日本オラクル、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」を発表

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は本日、ネットワーク・トラフィックの監視・防御と監査データの解析を通じてオラクルおよびオラクル以外のデータベースを効率的に保護する業界で唯一の製品*、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の提供開始を発表しました。

*オラクル調べ

新製品の「Oracle Audit Vault and Database Firewall」は、定評のある「Oracle Audit Vault」と「Oracle Database Firewall」のコア機能を統合したものです。保護の対象をオラクルと他社製品のデータベース以外にも広げ、オペレーティング・システム、ディレクトリ、その他のシステム(カスタム・ソース)の監査もサポートします。

「Oracle Audit Vault and Database Firewall」は、ソフトウェア・アプライアンスベースの新しいプラットフォームで提供されるため、企業全体への迅速な配備が可能となり、運用を簡略化します。

「Oracle Audit Vault and Database Firewall」は、きわめて重要な、発見的および予防的な制御を行います。これにより、ほぼすべてのデータ漏えいとサイバー攻撃の原因となっている、データベースへの正当な権限を有したアクセスの濫用を防止します。

「Oracle Audit Vault and Database Firewall」は、オラクルの包括的なデータベース・セキュリティ・ソリューション・ポートフォリオに含まれ、「Oracle Advanced Security」および「Oracle Database Vault」の機能を補完します。

オラクルのデータベース・セキュリティ・ソリューションは、最も包括的で高度なセキュリティ機能を提供し、企業全体のビジネス情報の安全を維持するためのコストと複雑さを軽減します。

・保護対象の拡張と効果的な監査
「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の主な機能は次の通りです。
 - データベース・アクティビティの監視とファイアウォール:認定されたバージョンのMicrosoft SQL Server、SAP Sybase、IBM DB2、MySQLなど、オラクルおよび他社製品データベースのあらゆるSQLトラフィックの監視。百万単位数のSQLステートメントを「クラスタ」単位によってその数を削減し、SQL文法へのユニークなアプローチによる比類ない精度と拡張性を実現。SQLインジェクション攻撃などの許可されないデータベース・アクティビティをより効率的に検出するためのホワイトリスト、ブラックリスト、例外リストを簡単に作成することが可能。

 -­ エンタープライズ監査の拡張:オラクルおよび他社製品データベースのネイティブ監査およびイベント・ログの収集、集約、管理機能。Microsoft Windows、Microsoft Active Directory、「Oracle Solaris」およびOracle Automatic Storage Management Cluster File System、さらにはXMLベースおよびテーブルベースの監査ソース(XMLベースの監査収集プラグインを使用)の監査、およびイベント・ログの収集、集約に対応した追加サポートを提供。

 - レポート機能とアラート機能の集約:事前に定義されたポリシーに基づく、リアルタイム解析の対象となるすべての監査およびイベント・ログの一元集約リポジトリ。ストアド・プロシージャの実行、繰り返しSQL、操作アクティビティに対するきわめて高い可視性。コンプライアンス要件に合わせて利用できる数十種類の組み込みレポート。マルチイベント・アラートやアラートしきい値などの強力なアラート機能の提供。

オラクルのデータベース・セキュリティ製品開発担当バイスプレジデントであるヴィピン・サマー(Vipin Samar)は「『Oracle Audit Vault and Database Firewall』は、既存の2つの製品を単に統合したものではありません。この製品は、対象範囲をデータベース以外にも広げた統合型の監視および監査プラットフォームを提供します。今後は、セキュリティとコンプライアンスのいずれかを選択する必要はなくなり、その両方をより簡単かつ低コストに実現できます」と述べています。

SquareTwo FinancialのITセキュリティおよびコンプライアンス担当マネジャーであるジョントーマス・ガイエット(John-Thomas Gaietto)氏は「オラクル・データベースとSQL Serverデータベースを保護し、自社環境の機密データを守るために、現在は『Oracle Database Firewall』を利用しています。オラクルが2つの製品の機能を統合したという、ビジネスの遂行に必要なセキュリティ・インテリジェンス・プラットフォームを実現する統合型の新製品を楽しみにしています」と述べています。

Kuppinger-Coleの設立者兼主席アナリストであるマーチン・クッピンガー(Martin Kuppinger)氏は「『Oracle Audit Vault』と『Oracle Database Firewall』の統合は論理的なステップです。データベース・アクティビティのリアルタイム解析と、事後および法的解析の機能を組み合わせることができます。異種データベース環境の広範なサポートという面でも、オラクルは基準を引き上げました。データベース・セキュリティの基本的ソリューションとして、この新製品を検討されることをお勧めします」と述べています。

