死に至ることもある、薬物の過剰摂取「オーバードーズ」とは? 様々な要因や、周囲で起こった場合の対処法について当社専属保健師が解説。

セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

 医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「オーバードーズ」についてご紹介するコラムを更新いたしましたのでお知らせいたします。

 先日、薬物の過剰摂取が原因で亡くなった有名人のニュースをご覧になられ、驚いた方も多いと思います。今回のコラムでは、薬物の過剰摂取(オーバードーズ)とは?家族や友人など周囲にいた場合の対応方法について当社専属の保健師がご紹介いたします。
 


 

■オーバードーズとは?

 オーバードーズとは、決められた用法容量ではなく、1回あたり過剰に薬物を摂取することです。
主に市販薬や医師が処方した薬を多量に内服することが多く、最近では日本では許認可されていない海外の薬をインターネットで個人輸入して摂取する人もいます。海外の医薬品は、どんな成分が含有しているか分からないものや、日本の医薬品と比較して効果が強く出るものもあるため、危険性が高いと考えられます。

オーバードーズは多幸感を得て精神的な苦痛から逃れようと行うことが多く、経験者は若者やメンタル不調者が大半を占めます。原因は様々であり、青少年では、家庭環境や学校環境に適応できないことや、虐待やいじめなどの社会的孤立が影響していることが多いと考えられています。

また、人によっては、命を絶つ目的でオーバードーズすることもあり、薬の種類や量によっては死亡することもあるため、危険な行為と考えられます。
 

■市販薬でも危険がある場合も? 

 主に咳止めや風邪薬、他には睡眠薬などもオーバードーズとして利用されることが多く、市販薬では下記の薬が乱用の対象となっています。

 

■家族や友人など、周囲にいた場合には

 オーバードーズする人は、内服することで多幸感を味わうことが目的ですが、それ自体が悪いことだと理解しています。本人の中では今の自分の状況を何とかしたいけど何ともならないので、逃避行動としてオーバードーズをしており、救いを求めている人が多いのです。
そのため必要なのは、諫めるだけでなく、寄り添うことも大事になります。また自分ではやめることが出来ないことも多いため、精神科など必要な医療機関や自助グループに繋げて行くことも必要なことになります。

実際にオーバードーズした現場に居合わせたらどうするべきなのでしょうか?
まず大事なのは、救急要請を行うことです。その時点では元気であっても、薬の効き目が遅く後々大変なことになることもあるからです。そして、薬の瓶やシートを保管し、救急隊に渡してください。何をどれくらい飲んだかが救急医に伝わり、適切な治療を行うことができます。

オーバードーズは繰り返すことが多いので、退院後の行動にも注意が必要です。まずは「無事戻ってきてうれしい」ということを伝えてください。そして静かに見守っていきましょう。
相談を受ける側も精神的に参ってしまうことがあるので、相談を受けつつも、気晴らしを行ったり、他の人とコミュニケーションを取るなどし、精神状態を整えていくようにしましょう。
 


 
■ 執筆 ■
富谷圭佑
とみやけいすけ

株式会社Central Medience 専属保健師

一般企業で6年間営業として働き、介護職2年、
その後看護大学に入学した後に大学病院で臨床(ICU、内科)を4年経験。
現在は、当運営会社 株式会社セントラルメディエンスに入社し、専属保健師として勤務している。
 

株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
公式HP:https://centralmedience.com/ 
 


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