パラクライマー大内 秀之(一般社団法人フォースタート理事長)が、 『パリコレ』ファッションショーに 「車いすアスリートモデル」として出演決定!  一般社団法人日本障がい者ファッション協会主催 WFR

「誰もが使っていい車いす×誰もが表現していいファッション」大内 秀之

パラクライミングの世界選手権銀メダリストであり、車いすバスケットボールチームの運営やセミナー、講演会などを行う一般社団法人フォースタートの理事長でもあるパラアスリートの大内 秀之が、2022年9月27日にパリで開催される、一般社団法人日本障がい者ファッション協会主催のWFR(Wheelchair Fashion Row Paris Fashion Row Spring-Summer 2023 Project)に車いすアスリートモデルとして出演します。

WFRとは

WFRは一般社団法人日本障がい者ファッション協会が主催する「障害の有無や性別に関わらず誰もがオシャレになれるファッション」を「パリコレ」から世界中に流行させる挑戦をテーマにしたファッションショー。
「障害のある人のデザイン」ではなく、従来の「ユニバーサルデザイン(UD)」に「楽しさや喜びを感じるかどうか(Enjoyability)」を加えたデザインとして「Next UD」を提唱し、「Next UD」ファッションを日本だけでなく世界中に広める挑戦のひとつとして開催されます。
2022年に行われたクラウドファンディングでは目標金額であった300万円を大幅に超えた800万円以上を集め、注目の高さを窺わせました。

クラウドファンディングCAMPFIREでは、829名の支援者、800万円を超える応援金を集めた。

そしてこの度、ついにパリのエッフェル塔そばのパリ日本文化会館にてファッションショーを開催することが決定しました。
世界の流行の最先端であるパリからNext UDファッションを発表し、世界中からの注目を集めることで、障害や性別を超えて誰もが手に取ることができるファッションとしてNext UDファッションが広まることを期待します。

車いすアスリートモデルとしてパリコレに出演するパラクライマー大内秀之
日本代表として世界大会に挑戦を続けるパラクライマー大内秀之
講演活動も積極的に行っているパラクライマー大内秀之

大内 秀之

パラクライミング日本選手権7連覇、パラクライミング日本代表ワールドカップ銅メダリスト。
生後すぐ悪性腫瘍があることが判明し、脊髄と左腎の腫瘍を摘出する手術を受け、両下肢に重い障害が残りました。
障害を持たない友人らと過ごした学生生活を通じて福祉への関心を高め、大学卒業後、社会福祉士の資格を取得。
高齢者施設、民間企業勤務を経て、社会福祉法人堺市社会福祉事業団へ就職し、現在は、堺市立健康福祉プラザ市民交流センターにて、障害者のアート活動支援を行っています。
また、2018年には一般社団法人フォースタートを自ら設立。
パラスポーツの体験会や、車いすバスケットボールチームの運営をはじめ、セミナー、講演会の活動を積極的に行っています。

そんな大内が、この度これまで経験してきたスポーツ界から飛び出し、ファッションモデルとしてWFRに出演します!

大内 秀之からのメッセージ

「出演に関して、大内は「車いすとは?オシャレとは?」と問いかけます。

車いすというのは、何か?
それは移動手段です。
手段とは誰もが使っていい方法のことです。
足の調子がよかろうと悪かろうと、移動に使っていい手段が、車いすです。

オシャレというのは、何か?
自分を表現する手段です。
そこに障害のあるないというボーダーはありません。
誰もが自分を表現する手段を持っています。
正解不正解もありません。

ただ、カッコいいか。
ただ、クールか。
ただ、可愛いか。
ただ、好きか。

「誰もが使っていい車いす×誰もが表現していいファッション」
今回、この立位より低い目線でしか出せない表現方法でパリコレに挑戦させていただきます。
自分の障害が、自分の経験が、存分に活かせる舞台になっています。
使命感をしっかり持ち、日本人の代表として、正々堂々とランウェイを進んでいきます。

