大原富枝文学館が志国高知 幕末維新博第二幕の 地域会場に加わります
平成29年と平成30年が大政奉還と明治維新から150年にあたることを記念して高知県全域で開催している「志国高知 幕末維新博」。平成30年4月1日より「大原富枝文学館」が県内22カ所目の地域会場として、また、嶺北地域では唯一の会場として、新たに加わります。
施設のリニューアルオープンにあたって、『大原作品で紐解く本山の歴史と野中兼山の功績』をテーマに幕末維新博にちなんだ企画展やイベントを開催していく予定です。
4月1日、リニューアルオープン。
大原富枝の代表作「婉という女」に、主人公の父親として登場する野中兼山。野中兼山は、ここ本山町で領主をつとめていた歴史があります。江戸時代以降、本山町の産業発展に大きな影響を与えた野中兼山と、彼の人柄や足跡を女流作家ならではの感性で描いた大原富枝。文学館では、兼山に関連するコーナーを、より充実した歴史への学びが深まる空間へと、全面改修いたしました。本山町ゆかりの2人の生涯をわかりやすく紹介するとともに、施設が所有する資料や新たに登場する展示物を通じて、幅広い世代の方にお楽しみいただけます。
リニューアルの見どころをご紹介
◇見どころその1◇「野中兼山」がもっとわかる!パネル展示
兼山の生涯、本山町における彼の功績や県内に残る兼山の足跡などを、当時の時代背景を交えてわかりやすく展示。あわせて、大原富枝の作品に登場する兼山についての記述や兼山直筆の書簡(複製)を読み解くことで、兼山の人物像を浮かび上がらせます。
◇見どころその2◇たどってみよう!「土佐藩の参勤交代」
兼山が生きた江戸時代に行われていた、参勤交代。江戸時代半ばまで、土佐藩の参勤交代は主に本山を経由して行われていました。参勤交代のルートと、江戸時代の地図とを照らし合わせながら、手で触れて学ぶことができます。
◇見どころその3◇本山土居図をもとに、立体模型が登場!
兼山も領主となった本山土居(領主が住んだ屋敷)を、現在に残る資料をもとに立体模型で再現。展示を見た後は、本山町上街公園内の土居跡に足を運んでみるのもおすすめ。現在に残る土居屋敷の跡から、当時の家老の暮らしぶりや建物に思いを馳せてみて下さい。
◇見どころその4◇映像で辿る、野中兼山の足跡
リニューアルに伴い、野中兼山の足跡を辿る映像コンテンツが新登場。本山町の豊かな自
然の映像とともに、兼山の生涯をより親しみやすく、よりリアルにお楽しみいただけます。
志国高知 幕末維新博 地域会場の施設情報と周辺の観光情報の詳細については志国高知幕末維新博公式サイトをご覧ください
http://bakumatsu-ishinhaku.com/
大原富枝文学館 施設情報
入館料 :一般・大学生300円(240円)、小・中・高生100円(80円)
開館時間:午前9時~午後5時(最終入館午後4時半)
休館日 :月曜日(月曜日が祝・祭日の場合はその翌日)、12月28日~1月4日まで
所在地 :高知県長岡郡本山町本山568-2