「やりたいこと」を未来社会の価値に位置づける新サービス登場  企業ブランド力を強化する『SONOSAKI PLANNING(TM) 3.0』

 企業経営コンサルティング業務を包括的にサポートするサステナブル・イノベーションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池邊 純一、以下 当社)は、“「本当にやりたいこと」を「未来社会の価値創造」に結実させる”というコンセプトのもと、『社会的価値創造の競争時代に企業ブランド力を強化する新サービス』(以下 本サービス)としてSONOSAKI PLANNING(TM) 3.0(*1)をリリースしました。
(*1) 今の事業からサステナブル社会の未来像を描いて経営革新計画を策定するプランニングサービス

Fig.1 基本コンセプトを実現するツール(新サービスの流れ)

コーポレートサイトURL: http://www.clem.co.jp/

時代背景

 今、多くの企業はビジネスの視点から社会的課題を解決しようと取り組んでいます。ベンチャー企業も新しい技術で未来を切り開こうとしています。まさに、世の中は社会的価値創造の競争の時代に入ってきています。
 これまでは、顧客はどんな商品を求めているか、どうしたら売れるかをマーケティングの手法を用いて分析し、市場における競争戦略を考えればよかった時代でした。しかし、これからの社会的価値創造の競争の時代においては、顧客はどのような社会的課題の解決方法に関心があり、どんな未来社会を夢見ているかについても考えなければなりません。

社会的価値創造の競争時代の方向性

 多くの企業は社会に対する思いをビジョンとして掲げていますが、現実のビジネスにおいては市場性や収益性を配慮して、目の前の業務に対応することばかりに思考が集中してしまいます。しかし、社会的価値創造の競争の時代には、市場性や収益性の前提として社会性にも配慮し、競合他社よりも知恵を凝らした取り組みが必要になります。
 また、企業が手掛けている事業分野によっては創造しうる社会的価値にも制約が生じてしまいます。しかし、多様化する社会にあって創造すべき社会的価値の領域は業界の領域を越えた発想への転換も必要になります。
 社会的価値創造の競争に勝ち残る企業には社会の関心が集まり、企業のブランド価値も高まります。高いブランド価値を構築している企業には市場性と収益性が期待されるようになります。
 しかし、どんな成功モデルも永久の成功を約束するものではありません。社会的価値を創造する企業は、常に、未来社会に向けた社会的価値の創造を目指していかなければなりません。

社会的価値創造の競争の時代に向けて乗り越えるべき2つの課題

 社会的価値創造の競争に勝ち残っていくためには、2つの課題を乗り越えなければなりません。

  1. 企業の社会に対する思いの社会的価値を明確にすること
     これまでのマーケティングの考え方では、市場を細分化し標的市場を決めて商品をポジショニングしてきましたが、同様に「社会に対する思い」の中に「社会的価値」を見出していくためには、「社会に対する思い」を深掘りして明確なものとして描き出さなければなりません。
  1. 未来社会に向けた価値創造を構想すること
     マーケットインの発想は顧客の視点で考えることから始まります。未来社会に向けた社会的価値の創造を目指していくためには、実現されていく「未来社会」に視座した「多様化する社会にあって創造すべき社会的価値」の視点からものごとを考えなければなりません。

本サービスの基本コンセプト

 本サービスでは、上記の2つの課題を解決するために2つのサービスを提供致します。

  1. 「本当にやりたいこと」の社会的価値を明確にする
     現実のビジネス(Real world)と思い(world of Mind)を様々な視点(View)から分析します。今のビジネスだけでなく、自分自身の生き方、社会のあり様へと視野を広げて深掘りしていきます。これは、これまでのマーケティングの考え方における細分化と標的市場の選択に相当します。
  1. 「未来社会の価値創造」を構想する
     「本当にやりたいこと」の社会的価値を「未来社会の価値創造」として、社会の趨勢や技術革新の動向の中に位置づけていきます。これは、これまでのマーケティングの考え方におけるポジショニングに相当します。

基本コンセプトを実現するツール

 上記コンセプトに基づいて「本当にやりたいこと」を「未来社会の価値創造」に結実させていく思考過程を以下のツールによって実現していきます。

  1. Real-View-Mind Analysis「本当にやりたいこと」の分析
     自分の「本当にやりたいこと」が現実の仕事になっているのかギャップ分析を行います。もし、そこにギャップがあれば、問題として認識され解決すべき課題が見えてきます。また、未来社会に視座した価値創造の視点から思考することで、目的思考で課題を捉えることができるようになります。
  1. Innovation Transforming (1) イノベーションの観点マップ
     未来社会に向けて価値を創造していくためのイノベーションの過程と道筋を描いたマップです。このマップには108個の観点が示されています。(*2)(*3)
  1. Innovation Transforming (2) Business Knowledge Network(知識ベース)
     本知識ベースには、イノベーションの108個の観点について、社会の趨勢や技術革新の動向に基づいて、下記内容が示されています。

