~生活情報誌『オレンジページ』読者が選んだ~ 暮らしのヒット商品ランキング2017発表!
料理、インテリア、健康など、日々の生活に役立つ刊行物を数多く出版している株式会社オレンジページ(東京都港区)は、読者の確かな目で選ばれた2017年の注目アイテムランキングを発表しました。今年で6回目となる年末恒例の人気企画のダイジェスト版を、12月16日(土)発売の『オレンジページ1/2号』からお届けします。
まずは2017年のトレンドをおさらい。読者が気になったもの・ジャンルはこれ!
今年は「よりヘルシーに!」というニーズをとらえ、〈食〉から健康にアプローチするものが目立ちました。また、パッケージデザインなどビジュアル面の進化も話題になりました。
「乳酸菌入り食品」ますます拡大中
「インスタ映え」は人気商品への新基準
「ご当地限定」はまだまだアツい!
女子ゴコロをくすぐる腸活がブームに(食物繊維が多い雑穀の商品に注目集まる)
「高級炊飯器」の進化が止まらない(加熱方法や内がまの材質をさらに極める)
「パクチー」を使った商品は拡大の一途!(スナックから調味料まで幅広く)
「大人の敏感肌」商品がますます充実!(一時の流行ではなくロングセラーに)
~ピックアップして詳しく解説~
「乳酸菌入り食品」ますます拡大中
乳酸菌入り食品は、従来ヨーグルトなどの発酵食品が主流でしたが、乾燥した粉末タイプの乳酸菌が登場。また、生きた乳酸菌を食品に加える技術も開発され、常温保存が可能に。菓子やパン、パスタなど、さまざまな食品が発売されるようになりました。
商品例:乳酸菌入り食品:ヤマザキ ふんわり食パン。健康力をサポートすると話題の「シールド乳酸菌(R)」を1 袋あたり100 億個配合。パンのみみとは思えないほどの柔らかさとしっとりした食感にファンが増加。
■「インスタ映え」は人気商品への新基準
爆発的な人気となった写真共有アプリ、インスタグラム。今やスタイリッシュな写真をアップすることが生活の一部ともいえそうです。それにともない、ロゴやパッケージデザインがおしゃれなものが続々登場、「インスタ映え」するとSNSに投稿する人が急増しました。
商品例:キリンビバレッジ 生姜とハーブのぬくもり麦茶 moogy。「洋服を選ぶときのようなワクワク感を」という思いから生まれたデザインは全部で16 種類。プチギフトにする人も多いそう。
「ご当地限定」はまだまだアツい!
数年前から続く、ご当地食品ブーム。今年は、全47 都道府県の味に細分化されたものも出てきて、家にいながらにして日本各地の味を楽しめるワクワク感と、懐かしのふるさとの味を探す楽しさで、さらに人気に火がついています。
商品例:カルビー ポテトチップス 47都道府県の味。神奈川県はシューマイ味、鹿児島県は豚骨みそ煮味、滋賀県は鮒ずし味(!)etc. 全部食べてみたい気持ちと郷土愛が激しく揺さぶられます。
さらに、部門1位に輝いた商品から、ピックアップしてご紹介! お菓子部門:明治 明治ザ・チョコレート(306票)。パッケージの美しさとフレーバー展開で魅了。
調味料部門:創味食品 創味シャンタン粉末タイプ(372票)。発売8カ月で700 万袋を突破!
冷凍食品部門:味の素冷凍食品 ザ★シュウマイ(230票)。肉汁が広がるおいしさに絶賛の声が。
暮らしのヒット商品ランキング2017を振り返って
『オレンジページ』編集長:鈴木善行
今年で6回目を迎えた年末恒例企画。2017年を振り返ると、食ジャンルにおいては今年も「健康」ブームが続きました。とくに、乳酸菌など「菌」の生成・加工技術の進化によりチョコレートなど意外な食品にまで添加され、手軽においしく「腸活」ができると話題に。また、同様に外せないキーワードは「時短」。家電や生活用品ではとりわけ、忙しい毎日の家事を少し楽にしてくれる商品に人気が集まりました。
●「暮らしのヒット商品ランキング」審査方法
2016年9月~2017年に新発売、もしくはリニューアル販売した284の注目商品を編集部がピックアップ。そのなかから「注目したもの」「実際に購入したもの」「使ってみてよかったもの」にコミュニティサイト「オレンジページサロンWEB」会員926人が投票。投票数の多い順にランキングしました。
(加工食品部門/冷凍食品部門/調味料部門/お菓子部門/飲料部門/お酒部門/生活用品部門/家電部門/美容部門)
「暮らしのヒット商品ランキング2017」掲載号:『オレンジページ1/2号』
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、2017年6月17日で、創刊32周年を迎えた生活情報誌。30代~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇る。発行部数=325,758(2016印刷証明書付発行部数)。