米国の整形外科用四肢治療器具市場、堅調な成長で競争拡大の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、Millennium Research Groupが発行した報告書「US Markets for Orthopedic Extremity Devices 2013 (米国の整形外科用四肢デバイス市場)」の販売を開始しました。
Millennium Research Group(MRG)によると、整形外科用四肢治療器具の市場は、2021年まで全分野において競争と、合併・買収活動の拡大が見込まれています。
四肢治療器具市場は、この分野から利益を得ようと考える企業が増えるため、競争が激しくなると見られます。大関節の整形外科用治療器具市場の最近の飽和状態から考えると、四肢市場は新しい成長分野として魅力を持っています。結果として、多くのメーカーが医師のトレーニングや、自社製品や整形外科治療手順全体に対する外科医からの関心を高めるためのマーケティングに投資しています。実際、Wright Medical Technologyでは最近、四肢治療器具に集中するため、停滞していた大関節再建インプラント事業を、中国のメーカー、MicroPort Medicalに売却しました。
MRGのシニアアナリスト、Mashkur Reza氏は、「多くの主要プレーヤーが複数の分野にわたって競合し、収益レベルを維持しながら価格を下げるという顧客の需要に沿う製品を提供しています。しかし、多くの施設では、未使用の四肢治療器具が大量に残されており、結果として企業は施設と密に連携をとり、施設が求めるニーズを理解して、顧客に応じた購入合意を設計するという機会が生まれています」と語ります。
合併・買収活動は今後もこの分野の際立った特徴になると考えられます。大手企業は小規模企業の買収を通じて、抱き合わせ製品の販売がしやすくなり、一方で、小規模企業が開発した製品はニッチ市場のニーズに応じており、大企業の製品ポートフォリオを満たす、魅力的な手段を提供しています。Wright Medical Technologyが2012年11月にBioMimetic Therapeuticsを買収したような例は、好調に成長する骨片代替品市場への潜在的な参入をもたらしました。また、CONMEDのMusculoskeletal Transplant Foundationとの戦略的提携も、様々な軟組織片製品を世界中に販売する手段をなりました。
市場調査レポート: 米国の整形外科用四肢デバイス市場
US Markets for Orthopedic Extremity Devices 2013
http://www.gii.co.jp/report/mrg244584-us-markets-orthopedic-extremity-devices-2012.html
出版日: 2013年06月01日
発行: Millennium Research Group
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