ビデオアクセス市場でストリーミングとサブスクリプションサービスへの転換
株式会社グローバルインフォメーションは、パークス・アソシエイツが発行した報告書「Online Video & Internet TV Services: Global Outlook (世界のオンラインビデオ&インターネットTVサービス市場の展望)」の販売を開始しました。
当報告書は、より多くの消費者が有料のストリーミングとサブスクリプションモデルを通してテレビ番組と映画を観る傾向が高くなっている事を示してします。
当調査では、米国におけるオンラインビデオ加入者が、6ヶ月の期間中ビデオサブスクリプションに平均で50ドル近くを費やしたことを報告しています。ア・ラ・カルトのビデオへの典型的な出費はこの半分以下でした。2009年から2010年にかけて購入された映画やテレビ番組のダウンロード数は56%減となり、映画レンタルのダウンロードも70%下落しました。
西欧の主要国においてはブロードバンド世帯に接続された電子機器は米国に匹敵する程の浸透率を誇っています。フランス、イタリア、スペインにおけるブロードバンドの世帯のうち13%がアクティブなスマートテレビを所有しています。この比率は米国では14%となっています。ドイツにおけるデバイスの普及率は極めて低いものの、オンラインビデオの月間視聴者数と、1ユーザーあたりのビデオ閲覧回数の月間平均が世界最大です。
「メーカーやコンテンツプロバイダにとって、風向きは徐々に変わりつつあります。動画コンテンツにオンラインアクセスしている世帯が拡大しています。」とパークス・アソシエイツの最高経営責任者(CEO)である、トリシア・パーク氏は述べます。「動画へのアクセス方法としては、スマートテレビや接続機器のホストがありますが、その中には急速な成長軌道に乗っている物も含まれています。これらの新たな動きは、今日よく知られているテレビの収益モデルの可能性に波紋を投げかけています。参入企業すべてが、その収益に携わりたいと考えていますが、時間とともに現在の位置を失う企業も出てきます。」
サブスクリプション・ビデオ・モデルのパイオニアであるネットフリックスは2011年半ばまでで約2500万人の加入者を獲得しましたが、最近の料金値上げを行いました。ネットフリックスによるストリーミングやDVD-バイメールといったサービス料金の値上げは不評を呼んでおり、競合他社に付け入る隙を与えています。他のサービスプロバイダーはネットフリックスに不満を持つ加入者に対して価格や幅の広い新タイトルで
世界のオンラインビデオ&インターネットTVサービス市場の展望
Online Video & Internet TV Services: Global Outlook
http://www.gii.co.jp/report/park144620-online-video-internet-tv-services-global-outlook.html
出版日 2011年09月
発行: パークス・アソシエイツ
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