~防災先進都市の実現を目指す 福岡市の三者共同プロジェクトに参画~ 社会課題解決を目的とする実証実験を実施

ミネラルウォーターのローリングストック化に向けて、管理・運営方法を模索

富士吉田、南阿蘇、金城など良質な水を育む日本有数の水源地から採取し、お水に溶け込んでいる成分を失うことなく天然のままの状態が保たれる「非加熱処理」の天然水をご家庭に提供している「株式会社プレミアムウォーターホールディングス(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:萩尾 陽平)」は、防災先進都市の実現に向けた新たなプロジェクトを生み出すための拠点「防災共創プラットフォーム(※1)」において、ミネラルウォーターのローリングストック(※2)を行うための実際的な管理・運営手法を探る実証実験を実施いたします。

ローリングストック実験

実証実験の主旨

当社は、良質で安全なナチュラルミネラルウォーターを生産し、安定的により多くのお客様にお届けすることが当社グループの社会的使命であると考えております。平時にも災害時にも、安定的かつシームレスに飲料水をご利用いただくためには、災害時、特に発生直後の数日において適切な初動対処を行うことが重要であり、オフィスビルおよびマンション等においては、自助・互助的な対処が求められることになると考えております。

近年は家庭におけるローリングストックの重要性が指摘されていますが、本実証実験では、1)中小規模のコミュニティが平時において共同でローリングストックを管理・運用する場合に生ずる課題を浮き彫りにし、2)「防災共創プラットフォーム」を拠点とする産学官民の知見を活かして課題解決の方向性を探り、3)災害発生時にシームレスな対応を可能とするための具体的方法を抽出することを目的としております。

昨今の社会課題として注目を集める宅配のラストワンマイル問題の解決の糸口にもなり得るものと信じ、本実験を進めてまいります。

実施に至った背景

旧大名小学校は、昨年の熊本地震の際には被災地に向けた支援物資を配送するための最重要拠点となっていた経緯もあり、実証実験を実施する場として大変相応しいと考えております。

また、実証実験に活用する飲料水ボトルは、甚大な震災被害を受けた南阿蘇にある当社提携工場にて生産・充填されたものであり、一連の取組みによる消費を通じた被災地の応援にも繋がると考えております。

さらに、福岡市は防災先進都市として全国をリードする存在であり、産学官民が一体となり社会課題解決に向けてコワーキング(協業)する気風に溢れています。場所、モノ、ヒト、いずれの観点からもFUKUOKA Growth Nextを活用した実証実験の実施が最適であると判断し、実現に至りました。

実験概要

期間:2017年7月(予定)~12月

場所:FUKUOKA Growth Next(※3)(旧大名小学校=福岡市)

対象:FUKUOKA Growth Nextの入居者およびご利用者

協力:福岡地域戦略推進協議会(※4)(Fukuoka D.C.)、

   Pop-up Commons準備委員会、福岡市、他

※1:防災共創プラットフォームとは

防災先進都市の実現を目的とし、FUKUOKA Growth Next(旧大名小学校(福岡市))に於いて、福岡地域戦略推進協議会(FDC)、Pop-up Commons準備委員会、並びに福岡市の3者共同で実施されるプロジェクト。

※2:ローリングストックとは

家庭で、災害時に備えた食品の備蓄方法。普段の食事に利用する缶詰やレトルト食品などを備蓄食料とし、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態にしておくもの。

※3:Fukuoka Growth Nextとは

グローバル創業都市として勢いづく福岡に、新たなスタートアップの拠点として誕生した官民共働型スタートアップ支援施設。

※4:福岡地域戦略推進協議会(FDC)とは

福岡の新しい将来像を描き、地域の国際競争力を強化するために、地域の成長戦略の策定から推進までを一貫して行う、産学官民一体のシンク&ドゥタンク。

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