欧州における太陽光発電の発電容量は2025年までに118GWに
株式会社グローバル インフォメーションは、エマージング・エナジー・リサーチが発行した報告書「Europe Solar PV Markets and Strategies: 2011-2025 (欧州の太陽光発電市場および戦略:2011~2025年)」の販売を開始しました。
欧州における太陽光発電(PV)開発業者は、2011年末までに太陽光発電による発電容量が15GW増加すると予測しています。また、総投資額は450億ユーロに上ると予測されています。エマージング・エネジー・リサーチによる当報告書では、2011年がターニングポイントとなり、2012年には発電容量の増加も減速し、以降年5.3GWという持続可能なペースで安定的に成長すると推測しています。これまでの欧州で設置された太陽光発電設備の発電量は30GWにのぼりますがこれは、規制による強力なサポートの証左に他なりません。一方で、政策立案者が発電設備のダイナミックな価格変化のペースを見誤ったために生じた不確定性にも一因があります。欧州におけるPV設備容量は、2025年までに118GWに達する見通しです。
欧州の太陽光発電(PV)市場における4つの主要動向
•固定価格買取制度の廃止および奨励措置の期限切れを目前にして、開発業者がプロジェクトの継続を急くあまり、短期的に発電容量の急拡大が起こっています。
•イタリアがドイツを追い抜き最大のPV市場となる態勢にあります。
•欧州のPVサプライヤーは価格の継続的低下のために利益の確保に格闘しています。
•固定価格買取制度の恩恵を受けようと、多様な競合他社による合併吸収が激化しています。
当報告書によれば、市場の急速な変化に対応するため、システムインテグレータや投資家が海外の市場機会を模索しています。イタリアは、2011年には8GWの容量を追加し、世界最大のPV市場であるドイツを追い抜く見通しです。アジア各国からの競争も激化し、欧州のコンポーネントサプライヤーの利益を締め付けています。全般的に、PVモジュールやインバーターの価格低下が2011年における投資への勢いを加速させています。
欧州の太陽光発電市場および戦略:2011~2025年
Europe Solar PV Markets and Strategies: 2011-2025
http://www.gii.co.jp/report/een214669-europe-solar-pv-markets-strategies-2011-2025.html
出版日 2011年09月
発行: エマージング・エナジー・リサーチ
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