国内初!廃棄コーヒー豆を使用したサステナブルなヴィーガンレザー  3月22日NHK大津放送局で新素材の製造工程を放送

“食品廃棄問題”と“嫌な臭い問題”を解決するヴィーガン素材

オリジナル革製品の企画・デザイン・販売を行うステータシー株式会社(滋賀県大津市)は、廃棄コーヒー豆を有効利用して高品質かつ長尺の合成皮革へと改新させることに成功し、2023年国内初(※)の販売を開始しました。コーヒーヴィーガンレザーは、コーヒーの焙煎時などに発生する「規格外品」の廃棄豆や抽出後のコーヒーカスをリサイクルした新素材です(国内及び、国際特許出願中)。世界でも類を見ない廃棄コーヒー豆そのものを使ったアップサイクル(再利用)素材のヴィーガンレザーとして、メイドインジャパンの新境地を目指します。

※当社調べ、2023年3月20日現在

商品サンプル

消臭と抗菌の効果が認められた特許出願中のコーヒーヴィーガンレザー

抽出前のコーヒー豆を最大30%再利用した新素材「コーヒーヴィーガンレザー」。専門の研究機関で実施された消臭と抗菌テストでは基準値を大きく上回る結果が出ました。これにより、コーヒーレザーで作られた様々な製品にも消臭と抗菌の効果が期待できます。また、この技術の応用では水分を含んだ抽出後のコーヒーカスも同等に合成皮革へと改質できる見通しです。

コーヒーヴィーガンレザーURL: https://coffee-leather.com/

動物の皮を使わないコーヒーヴィーガンレザーの製造方法

コーヒー豆を最大30%配合し、動物の皮を使わないヴィーガンレザー。細かく粉砕したコーヒー豆を合成皮革の主成分に特殊な技術を用いて混ぜ合わせて製品化します。コーヒー豆は油分が多いため、ヴィーガンレザーに再利用するには比較的不向きな素材で、何度も失敗を重ねましたが、日本の技術を集結することにより、抽出前のコーヒー豆そのものを再利用した素材の開発に成功しました。

素材

なぜコーヒー?国内で年間約42万トン消費される身近なコーヒーの課題に着目

私たちが今回のヴィーガンレザーの開発に際しコーヒーに着目した一番の理由は「身近で廃棄が多い食品である」という点です。国内のコーヒー消費量は42万トン以上と報告されており、それに伴って大量のコーヒーカスが廃棄されています。

抽出済みのコーヒーカスからは温室効果ガスの一種であるメタンガスを発生させることが問題となっており、世界では廃棄方法や活用法が検討されています。また、コーヒーカス以外にも焼き過ぎ、焼き不足など焙煎不良や搬出時に出る割れた豆、包装時に出る端数品など販売できずに「廃棄されるコーヒー豆」を含めると、大量の廃棄量に及ぶと推定できます。

そこでステータシーではこのコーヒー豆やコーヒーカスを再利用する取り組みとして、ヴィーガンレザーの開発に乗り出しました。

3月22日(予定)NHK大津放送局にて新素材の製造工程を初公開

アパレルや家具メーカーから注目を浴びる中、NHK大津放送局による取材で、新素材の製造工程が公開されます。

放送予定

2023年3月22日(水)午後6時30分~
「おうみ発630」(滋賀県域)
「おうみ発630」は放送から1週間、NHKプラスで全国どこからでもご覧になれます。
※放送内容は変更となることがございます。

取材風景

会社概要

商号  : ステータシー株式会社
代表者 : 代表取締役 田中 比呂達
所在地 : 〒520-0812 滋賀県大津市木下町17−12
設立  : 2021年4月20日
事業内容: オリジナル革製品の製造および販売
URL   : https://statusy.jp

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