参考資料
・「Oracle Audit Vault and Database Firewall」を紹介するWebキャスト*
https://event.on24.com/eventRegistration/EventLobbyServlet?target=registration.jsp&eventid=541890&sessionid=1&key=E38B905176AAA94A27C94F87B829007A&sourcepage=register

・「Oracle Audit Vault and Database Firewall」について*
http://www.oracle.com/us/products/database/security/audit-vault-database-firewall/overview/index.html

・オラクルのデータベース・セキュリティ・ソリューションについて
http://www.oracle.com/jp/products/database/security/overview/index.html

・「Oracle Database 11g」について
http://www.oracle.com/jp/products/database/overview/index.html

・ブログ*、Facebook*、Twitter*でオラクル・データベースをフォロー
https://blogs.oracle.com/securityinsideout/
https://www.facebook.com/OracleDatabase
https://twitter.com/OracleDatabase

*英語のみ

「Oracle Audit Vault and Database Firewall」
価格:管理対象となるサーバーの1プロセッサあたり65万2200円
対応プラットフォーム:Oracle Linux 5 (ソフトウェア・アプライアンス)

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL TSE:4716)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/jp をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 玉川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

・パートナー各社による「Oracle Audit Vault and Database Firewall」への取り組み(五十音順)

◇株式会社アシスト
弊社は、日本オラクル株式会社の日本国内における「Oracle Audit Vault and Database Firewall」提供開始の発表を心より歓迎いたします。弊社では、企業ビジネスの中核となるデータベースのセキュリティを強化するために、「Oracle Database Firewall」をはじめとする製品群をお客様へ積極的にご提案して参りました。今回、不正アクセスの検知やブロック、ログ情報の記録だけでなく、監査/イベント・ログ情報の統合、活用に至るまでの機能がすべて網羅された本製品の提供が可能になることで、企業に深刻な影響を及ぼす情報漏洩への対策等、お客様企業のリスク・マネジメントを強力に後押しできるものと確信しております。弊社は、日本オラクル株式会社との強力なパートナーシップのもと、本製品をはじめ「Oracle Database」製品の安全な活用を強力に推進するツール群の提供と関連サービスを通じ、お客様企業をご支援して参ります。

株式会社アシスト
取締役兼常務執行役員 データベース技術本部長
小林 太一

◇伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ(略称:CTC)は、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」のリリースを歓迎します。
「Oracle Audit Vault」と「Oracle Database Firewall」が融合する事で、高度なログ保全機能、豊富なレポート機能、正確な検知機能とが一つの製品で提供される事となり、より一層データベースのセキュリティが強化されるものと期待しています。
CTCではお客様のIT環境を安全、安心なものにすべく様々な分野におけるセキュリティの強化に取り組んでおります。
今後は、これまでの「Oracle Audit Vault」と「Oracle Database Firewall」の導入ノウハウを活かしつつ、新たなソリューションの開発にも注力していきます。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
クロスファンクショングループ
執行役員 ITエンジニアリング室長
粟井 利行

◇NTTデータ先端技術株式会社
NTTデータ先端技術は「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の国内提供開始を歓迎いたします。
私たちはOracle Platinumパートナーであると同時に、NTTデータグループのセキュリティ専門組織として、コンサルティングや監査、診断、監視など、理想的なセキュア・システムを構築・運用するために必要なセキュリティ・サービスも提供しております。そのため、以前から「Oracle Advanced Security」や「Oracle Database Vault」などのオラクル・セキュリティ・ソリューションに注力し、多くのお客様に安全なオラクル・データベース環境を提供して参りました。
この度の「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の提供開始により、完全なアクティビティ監査とアクセス制御を備えた、高度にセキュアなデータベース環境の実現が可能になると確信しております。
今後もオラクルの包括的で高度なセキュリティ・ソリューションを活用し、お客様にとって満足度の高いオラクル・データベース環境を提供して参ります。

NTTデータ先端技術株式会社
執行役員 オラクル事業部長
奥山 昌幸

◇新日鉄住金ソリューションズ株式会社
新日鉄住金ソリューションズは「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の出荷発表を歓迎いたします。機密データへの不正アクセス対策に注目が集まる中、データベース自体を総合的に保護する本製品を活用することにより、包括的なセキュリティ対策が実現できることを期待しています。弊社は既に本製品の検証に取り組み、利用ノウハウ蓄積に努めております。今後、本製品に関わるコンサルティングから製品導入・保守・運用まで一貫したサービスをご提供し、お客様の情報資産保護をご支援してまいります。

