Union Marine Management ServicesがNAPA Voyage OptimizationとNAPA CII Simulatorの展開で合意

デジタルインテグレーションに関する新たなパートナーシップにより、55隻のばら積み貨物船の排出量を削減し、コンプライアンスを強化

左から右に: Sumit Lal Sanjay Mondal Anurag Sharma Vinay Gupta Pekka Pakkanen Samarth Mathur Yihu Wang 
左から右に: Sumit Lal Sanjay Mondal Anurag Sharma Vinay Gupta Pekka Pakkanen Samarth Mathur Yihu Wang 

プレス発表資料

ヘルシンキ及びシンガポール発(日本語版) 2024年7月10日

フィンランドの海事ソフトウェア・プロバイダーであるNAPAと、シンガポール を拠点とする船舶管理会社であるUnion Marine Management Services (UMMS)間 で新たな契約が合意され、NAPA Voyage OptimizationとCII Simulatorの2つにおい て、UMMSの管理船55隻に展開されることになりました。

温室効果ガス(GHG)排出量を推定平均5~10%削減可能に

今後の海運業界においては、NAPA Voyage Optimizationを船上で使用すること で、世界中で運航されている25,000から180,000重量トン(DWT) のばら積み貨物 船において、温室効果ガス(GHG)排出量を推定平均5~10%削減できる可能性があ ります。

 本契約に基づき、NAPAのVoyage OptimizationとCII Simulatorのシステムは、UMMSの既存の社内船舶管理ウェブポータルIntuitShipに統合され、船主は同プラ ットフォームから直接アクセスできるようになります。このNAPAの2つのツー ルが55隻の船舶で使用されることについて、個々の船主とは既に正式な契約が成 立しています。これにより、UMMSが管理する船隊の約20の船主が、NAPA Voyage Optimizationを使用し、船舶の燃料消費量とそれに伴うGHG排出量を削減できるようになります。また、天候や海況に関するリアルタイムのデータを利 用し、安全性を確保しつつ、コストと船舶の環境負荷を最小化するための最適な 航路と速度プロファイルの提案がなされます。

各船舶のCII ランクを予測、各種措置が船舶の評価に与える影響をモデル化

加えて、NAPA CII Simulatorは船主があらゆる航路、用船期間、または年度末の 各船舶のCII ランクを予測し、さまざまな措置が船舶の評価に与える影響をモデル化することを可能にします。これにより、船主は規制が強化される中、船舶の CII を積極的に管理し、目標数値内に維持することができるようになり、更にEU ETSのコストも予測できるようになります。

UMMSのManaging DirectorであるVinay Guptaは、次のように述べています: 「CII、EU ETS、そして間もなく採用されるFuelEU Maritimeといった新しい規 制の導入に伴い、船主は燃料消費量と温室効果ガス排出量を即座に削減できるデ ジタル技術への関心を高めています。このような理由から、当社はNAPAと提携 し、彼らの整備された実績のあるソリューションを当社の既存のプラットフォー ムに統合し、お客様である船主の脱炭素化への道のりを積極的に支援します。航 路最適化とシュミレーション・ツールによって達成される業務改善は、将来性の ある船隊、コンプライアンスの強化、ビジネスの繁栄に不可欠なものです 。」

NAPAのShipping Solutions のExecutive Vice President であるPekka Pakkanen は、次のように述べています: 「船舶から排出される温室効果ガスを削減するた め、現実的で実用的、かつ速やかなソリューションを提供できるデジタル化は、 脱炭素化の成功には不可欠です。デジタル化により、見識を磨き、船上から陸上 にいたるまで、業界のニーズに応える真の統合ソリューションを創り、海運業界 における脱炭素化への取り組みの橋渡し役として機能することができます。」

編集者の方々へ

Union Marine Management Services (UMMS)について

Union Marine Management Services (UMMS)は、世界中の船主に上質の船舶管理サービスを提供するため、2012年にシンガポールで設立されました。UMMSは、「ハッピーシップ」というコンセプトと、「透明性、誠実さ、相互尊重」というコアバリューを信念としています。UMMSは現在、日本、マン島、ギリシャ、ベトナム、中国、シンガポール、ドバイの船主のために、81隻のドライバルク船の管理をしています。

UMMSはシンガポール、ノルウェー、インド、フィリピン、ベトナム、中国にオフィスがあります。船員の大半がフィリピンとベトナムから来ており、この二か国にはスタッフがUMMSの規範を習熟し、UMMSの一員としての意識を高めるための独自のトレーニングセンターがあります。UMMSの強みは、効率的な船舶管理に関連する全ての船上および沿岸での活動を把握するための独自のポータルを設計・開発していることです。UMMSの顧客は、このポータルに自由にアクセスすることができます。

UMMSにおける船舶管理は、人間関係の架け橋となり、船主ごとにカスタマイズされた個別サービスを提供することにあります。UMMSはDNV GLから ISO 9001:2015 の認証を取得した初のシンガポール企業であることを誇りに思っています。

NAPA について

NAPA は、世界の海運業界向けにソフトウェアとデジタルサービスを提供するリーディングカンパニーであり、データサイエンスを活用することで、より安全で持続可能な、将来を見据えた海運業を実現しています。

船舶設計のためのスマート・ソリューションを提供するため1989年に設立されたNAPAは、現在では造船における世界的な業界標準となっており、新造船の90%以上がNAPAの顧客によって建造されています。今日、同社の専門知識は、造船所から海上での運航の安全性と効率性までと、船舶のライフサイクル全体に及んでいます。3,000隻以上の船が、海上での安全に対する積極的なアプローチや、クラウドベースのパフォーマンス・モニタリングによる新たな業務効率を引き出す見通しの提供、航海中排出される温室効果ガスを削減する航路最適化ソリューションを可能にするデジタル船舶安定システムを含む、NAPAの安全性と効率性の高いソリューションで世界中を航行しています。

フィンランドに本社を置くNAPAは、船舶工学、船舶の運用、デジタルサービスの専門知識を兼ね備えた200名のエキスパートを擁しています。日本をはじめ、韓国、中国、シンガポール、米国、ドイツ、ギリシャ、ルーマニア、インドで事業を展開し、グローバルに活動しています。

詳しくはhttps://www.napa.fi/ja/をご参照ください。

本件に関するお問い合わせ先:
NAPA Japan (以下のボタンをクリックしてください)


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