古代から日本に自生し、神聖な植物として神事などに重宝されてきた 「真菰(まこも)」のミニアート展&ワークショップ 国際文化学園の美容考古学研究所で4/26(水)開催
学校法人国際文化学園の美容考古学研究所では、土偶、埴輪のヘアメイクから縄文、弥生、古墳時代の美容を研究、歴史的遺物から当時の髪型や化粧を類推して再現することを主とする活動の一環として、毎月末の最終水曜日に定例サロンを無料開催しています。
今月のテーマは「真菰(まこも)」です。
真菰は縄文時代からあるイネ科の水生植物で、古事記や日本書記にも登場し、食用や薬用としても用いられています。土や水を浄化し、古来より“神が宿る草”とも言われており、神事や祭事にも使われてきました。真菰の茎には黒穂菌が寄生し、寄生し肥大化した新芽は真菰筍(まこもだけ)とも呼ばれ食用とされ、胞子は真菰墨(まこもずみ)と呼びます。古代から顔料として使われており、眉墨やお歯黒などに使われていました。現在では伝統工芸に使われるのみですが、顔料、染料としていろいろな使い道があります。
今回は、千葉県で真菰を栽培している中野 由貴子さんをゲストにお迎えし、ミニ真菰アート展&ワークショップを開催いたします。中野さんはご自身でも「まこもアート展」を主催しています。中野さんが真菰と出会ったのは偶然だったそうですが、いつの間にかその魅力にはまってしまったそうです。真菰を知るにはいろいろな分野の知識が必要だと中野さんは言います。真菰は古代から日本に自生していましたが、あまり注目されていないことに愕然とされたそうです。今もなお原始の姿で在り続ける真菰について今回は考えていきたいと思います。
先日、千葉県佐倉市立美術館市民ギャラリーで開催された「第2回まこもアート展」では、真菰の葉や茎で作った人形や、真菰墨によるクレパス、そのクレパスで書いた書画など、たくさんの真菰を使った色々な作品が出展されていました。4月26日(水)開催のサロンでは、特別にこれらの真菰アート作品をお借りし、展示とワークショップを開催いたします。どなた様も無料でご参加いただけますので、お気軽にご参加ください。
ゲスト :中野 由貴子さん(真菰栽培家)
アドバイザー:譽田 亜紀子さん(文筆家)
開催日時
第22回 美容考古学勉強会
日時:2023年4月26日(水)16:30~
会場:国際文化学園美容考古学研究所 ※会場が変更になる場合もございます
(渋谷区神泉町1-4 国際文化理容美容専門学校渋谷校 6号館B棟4F)
費用:無料
▼参加希望の方はこちらより▼
国際文化学園 美容考古学研究所
主任研究員 篠原 博昭
TEL : 03-6416-5348
Mail : shinohara@kokusaibunka.ac.jp
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