上高は4,663百万スイスフランに上ります。ジボダン社は、スイス本社のほかに95を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で10,000名を超えています。ジボダン社の詳細は、 https://jp.givaudan.com/ をご覧ください。