信州長野小諸城址「懐古園紅葉(もみじ)まつり」が10/21から開催　日本唯一！？“甲冑武者”がお茶を振る舞う「甲冑野点」も実施

～菊花展、無料ガイドツアー、フリーマーケットなど盛りだくさん～

2017-10-18 14:45

長野県の小諸城址懐古園(小諸市丁311)では、2017年10月21日(土)～11月19日(日)にかけて「懐古園紅葉(もみじ)まつり」を開催します。園内では、日本で唯一(※一般社団法人　こもろ観光局調べ)とされる甲冑に身を包んだ武士たちによってお茶やお菓子が振る舞われる「甲冑野点(のだて)」も期間中の11月4日(土)・11日(土)に開催されます。

詳細URL： http://www.city.komoro.lg.jp/news-institution/2017082100045/

「懐古園紅葉(もみじ)まつり」について

小諸観光の中心となっている「懐古園」は、城が城下町より低い位置に配された日本で唯一の「穴城」。秋には、モミジ、イチョウ、ケヤキなどの木々が、例年10月下旬～11月下旬にかけて色づく紅葉の名所でもあります。苔むした石垣と鮮やかな紅葉のコントラストを楽しむことができる園内には、例年市民だけでなく、県外からも多数の観光客が訪れます。

この季節に合わせて、同園では様々なイベントを企画し来園者をお出迎え。県内各地から約700点の菊や菊人形などが出展される「東信菊花展」をはじめ、400年の歴史を持つ小諸城の無料ガイドツアー、弓道場「懐古射院」の一般公開、仮装した店主によるフリーマーケット「魔女の市場」、小諸の食に舌鼓を打ちながら上田城まで13kmを歩く「センゴク合戦ご当地グルメウォーキング」などのイベントで、紅葉に合わせて足を運ぶ方々に、小諸の魅力を堪能していただきます。

小諸ならではの本格「甲冑野点」で戦国時代気分を味わう

11月4日(土)、11日(土)に懐古園内東屋にて行われる「甲冑野点」では、甲冑に身を包んだ武士たちによって、お茶やお菓子が振る舞われます(一服500円)。
徳川秀忠や仙石秀久など小諸ゆかりの武士たちに扮するのは、市観光協会や市民の有志でつくる「小諸センゴク甲冑隊」の隊員たち。甲冑武者による野点の振る舞いは、他にはない小諸ならではの取り組みであり、例年行列ができるほどの大人気イベントとなっています。

紅葉を背景に懐古園内でのコスプレもOK

アニメ『あの夏で待ってる』『ろんぐらいだぁす！』などの舞台として描かれ、ポップカルチャーを積極的に支援している小諸市。
「紅葉まつり」では、アニメやゲームキャラクターのコスプレでの参加も可能となっており、近年、多数のコスプレイヤーの方々が来園し、撮影した写真がSNSなどで公開されています。また、コスプレイヤーの利便性をはかるため、更衣スペースも事前連絡のうえ提供しています(要電話確認、小諸市懐古園事務所まで)。
400年前の苔むした石垣や、赤や黄色に色づく紅葉など、日本的な情緒が漂う秋の小諸で、ぜひコスプレをお楽しみください。

コスプレに関するお問い合わせ

小諸市懐古園事務所
TEL: 0267-22-0296
http://www.city.komoro.lg.jp/category/institution/kouen/kaikoen/

400年の歴史を誇る「小諸城址・懐古園」は、全国で唯一の「穴城」

小諸城の起源は、「源平盛衰記」や「平家物語」に登場する小室太郎光兼(木曽義仲の武将)が、現城址の東側に築いた館「宇当坂城」に遡ります。その後、大井氏、武田氏などが支配し、天正18年(1590年)、豊臣秀吉が天下統一を果たすと、小田原攻めの軍功により仙石秀久が5万石で小諸に封ぜられました。秀久は城の大改修と城下町の整備に取り掛かり、今日遺構の残る堅固な城へと改修しました。
城の形態は、町の最も低い位置に築かれた全国でも類をみない「穴城」。千曲川で削られた天然の城壁を巧みに利用し、難攻不落の城と言われてきました。日本100名城のひとつでもあります。
江戸時代には徳川譜代などが配されましたが、明治4年(1872年)の廃藩置県で小諸城は役割を終え、明治13年(1880年)に城郭は小諸藩旧士族へ払い下げられます。その後、大正15年(1926年)に、造園の権威である本多静六の設計により「懐古園」として近代的な公園に生まれ変わりました。
園内には、「藤村記念館」「懐古神社」「小諸義塾記念館」「小山敬三美術館」「小諸市動物園」などが設置され、小諸を代表する観光名所として親しまれています。