・論点
・認識すべき課題(時代背景、社会問題と背景要因)
・未来社会における社会的価値の創造

 この知識ベースを参照することにより、未来社会の価値を創造していく上で考えなければならないことのヒントを得ることができます。

  1. Innovation Transforming (3) 思いから創造する未来社会の価値への変換
     「本当にやりたいこと」に込められた思いを「創造すべき未来社会の価値」に変換していくツールです。Business Knowledge Network(知識ベース)を参考にしながらReal-View-Mind Analysisで導き出した「本当にやりたいこと」の社会的価値を深掘りしながらイノベーションの108個の観点に位置づけていきます。
  1. Innovation Transforming (4) 未来社会の価値創造プロセスのデザイン
     イノベーションの108個の観点は相互に因果関係性とその影響の強さの度合いによって社会的価値ネットワークとして結び付けられています。イノベーションの108個の観点に位置づけられた「本当にやりたいこと」を深掘りした社会的価値は社会的価値ネットワークによって「未来社会の価値創造プロセス」に置き換えられていきます。
  1. Innovation Transforming (5) イノベーションへのストーリー作成支援アプリ
     当アプリは、社会的価値ネットワークによって「未来社会の価値創造プロセス」に置き換えられた「本当にやりたいこと」をストーリーとして記述していくツールです。

(*2) 『イノベーションの過程』は[未来社会に向けた価値の創造][社会の発展][経済の成長][社会的課題の解決][人・組織の成長]の夫々のテーマごとに展開されていきます。

(*3) 『イノベーションへの道筋』は[社会システムの進化][社会的風土の変容][プラットフォームの進歩][プロダクトの深化]の夫々の段階を経て社会に普及し生活の中に浸透していきます。

特徴

 「本当にやりたいこと」は無意識にある心の奥底にあり、「知識」や「自我」に邪魔されて表に出てきません。また、目の前にあることに忙殺されていると、その先にある「未来社会」は思考停止状態に陥って考えることができません。「本当にやりたいこと」を「社会的価値」に変換し「未来社会の価値創造」に結びつけていく思考過程は、個々人の構想力や創造力、想像力(想像しうる範囲)にも依存しており、簡単にできるものではありません。
 本サービスはこの3つの思考の壁をブレークスルーするものです。当社は「誰もが心ときめかせて未来社会を語っている」ようになることを目指しており、将来、人工知能が人間の仕事を奪うとも言われていますが、構想力や創造力を発揮できる思考の仕掛けをつくることによって、人間と人工知能が共生し協創していけるようになると期待されます。

メリット

  1. 「本当にやりたいこと」と「市場性と収益性のあるビジネス」には大きな壁があります。そして、「本当にやりたいこと」は企業の差別化価値であり、「本当にやりたいこと」を共通の目的として活動している組織は競争優位性の源泉とも言えます。本サービスにより、「本当にやりたいこと」を明確化し共通認識化することができます。
  1. 「未来社会の価値創造」と「市場性と収益性のあるビジネス」との間にも大きな壁があります。社会的価値創造の競争時代に向けて、まずは、「未来社会の価値創造」によって企業のブランド価値を高め、それによって「市場性と収益性のあるビジネス」としていくことができると期待できます。
  1. 社会的価値創造の競争時代にあって、「企業が持続可能な成長」を遂げていくためには、競合他社が実現できていないストーリーで「社会の持続可能な発展」を実現し続けていかなければなりません。本サービスは、「未来社会」に視座した視点から「未来社会の持続可能な発展」のストーリーを描いていくため、「企業が未来においても持続可能な成長」を目指していくことができます。

サステナブル・イノベーションズ株式会社について

 当社では、サステナブル経営に向けた経営者向けのセミナーを過去39回開催し、累計約500名にご参加いただいています。また、経営に関するナレッジデータベースを開発し、企業経営コンサルティングに関する業務を包括的にサポートしています。

会社概要

商号  : サステナブル・イノベーションズ株式会社
代表者 : 代表取締役社長 池邊 純一
所在地 : 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-26 Landwork青山ビル2F
設立  : 2009年10月
事業内容: 企業経営コンサルティング/NPO法人設立支援事業/
      前各号に付帯する一切の業務
URL   : http://www.clem.co.jp/

Fig.2 RVM分析
Fig.3 イノベーションの観点体系
Fig.4 イノベーションの観点体系(詳細)
Fig.5 社会的価値創造の観点マップ
Fig.6 「本当にやりたいこと」をイノベーションの108個の観点に位置づける
Fig.7 未来社会の価値創造プロセスのデザインイメージ
Fig.8 未来社会の価値創造プロセスのデザイン例(社会的価値ネットワーク例)
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