『リクナビNEXT Tech総研』の研究レポート、東京ゲームショウでグリー田中社長は何を語ったか?

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■グローバル展開の先人たちからノウハウを学び、世界10億人ユーザーを目指す
東京ゲームショウでグリー田中社長は何を語ったか?
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9月15日~9月18日の4日間、幕張メッセで開催されたコンピュータゲームの祭典「東京ゲームショウ(TGS)2011」は過去最高となる22万人以上の来場者を記録しました。その中でも、スマートフォン・ソーシャルゲームをリードするグリーの存在感が際立っていました。『Tech総研』編集部はそのグリーの講演をレポートします。

ソニーの次世代携帯ゲーム機「PlayStation Vita」と共に注目を集めたのは、TGS初出展となるグリーの登場です。場内に最大規模のブースを展開すると共に、ビジネスデイにおける基調講演や各セッションでは、同社のグローバル戦略とそれを支える技術基盤が説明され、ゲーム業界の開発者やプロデューサーら聴衆の熱い注目を集めていました。

長い間、アーケードゲーム機や専用ゲーム機によって担われてきたコンピュータゲーム市場の一角に、携帯電話で遊べるモバイルゲームという新しいジャンルが登場したのは1999年のこと。当初、携帯ゲームはその表現力の浅さから、「もしもしゲー」「カジュアルゲーム」などと呼ばれ、従来のゲーム開発者やコアゲーマーにとっては、傍流のエンターテインメントでしかないものでした。

しかし、いつでもどこでもネットに接続でき、他のユーザーとつながれる、モビリティとソーシャル性こそが最大の魅力であることをユーザーの側が真っ先に認めることとなりました。ソーシャルゲームは爆発的な人気を呼び、ユーザー規模は瞬く間に億を超す規模に膨れあがりました。これは、専用ハードウェアに依存するコンソールゲームでは到底実現できなかったものです。

昨年から続く、フィーチャーフォンからスマートフォンへのプラットフォームの移行は、この動きをさらに加速させています。2007年のiPhoneの登場によって、すべてのゲーム機がネットワーク対応を果たし、ネットワークそのものがプラットフォームになったことの意義が強調されていました。
カジュアルユーザーが大きなボリュームを形成しており、その客層を取り込む上で欠かせないキーワードは、ソーシャル・コミュニケーションです。

本レポートでは、グリーのブースで行われたセッションで田中社長が語った、「グローバルな人材競争」や、グリーと大手ゲームメーカーのプロデューサーたちで語られた「ゲームユーザーはどこに向かうのか?」についても詳しくレポートしています。

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