SPSSと日本オラクル、データマイニング分野で協業 〜優れた分析ツールと高性能なデータ基盤の連携により「Predictive Analytics」の実現を支援〜
エス・ピー・エス・エス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジャック・ヌーナン 以下 SPSS Japan)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明、以下 日本オラクル)は、エンタープライズ向けのデータマイニング分野における協業を発表します。
情報を分析して未来予測を行うための方法論「Predictive Analytics」(プレディクティブ・アナリティクス) を提唱するSPSSの主力製品である統合型マイニングプラットフォーム「Clementine」は、1999年に日本に市場投入されて以来、6年間で500以上の企業や教育機関に導入され、データマイニングツールの分野では日本国内で50%以上のシェア(富士キメラ総研「2005パッケージソリューションマーケティング便覧」による)を確保するまでに至っています。SPSSと日本オラクルは、SPSS Japanの「Clementine 」と、「Oracle Database 10g Release2」に統合された「Oracle Data Mining 10g」との連携により、「Predictive Analytics」 を実現しようとする企業に、よりパフォーマンスに優れたデータ基盤を提供し、より大量のデータを有効に利用することを支援します。
「Oracle Data Mining 10g」は「Oracle Database 10g Release 2」に統合されたデータマイニング機能です。アプリケーション開発者とデータ・アナリストはデータを調査し、隠れたパターンや本質を取り出し、高度なビジネス・インテリジェンス・アプリケーションを構築できます。SPSS Japan の「Clementine 9.0」の「In-Database Mining」 機能から、「Oracle Data Mining 10g」で用意されたアルゴリズムを呼び出して、分析を行なうことができるようになります。「Oracle Data Mining 10g」の持つ分類・回帰アルゴリズム 「Naive Bayes」「Adaptive Bayes」, 「Support Vector Machines( SVM )」を「Clementine 9.0」から簡単な操作で利用することができるようになります。
今回、SPSS Japan, 日本オラクルの両社は共同で、両社の製品の動作検証を行い、エンタープライズ向けにデータマイニングを中核とする「Predictive Analytics」の実現を拡大するための相互連携を促進させてまいります。これらの協業により両社は、顧客により多様な分析能力と、データ分析における優れたパフォーマンスと信頼性を提供します。また、11月1日に開催される「Oracle Grid Day」での講演を始めとして、ユーザーやパートナー向けのセミナーを共同で開催するなど共同マーケティングを実施してまいります。
■イベント・セミナーについて
イベント:Oracle Grid Day
日時:2005年11月1日(火)
場所:赤坂プリンスホテル 五色の間
セッション: B-2トラック「Oracle Database 10g Release2が推進するデータウェアハウスの活用」
主催:日本オラクル株式会社
協賛:インテル株式会社、ネットワークアプライアンス株式会社
イベント URL : http://www.oracle.co.jp/events/GridDay/
■「Oracle Data Mining 10g」について
Oracle Database Enterprise Edition のオプション製品
ライセンス名称:Oracle Data Mining
販売開始日:2005年10月3日
価格:
ライセンス料金 :
1 Processor ライセンス2,500,000円(税込 2,625,000円)
1 Named User Plus ライセンス 50,000円(税込 52,500円) (最少ユーザー数 1CPUあたり25Named User Plus)
サポート料金(Standard Support Services) :
1 Processorライセンス 550,000円(税込577,500円)
1 Named User Plus ライセンス 11,000円(税込 11,550円)
■「Clementine」について
「Clementine」はビジネスユーザーを対象とした世界初のデータマイニング・ワークベンチであり、ユーザーや業界アナリストから視覚的で素早いモデル作り環境を提供するトップデータマイニングツールであると賞賛されています。「Clementine」はデータマイニング市場のトップリーダーとしての地位を確立しており、そのユーザーは電子取引、通信、金融、小売、健康管理、政府、高等教育など様々な分野に及び、日本国内で500以上の組織が「Clementine」を使っています。
■SPSSについて
SPSSが提唱する「Predictive Analytics」は、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。
SPSSは、「Predictive Analytics」ソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、Fortune1000社の95%を含み幅広く導入されています。1968年に設立されたSPSS社の製品は、全世界25万人以上に利用されています。
■Oracle Database 10gについて
「Oracle Database 10g」は小規模サーバーから最大規模のSMPサーバー、クラスタからエンタープライズ・グリッドまで、全ての環境において効率的に実装できるように設計されています。自動化されたチューニング・管理機能により、作業の効率化とコスト削減を可能にします。ビジネス上の情報からOLAP、Data Mining、XML文書、空間・位置情報まで、全ての既存データをネイティブで管理し、オンライン・トランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、データウェアハウス、コンテンツ管理アプリケーションなどでの活用を支援します。
■日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,481 名(2005年5月末現在)。(http://www.oracle.co.jp)
【本資料の報道関係者からのお問い合わせ先】
エス・ピー・エス・エス株式会社
広報担当:笹生
TEL:03-5466-5511 FAX:03-5466-5621 E-mail:jppr@spss.com
日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室
広報部: 北川
TEL:03-6238-8180 FAX:03-5213-6990 E-Mail:Natsuko.Kitagawa@oracle.com
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