芝浦工業大学、基幹業務システムが稼動する89台のサーバーをオラクルのエンジニアド・システム中心に統合

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、学校法人 芝浦工業大学(本部:東京都港区芝浦、理事長:五十嵐 久也)が、89台のIAサーバーで稼動していた基幹業務システムの基盤を、オラクルのエンジニアド・システム「Oracle SuperCluster T5-8」、統合ストレージ製品「Oracle ZFS Storage Appliance ZS3-2」などで刷新し統合することで、蓄積されてきた膨大な情報資産を分析し、日常業務や学校経営の改善に役立てるための情報活用基盤を構築したことを発表します。

芝浦工業大学は、東京都に2カ所(豊洲、芝浦)、埼玉県に1カ所(大宮)のキャンパスを擁する理工系私立大学で、2017年に開学90年を迎えます。現在「工学部」「システム理工学部」「デザイン工学部」の3学部17学科に分かれ、大学院は「理工学研究科」「工学マネジメント研究科」の2研究科9専攻から構成され、大学、大学院の合計で約8,400人の学生を在学しています(2015年5月1日時点)。近年は、長期にわたって蓄積してきた在校生や卒業生、教員、研究に関する情報やナレッジといったビッグデータの活用を視野に入れ、学内の基幹業務システムの統合を推進し、統合されたデータを多角的に分析することで、より戦略的な教育改善や学校経営に役立てることを目指していました。

基幹業務システムには、事務系および業務系(人事、総務、財務など)のデータ、学生(在校生と卒業生を含む)の学籍や成績、就職などに関するデータ、教職員の研究・業績などに関するデータ、さらには付属中学・高校のデータといった、あらゆるデータが格納され、かつ24時間365日の稼動が求められていました。また、システム・トラブルが発生した場合にも、原因の特定がしやすく迅速な解決が可能な体制を構築すると同時に、災害対策としてのリモート・バックアップについても、より簡単な操作で柔軟に実施できる仕組みを採用する方針で検討しました。学校法人としての経営基盤の強化という観点から、既存のシステムと同等以上のパフォーマンスを備えながら、運用管理の手間が増えることなく、長期間にわたる総所有コスト(TCO)の削減につながるシステムの導入を目指しました。その結果、「Oracle SuperCluster T5-8」は基幹業務システムに必要な性能を備えると同時に、TCOを低減できる容易な管理を実現できる点、特にオラクルのハードウェアとソフトウェアとの親和性が高い点が決め手となり、2015年5月に採用を決定、2016年1月に稼働開始しました。

89台のIAサーバーで稼動していた基幹業務システムの基盤を1台の「Oracle SuperCluster T5-8」を中心に、1台の「Oracle ZFS Storage Appliance ZS3-2」、8台の「Oracle Server X5-2」などのシステムで刷新したことにより、さまざまな日常業務から、これまでに蓄積されたナレッジなどの分析・活用に至るまで、学校運営に関わる業務を安定して行えるシステムが実現しました。オラクルのエンジニアド・システムを中心としたハードウェアと、「Oracle WebLogic Server 12c」、「Oracle Database 12c」といったアプリケーション・サーバーおよびデータベースなどのソフトウェアとの組み合わせにより、チューニングが最適化されているため、高いパフォーマンスを実現しながら管理が容易になり、5年間で約10パーセントのTCOの削減を見込んでいます*。

  • 芝浦工業大学調べ

バックアップの拠点を埼玉県さいたま市の大宮キャンパスから北海道のデータセンターに移し、「Oracle SuperCluster T5-8」内のストレージ・コンポーネントと、新たに導入した「Oracle ZFS Storage Appliance ZS3-2」間でリモート・レプリケーション(複製)を実施することにより、従来の仮想テープ・ライブラリを用いたバックアップに比べて、操作が大幅に簡略化されただけでなく、大規模災害などが発生した際の、同時被災のリスクも回避され、重要な情報資産をより安全に守れる体制が実現しました

本発表に向けた芝浦工業大学のコメント
芝浦工業大学 情報システム部 次長 祖父江 一郎氏は、次のように述べています。「『Oracle SuperCluster』と『Oracle ZFS Storage Appliance』を採用したことで、止まることが許されない基幹業務システムの信頼性とストレージ環境が格段に向上しました。同時に、これまで蓄積してきたナレッジなどの情報資産を有効活用する環境が整いました」

参考リンク
・芝浦工業大学
http://www.shibaura-it.ac.jp/index.html
・Oracle SuperCluster
http://www.oracle.com/jp/engineered-systems/supercluster/overview/index.html
・Oracle ZFS Storage Appliance
http://www.oracle.com/jp/storage/nas/overview/index.html

日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目標に掲げ、広範かつ最大限に統合されたクラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォーム、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

日本オラクルでは、オラクルのクラウドをより簡単に、分かりやすく、迅速に使えるような仕組みづくりを強化し「POCO (The Power of Cloud by Oracle) - クラウドのチカラ」をキーワードに市場への浸透を図ります。

オラクルについて
オラクルは、クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームの広範なサービス群を最大限に統合し提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田・坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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