新日鉄住金ソリューションズ株式会社
業務役員 ITインフラソリューション事業本部営業本部長
大坪 武憲

◇TIS株式会社
TISは、このたびの日本オラクル株式会社による「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の日本提供開始を歓迎いたします。
本製品により、不正アクセス防止に加え、データベースのアクセス監査ログの収集・分析を包括的に行えることにより企業の情報漏洩リスクを軽減できることを期待しております。今後、TISでは金融業界を中心に当社のセキュリティ強化ソリューションと組み合わせ、要件定義から製品導入・保守・運用までワンストップでサービスをご提供し、お客様の情報資産保護の強化をご支援してまいります。

TIS株式会社
執行役員
岡本 安史

◇デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
サイバー攻撃による機密情報の搾取やシステム停止等の被害が数多く報道されていますが、気づいていないものも含めると実際の被害は何倍にも及んでいるものと思われます。
このようなサイバー攻撃への防御のポイントのうち重要なことは、クレジットカード情報などの重要な情報が格納されているデータベースの防御を適切に行うこと、マルチベンダー環境の中でも不正なアクセス等をできるかぎり確実に防御できるようにすること、事前に完全に防御することは不可能なので危険なアクセスをできる限り正確に発見し、適時に知らせること等があります。サイバー攻撃を仕掛ける者は最新のテクノロジーを駆使してくるでしょう。防御する側も、同様に最新のテクノロジーを駆使してサイバー攻撃からシステムを守る必要があるでしょう。

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
パートナー
公認会計士
公認情報システム監査人(CISA)
丸山 満彦

◇NEC
NECは、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の国内出荷開始を歓迎いたします。
当社では、オラクル社との協業のもと、お客様にミッション・クリティカルなシステムをご提供してまいりました。また、「Oracle Database Firewall」をお客様に国内で初めて導入した実績を持ち、お客様の情報資産を保護するソリューションを強力に推進してまいりました。
このたびの統合ソリューションにより、さらなる高度なセキュリティ基盤をご提供していけると期待しています。
今後も、長年のオラクル実績に基づく、当社の高いオラクル技術力、SI力を、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」を含む、オラクル社のデータベース・セキュリティ・ソリューションと組み合わせ、お客様に安全かつ信頼性の高いシステムをご提供してまいります。

NEC
第三ITソフトウェア事業部 事業部長
伊藤 晃徳

◇株式会社日立製作所
株式会社日立製作所は、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の発表を歓迎します。
日立は、お客様のミッション・クリティカル・システムにおいて、災害対策やデータ暗号化など、オラクル・データベースを停止要因から保護するソリューションを強力に推進してきました。今回、従来の不正アクセス対策に加え、監査ログ保全、分析レポートなど追加されたことにより、オラクル・データベースのセキュリティがより強化されると考えています。日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、日立オープンミドルウェア、日立ストレージソリューションとともに、付加価値の高いお客様システムの構築にご活用いただけると期待しています。

株式会社日立製作所
ITプラットフォーム事業本部 開発統括本部 ソフトウェア本部
担当本部長
奥原 進

◇株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズは、この度の「Oracle Audit Vault and Database Firewall」
の提供開始を歓迎します。
「Oracle Audit Vault and Database Firewall」では、従来の「Oracle Database Firewall」の機能に「Oracle Audit Vault」のコア機能が統合されたことで、ローカルアクセスも含めて漏れなくログを取得することができるようになり、お客様のデータベース・システムにより強固なセキュリティ環境を提供することができると確信しています。
日立ソリューションズは、日本国内でいち早く「Oracle Database Firewall」導入サービスの提供を開始し、導入実績を積み重ねてきました。
「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の提供においても、この経験とノウハウを活かし、お客様に最適なデータベース・セキュリティ・ソリューションを提供してまいります。

株式会社日立ソリューションズ
常務執行役員
秋山 恵穂

◇株式会社富士通北陸システムズ
株式会社富士通北陸システムズは、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」の提供開始を歓迎いたします。
本製品により、重要データを格納するデータベースの堅牢性確保に加えて、OSをはじめとする各種監査ログの管理も統合することができ、これまで以上にお客様システムの全般的なセキュリティ強化が可能になると確信しています。
弊社では、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」を活用して、従来から提供しているセキュアなデータベース・システムを提供するDBセキュリティ・ソリューションをさらに強化し、お客様の課題解決に貢献して参ります。

株式会社富士通北陸システムズ
執行役員
データベースソリューション事業本部 本部長
中田 浩

◇株式会社ラック
内部ネットワークへの侵入を完全に防止することが困難な今、侵入者の行動を検出し抑制、さらに追跡のためのログの取得・保全などを、要のデータベースを含め総合的に実施する必要があります。ところが、私たちが目の当たりにしたサイバー事故では要のデータベースが被害対象になっているかの確認さえ取れないことが多いのです。これらの対策を効率良く、かつ安価に提供する新製品のリリースを歓迎致します。

株式会社ラック
セキュリティ技術統括 専務理事
西本 逸郎

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