岡山理大 今治市、愛媛県獣医師会と連携協定締結/今治キャンパスを災害時のペット避難拠点に
岡山理科大学(岡山市北区理大町)は2018年12月2日、愛媛県今治市と連携協力協定を結ぶとともに、獣医学部と同市、県獣医師会の三者で災害時の動物救護活動・被災者救助活動に関する連携協定を締結しました。これまで以上に連携を強化し、今治キャンパスは災害時のペット同行避難拠点としても活用されます。
協定の締結式は今治市の理大今治キャンパス管理棟で行われ、菅良二・今治市長、寺町光博・愛媛県獣医師会会長、柳澤康信・岡山理科大学学長、吉川泰弘・獣医学部長らが出席し、2種類の協定書に署名・押印しました。
一つ目の協定は『今治市と岡山理科大学との連携協力に関する協定』で、地域及び産業の活性化、教育及び文化振興、人材育成、暮らしの安全・安心などを盛り込んだ包括的な内容です。もう一つが『災害時における動物救護活動及び被災者への救助活動に関する連携協定』で、被災者が同行する伴侶動物(犬・猫)の保護、応急手当て、健康管理などを獣医学部施設で行います。
締結式出席者の主な挨拶は次の通りです。
<菅良二・今治市長>
7月の豪雨では教職員、学生の皆さんが復旧に協力してくれるなど、私たちが期待していた以上に連携プレーを重視してもらっている。学生が今治の街を歩いて、あるいはバスに乗り、自転車に乗っているだけで、活力とエネルギーをもらえる。これからも獣医学部、今治市、愛媛県獣医師会が一体となって、さまざまな面で協力し、岡山理科大学には大きく育っていってほしい。
<柳澤康信・学長>
獣医学部設立までの歩みは長かったが、今治市と一緒にやってこられたことを嬉しく思っている。愛媛県獣医師会からも随分、ご支援をいただいた。今日の包括協定のもとでいろいろな分野での協定を今後締結していくことになるが、その第1号が災害時の動物等の援助となる。本日の学園祭も今治市の多くの方々から支援をいただいて、実行できることになった。今日は記念すべき日になった。
<寺町光博・愛媛県獣医師会会長>
今治市、岡山理科大学との協定は、ペットの飼い主の方にとって、高台にあるこの大学が同行避難場所になるということ。恐らく、同行避難場所を表明した獣医系の大学は初めてではないか。非常に頼もしく思っている。今後は万が一の災害発生に備えて、日頃から情報公開、情報交換に努めることが大切だと思っている。今治市、岡山理科大学の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
<吉川泰弘・獣医学部長>
協定締結に伴い、実際に避難してこられる状況を想定して、どんなハードウェア、ソフトウェアをそろえる必要があるのか、どんな形で衛生管理をしながらケアできるのか、などを学生たちとシミュレーションしながら、モデルケースとして動いていきたいと思っている。今日を機にその責任をしっかり認識して、公的な同行避難の拠点として活動できるように頑張っていきたい。ご支援をよろしくお願いしたい。
【岡山理科大学について】
http://www.ous.ac.jp/
1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。
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