犬の臭いには体臭、口臭、尿臭の3つの種類があります。口臭と尿臭は体のトラブルやお手入れが原因になり年中同じ対策が必要です。しかし犬の体臭は季節ごとに原因が変わるので、季節に応じた対応が必要です。そんな体臭の季節ごとの原因とその対策方法を紹介します。

1、春から夏にかけての体臭問題とは?

体臭の原因

犬も人間のように汗腺(体温調節のために毛穴から汗を出す所)があります。汗腺は無臭の汗を出す場所と臭いのある汗を出す場所の2種類あり、犬の場合臭いのする汗を出す場所が全身にあるのです。
なので暑い時期になると汗をかき、その汗が体臭となって臭いを放つのです。
汗だけであれば少し臭う程度ですが。皮膚には雑菌が繁殖しており汗に反応して雑菌が増えてしまいます。
雑菌が増えると体臭の臭いはよりきつくなり、鼻をツーンとつくようなにおいに変化します。

ケアの方法とは?

先程お伝えした通り、犬の皮膚には雑菌が繁殖しやすい状況になっています。さらにこの時期は汗もかくのでもうそこは雑菌のジャングル状態です。
また湿気でも雑菌は繁殖しやすいことで梅雨の時期はより体臭が強くなるため、細まめなケアが必要になります。
そんな愛犬のケアの方法は、毎日のブラッシングを習慣化することです。ブラッシングは皮膚や毛に付着している汚れを掃除できるので、雑菌の繁殖を抑える効果がります。また皮膚を直接ウェットシートなどで拭くことで体臭予防になります。
毎日シャンプーをすればいいじゃないかと思う方がいますが、犬の皮膚は人の何倍も薄いため毎日のシャンプーで皮膚が炎症を起こすリスクが高いです。なのでシャンプーを行うとしても間隔を空けて行うべきです。

2、秋から冬にかけての体臭問題とは?

体臭の原因

夏までの季節と変わり、この時期には皮膚の乾燥が主な原因となります。
皮膚の乾燥を起こすと、フケが頻繁に出来るようになり、フケをエサにしている雑菌が大量に発生します。また寒い時期とはいえ汗も出ます。すると雑菌と汗が入り混じった何とも言えない嫌な臭いがするようになるのです。
一見夏の方が汗を多くかくのでその時期が最も体臭がきついと思われがちですが、秋から冬にかけての方が体臭のひどい犬も多いんです。
これはやはりフケをエアとする雑菌の繁殖力が夏の雑菌の繁殖力よりも大きいことが原因と考えられます。この時期の愛犬の行動で、皮膚の赤みが無いかや痒みを訴える仕草がないか確認するようにしましょう。

ケアの方法とは?

まずは夏と同様に毎日のブラッシングです。これはフケをエサに繁殖する雑菌を排除するためのケアになります。
そしてもう一つ大事なのがそもそも皮膚を乾燥させないことです。
皮膚が乾燥することでフケが発生して雑菌が増えてしまうので、そうさせないために皮膚を保湿する習慣を持ちましょう。
具体的な方法として、室内で過ごす時間が長い場合は暖房が効きすぎて乾燥していないか確認してあげましょう。もし乾燥しているようであれば、湿度を少し高くすることで皮膚の乾燥を防ぎましょう。しかしそれでも乾燥するときには、保湿成分を含んだ犬用のミストやローションを使用するようにして下さい。

まとめ

愛犬の体臭の原因は春夏と秋冬によって変化します。なので飼い主さんは季節に合わせたお手入れをする必要があります。
紹介したように、春から夏の場合は全身から出る汗が主な原因です。また秋から冬の場合は乾燥することが主な原因になります。
犬によっては汗よりも乾燥により体臭がきつくなることもあるので、あなたの愛犬に合わせて重視するケアを決めてください。
春から夏にかけてのケアでも紹介しましたが、シャンプーの頻度を多くすることは決してやってはいけません。頻度の目安は多くても月に1回と思ってください。
それよりも、ブラッシングで体毛と皮膚の清潔をしっかり保ってあげることが体臭予防には重要なので、ブラッシングを忘れずしてあげてくださいね。


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