87%の方が行っている「部屋干し」が 結露・カビの大きなリスクに
実際に結露によるカビが発生した家庭が約7割も!
清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン株式会社(代表取締役社長:佐藤八郎)は、この季節悩まされる「結露」に関するアンケート調査を全国の30~40代の女性500名を対象に実施いたしました。
東北大学・吉野博名誉教授の「住宅における結露・カビの発生要因に関する調査研究」によると、多くの住宅でいずれかの部位に結露が生じており、特に、部屋干しを行うことの多い居間や、換気量の不足しやすい寝室は高湿度な環境になりやすく、結露やカビ発生のリスクが高まるそうです(※)。
今回のアンケート結果からも、結露発生の大きな要因といえる「洗濯物の部屋干し」を行っている方が多い結果となり、結露が発生しやすい環境であるご家庭が多いと言えます。また、実際に結露やカビが発生し、嫌だと感じる方が多いものの、普段行う対策法に不満を持つ方や、そもそも対策をしていない方が多くいらっしゃることがわかりました。
Q1.ご自宅で結露は発生しますか?
Q2.結露が発生するのは嫌ですか?
自宅で結露が発生する方が77%!
ご自宅で結露が発生しますか?という問いに対し、77%もの方が「する」「時々する」と回答しました。
また、結露が発生するのが嫌だと感じますか?という問いに対し「はい」と答えた方が92%と、多くの方が結露の発生に悩まされていることがわかりました。
Q3.結露が嫌だと感じる理由は何ですか?(Q2で「はい」と答えた方のみ、単一回答)
結露が嫌な理由1位は「カビの原因になる」
結露が嫌だと感じる理由として「カビの原因になる」が2位以下の理由を大きく突き放して1位となりました。
梅雨から夏場の暑くて湿気のある時期にカビが多く繁殖するイメージがありますが、結露の発生する寒い冬もカビに注意が必要な季節と言えそうです。
■Q4.ご自宅で結露によるカビが発生したことがありますか?(Q1で「する」「時々する」と答えた方のみ、単一回答)
結露によるカビが発生したことのある家庭が69%も!
実際に結露によってカビが発生した家庭が69%と多数を占めました。
「レースのカーテンにカビが繁殖して捨てたことがたびたびある。」(40代・女性)「白い壁に、黒いカビが発生しまくって悲しくなる。」(30代・女性)等、度重なるカビの発生に悩む声もみられました。
Q5.カビが発生した場所はどこですか?(Q4で「はい」を選んだ方のみ、複数回答)
窓付近のカビに悩まされる方が多数!
実際にカビが発生した場所では、「窓・窓際」が1位、「カーテン」が2位と、窓やその付近にカビが発生するご家庭が多いことがわかりました。
「気づくと窓際に置いていたベッドのマットレスの窓側がカビてしまいました。」(40代・女性)「サッシの部分にカビが発生し、プラスカーテンにもカビが生え、カビ取りが大変でまたカーテンを交換した」(30代・女性)という体験談もあり、結露の主な発生場所でもある窓付近ではカビの悩みも多いようです。
Q6.冬場にご自宅で洗濯物の部屋干しをしますか?
洗濯物の部屋干しによってさらに結露が発生しやすい環境に!
東北大学・吉野博名誉教授の論文(※)によると、「洗濯物は居間において顕著に結露やカビの発生リスクとなっている。常時換気を行ったとしても、洗濯物からの湿気の発生量に対して換気量が不足していると推察される。」とされています。
当社の調査では、部屋干しを「する」「時々する」と答えた方は87%に上り、多くの家庭で結露が起こりやすい状態になっていることが予想されます。
■Q7.あなたはどんな結露対策を行っていますか?(Q1で「する」「時々する」と答えた方のみ、単一回答)
ぞうきんやタオルでの拭き取りが1位「特に対策をしていない」が2位!
結露に対して行っている対策は、やはり身近なぞうきんやタオルを使った対策が1位となりました。しかし、意外にも「特にしていない」が2位という結果になりました。
「それまで見もしませんでしたが、初夏の頃に初めて窓を開けた時、カーテンがカビだらけでびっくりしました。」(40代・女性)と、対策を怠ったままだと、時間が経ってから驚くことになってしまうかもしれません。
■Q8.Q7で答えた対策方法の嫌なところは何ですか?(Q7で「特にしていない」と答えた方以外、複数回答)
労力を使う結露対策に不満多数!
何らかの結露対策を行っている方にその対策の嫌なところを質問したところ、多くの方が行っているぞうきんやタオルでの拭き取りに対しては「水が垂れる」「手が濡れる・汚れる」という不満が多く見られました。
また、嫌なところが特にないと回答した方は少なく、みなさん結露対策に何らかの不満を持っているようです。
結露に関する苦労エピソード
・結露によってカビが発生してカーテンにつき洗濯してもきれいにならないので困っている。(30代・女性)
・出窓に置いたすのこにきのこが生えたことがある。(30代・女性)
・結露がひどいため毎日夜は換気。それでも結露がおこるため窓ガラスを変えた。
それでも改善せず。(30代・女性)
・結露対策シートを買って窓に貼ったが、貼るのが大変だったし、夏場は暑くてはがすのも大変だった。
(40代・女性)
・何をやっても結局無駄なので何もしなくなってしまった。(40代・女性)
調査概要
調査主体:ケルヒャージャパン株式会社
調査対象:30~40代の女性500名
調査方法:WEBアンケート
調査時期:2017年1月6日(金) ~10日(火)
ラクラク結露対策グッズ導入で朝の憂うつ解消!
結露や結露によるカビの発生が気になるものの、特別な対策グッズを使用したことのない方やそもそも対策をしていない方が多いようです。毎日のように発生する結露への対策グッズとして、思い切って清掃家電を導入すれば、忙しい朝の手間が省けて気持ちにも余裕が生まれるかもしれません。
ケルヒャーの窓用バキュームクリーナーは電動で水滴を吸引するため、手が濡れたり汚れたりすることも、サッシや床に水ダレすることもありません。洗剤を吹き付け、ワイプパッドで伸ばしてから吸引すれば、窓ガラスの掃除も一気に行うことができ、一石二鳥です。
また、サッシに発生してしまったカビのお掃除には高温の蒸気を噴射できるスチームクリーナーがおすすめです。
※出典:吉野博、北澤幸絵、長谷川兼一(2014)「住宅における結露・カビの発生要因に関する調査研究」『日本建築学会環境系論文集』pp.365-371