ユーグレナ国内3社目のサプライヤー 株式会社ビオラボ 「和歌山県産ユーグレナ新規株『ユーグレナKishu株』の紹介」 ifia JAPAN 2019 プレゼンテーション事後レポート
株式会社GEホールディングスのグループ会社で機能性原料の研究・製造をおこなう株式会社ビオラボ(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:荒川 健一、以下「ビオラボ」)は、2019年5月22日(水)東京ビッグサイトで開催された「ifia JAPAN 2019 [アイフィア・ジャパン] 第24回 国際食品素材/添加物展・会議」にて、取り扱いを開始する和歌山県工業技術センター(和歌山県和歌山市、所長:四元 弘毅)発見の新規株、『ユーグレナKishu株』の原料粉末について発表を行いました。
当日は、ビオラボ 主任研究員 後藤 陽より、従来のユーグレナと和歌山県工業技術センターで発見された『ユーグレナKishu株』の違いや特長、パートナー企業として名乗り出た経緯や、今後ビオラボでおこなう『ユーグレナKishu株』の原料粉末の紹介、培養方法について説明をいたしました。
ビオラボは、ユーグレナのサプライヤーとしては国内で3社目となり、今回の『ユーグレナKishu株』の原料粉末は、自社で培養から粉末化までを一貫して行います。タンパク質やミネラル、食物繊維のほか、ビタミン、必須アミノ酸、良質の脂肪(コレステロール、トランス脂肪酸は、検出限界以下)など、300種類以上の栄養成分が含まれていることが判明しているため、『ユーグレナKishu株』の原料粉末は食品やサプリメントでの使用に適しています。
培養方法に関しては、「光従属栄養培養」を用いており、育て方に工夫を行っております。室内で純粋培養することで、雑菌や不純物などの混入を防ぎ、また、光をあてて光合成をさせながらグルコースで培養するため、ピュアな緑色のユーグレナ粉末での提供が可能です。ラットを用いた急性経口毒性試験、遺伝毒性試験(復帰突然変異試験(Ames試験))にて安全性も確認されたため、6月より株式会社GEホールディングスのグループ会社である株式会社GEウェルネスにて、サンプル提供を開始いたします。
株式会社ビオラボ 主任研究員 後藤 陽コメント
「『ユーグレナKishu株』は、人体に必要な栄養素を豊富に含んでいることがわかっており、食品やサプリメントでの使用を想定いたします。また、フレイル対策として、高齢者の低栄養状態を防ぐ素材としての研究も進めております。」
ユーグレナとは
和名「ミドリムシ」と呼ばれる微細藻類の一種で、光合成をする植物の特性と、運動をする動物の特性の両方を持つ微生物です。多糖類であるパラミロンや油脂(ワックスエステル)を体内で生産するため、栄養価に優れた食品だけでなく、新たなバイオマスとして期待されています。
『ユーグレナKishu株』とは
和歌山県工業技術センターが和歌山県内で新たに発見したオリジナル株で、従来の「ユーグレナ・グラシリスZ株」と比較し、増殖速度が速く、塩分に強いことや、従来株では活性が低下する35℃という高い温度でも生育が可能です。
平成28年には「新規のユーグレナ属微細藻類」(特許第6019305号)として、特許を取得しております。
株式会社GEホールディングス グループについて
株式会社GEホールディングスでは、「ゼロから一を創り出すこと」をグループ理念に掲げ、産学官連携の強化により当社独自の技術を活性化させ、健康に役立つさまざまな研究を推進しています。子会社の株式会社GEウェルネスでは、株式会社はからめ認知研究所で蓄積された研究結果を基に開発した商品の企画販売と、株式会社ビオラボで研究開発された素材を配合した健康食品や化粧品の企画販売を行っています。高まる健康志向ならびに高齢化のニーズに応えることで人々の快適な生活と健康の実現に努めてまいります。
会社概要
会社名: 株式会社GEホールディングス
所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋14階
設立 : 2017年12月1日
代表 : 代表取締役社長 荒川 健一
URL : http://ge-hd.co.jp/
機能性原料の研究・製造
会社名: 株式会社ビオラボ
所在地: 兵庫県神戸市中央区港島南町7-2-6
設立 : 2018年2月1日
代表 : 代表取締役社長 荒川 健一
原料の販売
会社名: 株式会社GEウェルネス
所在地: 兵庫県神戸市中央区御幸通6-1-12 三宮ビル東館7F
設立 : 2018年2月1日
代表 : 代表取締役社長 荒川 健一