京都大学大学院と共同で、 発達心理学に基づいて親子のやる気を引き出す行動を研究  トイレトレーニング専用紙おむつ『トレパンマン』 2018年3月上旬より全国にて発売

 ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原 豪久)は、京都大学大学院教育学研究科の明和 政子(みょうわ まさこ)教授と、トイレトレーニング初期に親子のやる気を引き出す行動を研究し、その結果をもとに「ごほうびシール」「おなじ絵さがし」「わくわくお絵かき」を搭載したトイレトレーニングの成功率がアップする新しい紙おむつ『トレパンマン』を、2018年3月上旬より全国にて発売します。

『トレパンマン』Lサイズ 36枚

『トレパンマン』Lサイズ 36枚

『トレパンマン』Lサイズ 36枚

発売の背景

 トイレトレーニングは、トレーニングを終えるまでにかかる期間が平均5ヶ月と長く、子育て中のママやパパ、そしてお子様にとっても根気のいるイベントです。この時期のお子様は、「イヤイヤ期」と重なり、「トイレに行くのを嫌がる」「トレーニングパンツを履くのを嫌がる」傾向にあります。その結果、トイレトレーニングがうまく進まず、ママやパパはストレスを感じてトイレトレーニングの継続を一旦中止する方が多いことも分かっています。
 こうしたトイレトレーニング開始時の悩みに対し、お子様のやる気を促し、同時にママやパパも前向きに取り組める、トイレトレーニング専用紙おむつを、京都大学大学院教育学研究科の明和 政子教授と共同で開発しました。親子そろって楽しくトイレトレーニングができる『トレパンマン』を、2018年3月上旬より全国にて発売します。

商品の特長

(1) 世界初(※1)特許技術“ごほうびシール”を搭載
・お子様が「トイレに行くことができた」「トイレでおしっこをすることができた」という頑張った証に“ごほうびシール”を専用台紙に貼っていくことで、目に見える形でトイレトレーニングの成果を記録します。
・お子様の達成感を高め、さらに次の目標に向かおうとする気持ちを引き出します。
・ママやパパは、専用台紙に貼られたシールでトレーニングの過程を振り返ることができ、お子様の成長を実感できます。
・“ごほうびシール”は、男の子・女の子用で各20種類用意し、お子様が飽きないよう、工夫しています。
※1 世界主要グローバルブランドのパンツ型紙おむつに於いて 2018年2月ユニ・チャーム調べ

ごほうびシール

(2) 特許技術「おなじ絵さがし」搭載
・紙おむつにプリントされた同じイラストをさがして、親子で一緒に楽しみながら探すことによって、お子様がトイレに行くきっかけづくりを提供します。
・トイレトレーニングは『嫌なことではない』『好きなこと』というポジティブな気持ちを引き出します。

おなじ絵さがし

(3) 特許技術「わくわくお絵かき」搭載
・トイレに行く前に、親子でお気に入りのイラストやお名前を紙おむつに描いて楽しめるスペースを搭載しました。
・親子で作った紙おむつには、「世界にひとつだけのもの」という特別感・愛着を感じられるようになり、それを大事にしたいという気持ちが生まれます。

わくわくお絵かき

トイレトレーニングの検証

検証の概要

期間:2017年7月~2017年8月
対象:トイレトレーニングを初めて開始する1歳半~3歳半のお子様と母親(合計112組)に調査

検証の方法

・2つのグループを設定し、評価を比較
 ― 新トレパンマンを使用するグループ(63組)
 ― 普段ご使用の紙おむつを継続するグループ(49組)
・トイレトレーニング開始後、2週間に1回、トレーニングの進捗状況をWebアンケートにて回答。
・トイレトレーニング時の子どもの行動のアンケート設計は、おしっこの成功率について、「非常にそう思う」5点~「全くそう思わない」1点で評価。
・トイレトレーニング時の親の気持ちの変化のアンケート設計は、
 ― トイレトレーニングをもうやめたいか、ネガティブな気持ちに対し「非常にそう思う」5点~「全くそう思わない」1点で評価。
 ― トイレトレーニングをして嬉しいか、ポジティブな気持ちに対し「非常にそう思う」5点~「全くそう思わない」1点で評価。

検証の結果

トレーニング時の子どもの行動

トレーニング時の子どもの行動

 新トレパンマンを使用したグループは、普段ご使用の紙おむつを継続するグループに比べて、トレーニングを開始した直後からトイレで「おしっこが成功した」と評価されました。

トイレトレーニング時の親の気持ちの変化

トイレトレーニング時の親の気持ちの変化

 新トレパンマンを使用したグループは、普段ご使用の紙おむつを継続したグループに比べて、「トイレトレーニングをやめたい」というネガティブな気持ちが使用開始直後から継続して低いことがわかりました。また、「トイレトレーニングをして嬉しい」というポジティブな気分が使用開始直後から継続して高いという結果も得られました。

京都大学大学院教育学研究科 明和 政子(みょうわ まさこ)教授のコメント

明和 政子教授

 これまでのトイレトレーニングは、失敗する経験、嫌な思いを子どもに経験させていくこと(負の強化子)が一般的な方法でした。しかし、これではお子様にも親御さんにも過度なストレスがかかってしまいます。トレーニングを開始する時期は子どもが自分自身に自信・肯定感をもち、周囲と積極的に信頼関係を築いていく重要な発達期です。従来のトイトレの発想を超える、親子にとってさらによい方法が必要でした。
 ヒトを含む動物は、嬉しい刺激(報酬の強化子)を与えられるとその行動を頻繁に行うようになります。これを「オペラント条件づけ学習」といいます。この学習理論を応用し、「トイレに行く ⇒ ほめられる・楽しいことがある ⇒ またトイレに行きたくなる」という予測学習を可能にする仕掛けがこの新しい紙おむつには搭載されています。トイレトレーニングが親子にとって嫌なことではなく、ともに楽しく学び、成長できる機会となることを願っています。

入数・価格

商品名:トレパンマン
サイズ:Lサイズ 男・女
入数 :21枚、36枚
価格 :オープンプライス

商品名:トレパンマン
サイズ:ビッグサイズ 男・女
入数 :18枚、32枚
価格 :オープンプライス

発売時期

 2018年3月上旬より、全国にて発売します。(日付は当社からの出荷日です。)

ご案内

発達心理学に基づく、親子のやる気を引き出す研究結果について

 本研究の一部は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」の支援を受け、「活力ある生涯のためのLast 5Xイノベーション拠点(※2)」の事業・研究プロジェクトによって進められています。

 本研究結果は、2018年3月23日(金)に京都大学産官学連携本部 COI拠点研究推進機構にて、効果検証結果の紹介を含めた記者会見を予定しております。
詳細情報については、当社広報室へお問合せください。
※2 「しなやかほっこり社会」のほか、「しなやかほっこり社会の実現」を目指して、京都大学を中核機関にした産学連携の開発拠点

会社概要

社名  :ユニ・チャーム株式会社
設立  :1961年2月10日
本店  :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社  :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館
社員数 :1,297名[グループ合計13,901名](2014年12月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、
     ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
     ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売

消費者の方のお問い合わせ先

消費者の方は、
ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センター
TEL:0120-192-862

ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス
http://www.unicharm.co.jp/

『トレパンマン』男の子用
『トレパンマン』女の子用
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