0.5mmピッチ基板対基板コネクタ「5656シリーズ」発売

業界最大※1可動領域による高接触信頼性と+125℃の高耐熱性を実現

京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫)は、電子部品事業本部の新製品として、業界最大※1可動領域と+125℃までの高耐熱性を実現した0.5mmピッチの基板対基板(Board to Board)コネクタ「5656シリーズ」を開発しましたので、お知らせいたします。本製品は、本年11月30日より販売を開始します。

※1 2017年11月29日 京セラ調べ

0.5mmピッチ 基板対基板コネクタ「5656シリーズ」
0.5mmピッチ 基板対基板コネクタ「5656シリーズ」

製品名
基板対基板コネクタ「5656シリーズ」
サンプル価格
500円/セット(税抜き)
販売開始時期
2017年11月30日
用途
車載機器を中心に、OA機器、
産業機器、家電など
販売目標
初年度売上目標:20万個

自動車の電装化が急激に進む中、カーナビやIVI※2(次世代車載通信システム)、ミリ波レーダーなどの車載機器に用いられる部品には、振動や温度変化などの厳しい条件下でも正常に動作する高い信頼性と耐久性が求められます。コネクタにおいても同様に、振動下での高接触信頼性やエンジンルーム周辺機器での高耐熱性が要求されています。
本製品はこれらのニーズに対応する0.5mmピッチのフローティング機構付き基板対基板コネクタです。基板実装のズレを吸収するフローティング構造を採用することで、嵌合(かんごう)状態でXY方向に当社従来品比約2.2倍向上となる±1.0mm(F/P※3=200%)可動を可能とし、高い接触信頼性を実現しました。また、+125℃までの高耐熱性を有するため、車載機器が求める厳しい高温環境にも対応が可能です。
当社は今後、高接触信頼性、高温対応を実現する0.5mmピッチのフローティング機構付きコネクタのバリエーションをさらに増やすなど、車載機器向け製品を拡充し、日々進化する自動車産業のニーズに応える新製品の開発を進め、自動車産業の発展に貢献してまいります。

※2 IVI・・・In-Vehicle Infotainment
※3 F/P・・・F= Floating(フローティング量)/P=Pitch(ピッチ)

「5656シリーズ」の主な特長

1. 業界最大※1の可動領域、XY方向に±1.0mm可動するフローティング構造を採用
嵌合状態でXY方向に±1.0mm(F/P=200%)可動する独自のフローティング構造を採用しました。可動領域が大きいため、基板実装のズレを今まで以上に吸収し、高接触信頼性を実現しました。

ライトアングルタイプ嵌合
ライトアングルタイプ嵌合
嵌合
嵌合
製品仕様
製品仕様

AIが記事を作成しています