都会で栽培できるシイタケ菌床を無料送付 緊急事態宣言10都府県の岐阜県出身若年者対象 感染拡大抑制へ帰省や外出の自粛を支援 岐阜県郡上市の有機JASキノコメーカー
有機JAS菌床キノコメーカーの株式会社ハルカインターナショナル(本部農場・岐阜県郡上市和良町、井上九州男会長)は、コロナウイルス対策の緊急事態宣言地域に在住する岐阜県出身者の若年者を対象に、屋内で簡易に栽培ができるシイタケ菌床を希望者に無料で送付します。送料も無料です。受付は14日午前9時から開始します。
緊急事態宣言の発令後、対象地域の若年者が、出身地に一時帰省することで、感染が各地で拡大している事態が目立ってきました。このため、ハルカ社(以下、略称)は自社の事業形態から、菌床の送付によって感染拡大の抑制策の一助にしてもらおうと考えました。外出自粛要請を受けて在宅の勤務や勉学を続ける岐阜県出身者が、岐阜県の樹木から出来たキノコ菌床の栽培を楽しむことで、長期にわたる在宅の気晴らしや食材に活用してもらうことも目的にしています。
無料送付するシイタケ菌床は、有機JAS認証のシイタケが発生する直前の菌床で、ビニールの包材を取って、浴室や直射日光に当たらない場所に置きます。1日数回程度のシャワーなどの水を菌床に散水すれば、1週間ぐらいでシイタケが生長。順次、収穫後は食材として食べることが可能です。簡単な栽培説明書を付けます。
また、特大サイズの有機JAS生シイタケ300g分も一緒に送付しますので、栽培の手本として、食材として、お楽しみください。栽培方法は、ハルカ社の公式Twitter https://twitter.com/haruka_kinoko や公式ホームページ https://www.haruka-int.jp/ で近日、動画で紹介致します。菌床は、岐阜県内の広葉樹・照葉樹のオガクズと、ハルカ社開発の種菌で出来ています。化学物質や化学的な添加剤、殺虫剤、香料などは一切使用していません。栽培を終えた菌床は、プランターの堆肥などに活用できます。
無料送付の対象地域は、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県、東海県域の愛知県、三重県、それに出身学生が多数在住する京都府の10都府県です。対象者は10都府県に住む、岐阜県出身の18歳から30歳までの若年者です。
第1期受付分として、1人1本、1,000人分、1,000口を設定。対象者の希望者に、受付順から、順次、在住する住所に無料送付します。岐阜県出身者としての確認は、送付先個人情報記入欄に、帰省先の岐阜県内の住所、家族代表者名、連絡先電話番号を明記して下さい。個人情報の二次使用等は一切行いません。無料送付は外出自粛要請の期間内のみです。
希望者は、ハルカ社の公式ホームページ https://www.haruka-int.jp/ のお問い合わせフォーム(contact)欄から申し込みをしてください。4月15日から順次、発送致します。到着日時の指定はできません。ハルカ社では大手流通からのキノコ商品の受注が増加しています。このため、対象の方、非対象の方からの電話・ファックスでの受付、お問い合わせは一切、対応致しませんので、御了承ください。
岐阜県では、都市部で複数の感染クラスターが頻発し、拠点病院の「医療崩壊」の恐れも指摘されています。ハルカ社が立地する郡上市など、特に高齢者が多い山間部では医療体制が脆弱なため、各自治体も対応に苦慮しています。ハルカ社では、社業として支援できる取り組みを今後も検討、実行していく予定です。