千葉科学大学 JAちばみどりが9月12日、イノシシ対策資材贈呈へ/農産物被害軽減へ忌避資材研究
イノシシの農産物被害対策を研究する千葉科学大学(千葉県銚子市潮見町)に2019年9月12日、JAちばみどり(同県旭市)から、被害の軽減・防除を目的とした研究資材が贈呈されることとなりました。危機管理学部動物危機管理学科の澁谷未央講師を中心とし、寄贈を受けた資材を活用して対策研究を進めます。
銚子市において生息状況調査により長山町周辺でイノシシの定着が確認され、今後の調査と対策が必要不可欠です。寄贈を受けるのは農作物被害の軽減・防除を目的とした市販の忌避資材やラジオ機器などです。澁谷講師らは今後、忌避資材やその設置方法について自動撮影カメラ装置などを使って効果・有効性を検証していきます。
イノシシの生態に適した忌避資材とその適用・設置方法が分かれば、対策の経費や労力を抑えられるだけでなく、未経験者でも対策可能となるかもしれません。また、イノシシの逃避ルートを予測・検証することで効率的な捕獲方法も検討していきます。
贈呈式は千葉科学大学本部棟2階会議室で行われ、農協側から間渕誠一組合長や向後正営農部部長らが出席します。この支援は地域貢献活動の一環として、JA共済の「地域・農業活性化積立金」が活用されます。
【千葉科学大学について】
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2004年4月設立。危機管理の素養を持ち、より幅広い分野で社会貢献できるスペシャリストの養成を目指す大学。建学理念は「ひとりひとりの若人が持つ能力を 最大限に引き出し 技術者として 社会人として 社会に貢献できる人材を養成する」です。
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