エコモット、トップファームグループらと共同で 牛の分娩時兆候である陣痛をAI画像解析で検出する システム構築に技術供与

機械学習のための教師データ生成および、 複数台のカメラ映像をエッジで解析するAIシステムを構築

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は、株式会社オックス(本社:北海道常呂郡佐呂間町、代表取締役:井上 登)、株式会社トップファーム(同左)、北見工業大学と共同で牛の分娩時兆候である陣痛をAIによる画像解析で検出し、アラートを行うシステムを構築します。

本システムは、検知した分娩兆候である陣痛のアラートをもとに的確な分娩介助を行うことで、畜産農家の課題となっている和牛の死産率を低下させ、農家の所得向上を目的としています。
また、これまで把握が困難であった個体毎の分娩難易度をデータとして蓄積し、和牛のもつ遺伝子配列パターンと突合することで、遺伝情報と分娩難易度の関連性についての研究をすすめることが可能となります。これによって分娩難易度を高い精度で予測可能とする新しい生産技術の確率が期待されています。

システムイメージ図

本システムの技術的特徴として、10台の汎用ネットワークカメラから送られる映像を一台のエッジAIカメラで並列に処理するアーキテクチャを採用しており、すでに稼働している複数のネットワーク監視カメラをアドオンでAI化するレトロフィットソリューションとしての展開が可能な点が挙げられます。

エコモット株式会社について

エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。

所在地 : 〒060-0031
      北海道札幌市中央区北1条東2丁目5番2号 札幌泉第1ビル1階
代表  : 代表取締役 入澤 拓也
設立  : 2007年2月
資本金 : 6億12百万円(2019年3月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造
      通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの
      運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
URL   : https://www.ecomott.co.jp/

株式会社オックスについて

株式会社オックスは、昭和62年に常呂郡佐呂間町で素牛の生産を目的に設立した株式会社トップファームの酪農部門のグループ会社である。グループの経営理念は、「北海道の大地に根ざした農業を行います」「地域社会と共に発展していきます」「仕事を通して豊かな人間性の創造をめざします」とし、北海道という風土、地域との共生、社員教育を重点に畜産を取り巻く時代のニーズに合わせ、経営の複合化と飼養規模の拡大を図ってきた。また経営の特色は、マネージメントと社員教育の手段として「農場HACCP」に取り組み、「JGAP家畜・畜産物」の認証も得ている。また、グループ会社として、肉牛肥育のサロマ牛肥育センター株式会社、黒毛和牛繁殖・一貫肥育のパシフィックファーム株式会社がある。

所在地 : 〒093-0506 北海道常呂郡佐呂間町字富武士555番地3
代表  : 代表取締役 井上 登
設立  : 2015年7月17日
資本金 : 2,500万円
事業内容: 酪農事業
URL   : https://top-farm.jp/

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エコモット株式会社 (東証マザーズ/札証アンビシャス コード:3987)
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