3年目となる『八戸ワイン』が2019年11月29日に発売!
青森県八戸市では、地域農業の活性化に資するため、2014年から八戸ワイン産業創出プロジェクトを推進しています。このたび、はちのへワイナリーから、八戸産マスカットベーリーAを使用した八戸ワイン「マスカットベーリーA2018 樽熟成」が2019年11月29日に発売されます。
青森県八戸市の南部に位置する南郷地区では、葉たばこの生産が盛んでした。しかし、国内需要が減少し地域経済に影響を与えていることから、産業として裾野の広いワイン産業の創出により、農業の付加価値の向上及び地域経済の活性化を目的とする「八戸ワイン産業創出プロジェクト」の取り組みを、2014年から開始しました。
現在、八戸市のワイン用ぶどう作付面積は12.5haあり、27品種を栽培しています。
澤内醸造に続き、今年6月、はちのへワイナリーが八戸市南郷地区に新たなワイナリーをオープンしました。同ワイナリーでは年間約4万~5万本(750ml換算)を製造できる設備を備えています。
はちのへワイナリーから発売される八戸ワイン 概要
○マスカットベーリーA2018 樽熟成
・種類 :スティルワイン 赤
・内容量 :750ml
・予定小売価格:1,800円(税別)
・製造本数 :660本
・販売店 :はちのへワイナリー直営ヴァンタス、三春屋 ほか
・使用ぶどう :八戸産マスカットベーリーA100%
・特徴 :
辛口の味わいでミディアムボディ、アルコール度数は9.5%です。2018年に収穫されたぶどうを一度凍結保存し、その後解凍して醸造したワインです。アルファ酵母という、一般的には前発酵酵母として使われる酵母を使用しています。18日間かけてゆっくりと発酵し、その後MLF(マロラクティック発酵)を経て、フレンチオークの新樽で3週間熟成。最低限のろ過のみを行い、瓶詰めされ、酸化防止剤を極少量しか使用していません。
チョコレートクリームのような風味のアタックののち、腐葉土っぽいニュアンスで、アフターには、はっきりとした酸が感じられる、ヴァンナチュール系の味わいです。牛肉の煮込みとのペアリングがおすすめです。
同日、はちのへワイナリーから、八戸ワインの他にシードル等も発売されます。
○なんぶシードル
「なんぶシードル」は、青森県産(八戸市南郷・南部町)ふじ、王林、ジョナゴールド、紅玉、むつの5種類のりんごを混醸したシードルです。デゴルジュマン(澱抜き)時に、濃縮果汁をプラスすることで、りんごの甘味と香りを残すようにしており、口当たりの柔らかい微発泡で、コンポートや煮りんごのニュアンスに、りんご蜜のような味わいです。食前酒として楽しむほか、軽いオードブルとのペアリングがおすすめです。
○ロゼペティアン2018
「ロゼペティアン2018」は八戸産キャンベルアーリー主体で、山梨県産甲州、南部町産ナイアガラ、八戸産マスカットベーリーを混醸したワインです。ペティアンと言う名の通り、優しい口当たりの泡に、いちごキャンディのようなチャーミングなアタックで、甲州の皮の渋みが後味を引き締めます。焼鳥(たれ)や鶏の唐揚げとのペアリングがおすすめです。
はちのへワイナリーでは、ワインを製造する上で、過剰な処理は行わず、ナチュラルに仕上がるよう心がけております。地元の方々の関心が高い八戸ワイン。今年も八戸ワインをお楽しみください。
また、澤内醸造は2020年1月に、八戸市南郷産のブドウを使った八戸ワインをリリースする予定となっております。
お問い合わせ
八戸市 農林水産部 農業経営振興センター
電話 : 0178-27-9163
Eメール: nokei@city.hachinohe.aomori.jp