誰かがよりファッショナブルに
誰もがよりファッショナブルに
一筋の希望という光になるように
パリの街を存分に楽しんできます。

ご協賛いただきました、株式会社オーエックスエンジニアリングさんのクールな車いすとともに、大内 秀之ガンバってきます!!」

大内 秀之
一般社団法人フォースタート
https://www.forcestart.info

海外では2015年ごろから有名ファッションブランドが障害のあるモデルを起用し、話題を集めています。
WFRは、日本でも車いすのモデルが当たり前にファッションショーに登場する第一歩と考えています。

ショーのコンセプト

もしも、車椅子ユーザーが世界の大半を占める世界だったなら、どんなファッションが流行していただろう?
それはきっと、「座った状態」が最高にCoolなデザイン。
そして、「立った状態」が当たり前の世界の常識からは生まれないデザインのはず。
障害がある方の視点からデザインを開発し、オシャレさを追求することで、これまで誰もみた事のない斬新で魅力的なデザインが生まれる。
障害のある方の視点から世の中に流行を生み出す。
こんなにワクワクすることはない。
(WFR website より)

撮影:丘滉平 出典:一般社団法人日本障がい者ファッション協会
撮影:丘滉平 出典:一般社団法人日本障がい者ファッション協会

Next UDとは

心躍る、究極のユニバーサルデザイン「Next UD」
Next UDは「Next Universal Design」の略で、「次世代のユニバーサルデザインは,誰もが手に取りたくなる魅力的でオシャレなものであって欲しい。」という願いを込めて名付けられました。

ユニバーサルデザインは、性別や障害の有無などに関わらず、誰もが「利用可能かどうか(Accessibility)」と「使いやすいかどうか(Usability)」の観点で設計されたデザイン。

ユニバーサルデザインは多様なユーザーにとって使いやすいデザインです。
でも、何かが物足りない。
多様なユーザーを単に満足させるのではなく、心を躍らせる何かが欲しいと考え、ユニバーサルデザイン(UD)に「楽しさや喜びを感じるかどうか(Enjoyability)」を加えたデザインを「Next UD(Next Universal Design)」と名付けました。
WFRは、Next UDを世界に広げる挑戦でもあります。

なぜパリなのか?

パリコレこと、パリ・コレクション(仏:semaine de la mode a Paris)は、フランスのパリで年2回開かれるファッションブランドの新作発表会(ファッション・ウィーク)であり、世界最先端のファッションがパリの地に集結します。
逆にいうと、流行はパリコレが開催されるパリから発信されると言っても過言ではありません。
世界最先端のパリコレでNext UDファッションを発表すれば、世界中から注目されます。注目が集まれば集まるほど、流行が生まれる可能性は高まっていきます。
流行が生まれれば、アパレルメーカーがNextUDファッションの開発を積極的に進めていく可能性は高いでしょう。
そうすれば、近くのショップで誰もが当たり前にNextUDファッションを手に入れることができるようになると考えました。
(WFR campfire website https://camp-fire.jp/projects/view/545998#menu より)

一般社団法人日本障がい者ファッション協会

2019年に障害のあるなしに関わらず、オシャレやファッションを楽しむことができるデザインで溢れる世の中にしたいという想いで設立されました。
障害という名のカーテンを開けることで差し込む眩い光。
その先に広がる魅力的なデザインを世の中に溢れさせるのが一般社団法人日本障がい者ファッション協会(JP∞FA)のミッションです。

一般社団法人日本障がい者ファッション協会
https://jpfa-official.jp

【WFR(Wheelchair Fashion Row Paris Fashion Row Spring-Summer 2023 Project)】

開催日時

 2022年9月27日(火)

会場

 Maison de la culture du Japon a Paris(パリ日本文化会館)地下3階大ホール

主催

 一般社団法人日本障がい者ファッション協会

後援

 京都市、大阪府、茨木市、国立大学法人兵庫教育大学、
 一般社団法人日本介護協会、川村義肢株式会社

協力

 パリ日本文化会館、追手門学院大学

Co.Creator

 一般社団法人Dream Investment JAPAN

アンバサダー

 野田 聖子衆議院議員、東 ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch 代表)、
 平野 裕加里(世界ALSデーin Nagoya~みんなでゴロンしよう!主催)

テクノロジー顧問

 吉藤オリィ

詳細はこちらから
https://jpfa-official.jp/wfr

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