ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気「椎間板ヘルニア」
人気犬種ランキングを長年上位をキープしているほどの人気犬種「ミニチュア・ダックスフンド」。飼っている方も沢山いらっしゃいます!そんな人気犬種のミニチュア・ダックスフンドには生まれつきかかりやすい病気がある事はご存じでしょうか?今回は、ミニチュア・ダックスフンドのかかりやすい病気について症状や予防方法も一緒にご紹介いたしますので是非参考にしてください!
歩く事を嫌がる
背中を触ると痛がる(ギャンと鳴く)
足に麻痺がある
ソファーやベットなど高い場所へ登らなくなった
腰がたたない
排泄がスムーズに行えない など。
初期の軽度の段階では、「活発さが無くなってきた」程度なので気づかない飼い主さんは沢山います。しかし進行してくると、「なかなか立ち上がらない」「ふらついている」「足を引きずっている」など、麻痺の症状が出てきます。ここで初めて異変に気付く方が多いかと思います。
椎間板ヘルニア発症の原因は…?
椎間板ヘルニアを発症してしまう原因は以下の通りです。
肥満
激しい運動
加齢
遺伝
遺伝や加齢が原因の場合は避ける事はできませんが、肥満や激しい運動は予防しておくことで椎間板ヘルニアの発症を回避する事ができます。また、滑りやすい床は腰に負担をかけてしまうので、気を付けなければいけません。
椎間板ヘルニアの治療方法
軽度の場合は、内服薬で炎症を抑える事も可能です。根本的に治療するとなれば、外科手術を行いますが、麻酔を使用する為老犬にはリスクがかなり高くなってしまいます。
治療後はリハビリが必要になります。リハビリ施設に通ったり家庭で積極的にリハビリを行う必要があります。
椎間板ヘルニアの予防方法
椎間板ヘルニアの予防方法は、とにかく腰に負担をかけない事です。
階段の上り下りは避ける
高いところからジャンプをさせない
フローリングは滑り止め対策をする
肥満にならないように体重管理をしっかりとしておく
適度な運動をする
これらを意識して生活をしていれば、椎間板ヘルニアの発症確率はグンッと下がります!
ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気「進行性網膜萎縮症」
主な症状は
暗い場所で何かにぶつかってしまう(夜など)
動きが鈍くなる
ビー玉のような瞳になる
初期症状は昼間はなんともないのに、夜になるとやたらぶつかっているという症状しか出ない為、飼い主さんも気付きにくく気付いた頃には進行しているケースが多いと言われています。
進行性網膜萎縮症発症の原因は…?
進行性網膜萎縮症の原因は常染色体劣性遺伝で起こり、この遺伝子を持つ犬との交配をすると、子犬にも遺伝する確率が高くなります。
進行性網膜萎縮症の治療方法
治療方法は有効な方法が見つかっておらず、進行を遅らせるために栄養補助食品の投与を行うが、あくまで進行を抑えるだけで完治はせず最終的には失明に至ってしまいます。
進行性網膜萎縮症の予防方法
常染色体劣性遺伝を持つ犬との交配を避け、犬を購入する際は先祖に常染色体劣性遺伝を持つ犬はいないかを購入先へ聞いておくことが大切です。
また、遺伝子検査を行う事で遺伝子異変を持っているかどうかを調べる事ができます。
まとめ
ミニチュア・ダックスフンドのかかりやすい病気についていかがでしたか?ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気の中でも特に多く発症する椎間板ヘルニアと進行性網膜萎縮症は早期発見・早期治療で進行を遅らせる事ができます。
愛犬の健康を守る為にも毎日のスキンシップで体調管理を行いましょう!