日本オラクルとPFUが文書管理ソリューションで協業

 日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下、日本オラクル)と株式会社PFU(東京本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:広瀬勇二、以下、PFU)は、オラクルの文書管理のための開発プラットフォームと、PFUの紙文書の電子化ソリューションである「DLMソリューション」(ドキュメント・ライフサイクル・マネジメントソリューション)との連携を強化し、企業における文書管理システム構築支援に向けて協業することを発表します。

 現在、「個人情報保護法」に代表されるコンプライアンス対策や、従来は紙での保存が義務付けられていた文書の電子的な保管を認める「e-文書法」(注1)の施行などにより、「紙伝票・帳票」「電子メール」「電子文書」などを統合的に管理する「ドキュメント・ライフサイクル・マネジメント(以下DLM)」に対するニーズが高まっています。顧客は、企業内のドキュメントや画像、地図情報などさまざまな種類のデータをデータベースに格納し、戦略的な情報として有効活用できるようになります。PFUはオラクルの製品「Oracle Database 10g」、「Oracle Application Server 10g」に高度なコンテンツ管理機能を実装し、企業向けの文書管理ソリューションとして提供しています。

 またPFUは、世界シェアNo.1(注2)のイメージスキャナを中心に、文書管理システム
「楽2D-Binder」や電子データの存在証明・完全性証明サービス「PFUタイムスタンプ サービス」などの商品の開発/提供とともに、ECM(Enterprise Content Management)や電子ファイリング分野でのSI構築を含め、情報の入力/活用/保管/出力といったドキュメント・ライフサイクル・マネジメントをワンストップでサポートするDLMソリューションを提供しています。

 今回、オラクル、PFUの両社は共同で、両社の持つソリューションの動作検証を行い、文書管理業務での適用範囲を拡大するための相互連携を促進させてまいります。これにより、紙文書の電子化からタイムスタンプによる存在証明・完全性証明、高度なコンテンツ管理、セキュリティ機能の充実など、現在、文書管理業務に求められている必須機能のシームレスな提供が実現します。また、セミナーやイベントの協同開催をはじめとしたプロモーション活動を行い、文書管理業務におけるIT活用の協同提案と販売拡大を展開してまいります。

●セミナー、イベント情報
また、本協業の一環として、下記要領にてセミナー、イベントを開催いたします。
イベント:「Content Management Forum 2005」
日 時 : 8月31日(水)、9月1日(木)  9:30〜17:40
会 場 : 大手町サンケイプラザ

セミナー:「企業価値を高めるDLMソリューション セミナー(仮称)」
日 時 : 10月7日(金) 13:30〜17:00
会 場 : 日本オラクル 17F セミナールーム

主 催 : 日本オラクル
協 力 : PFU
詳細とお申込み : http://www.oracle.co.jp/events/tk051007/

●ドキュメント・ライフサイクル・マネジメントとは
ドキュメントの電子化入力から、ファイリングや業務ワークフローによる活用、原本性を保証した長期保管、そして帳票出力や他システム連携にいたるまで紙情報や電子文書などの効果的な管理・運用の考え方。

●「Oracle Database lOg」について
「Oracle Database lOg」は小規模サーバから最大規模のSMPサーバ、クラスタからエンタープライズ・グリッドまで、全ての環境において効率的に実装できるように設計されています。自動化されたチューニング・管理機能により、作業の効率化とコスト削減を可能にします。ビジネス上の情報からOLAP、XML文書、空間・位置情報まで、全ての既存データをネイティブで管理し、オンライン・トランザクション処理、ビジネス・インテリジェンス、データウェアハウス、コンテンツ管理アプリケーションなどでの活用を支援します。

●「Oracle Application Server lOg」について
「Oracle Application Server lOg」は、変化するビジネス上の要求へ効果的に対応するための基盤をあらゆる規模の企業に提供する、統合された標準準拠のソフトウェアです。「Oracle Application Server lOg」はJ2EEとグリッド・コンピューティングの完全なサポート、企業ポータルソフトウェア、高速なキャッシング、迅速なアプリケーション開発、アプリケーションとビジネスの統合、ワイヤレス機能、Webサービスなどを単一のパッケージで提供します。「Oracle Application Server lOg」はグリッド・コンピューティングに最適化されているため、顧客はITシステムにおいてより優れた可用性を実現し、ハードウェアと管理に要するコストを削減することができます。

●DLMソリューションについて
PFUが提供するDLMソリューションは、世界シェアNo.1のイメージスキャナや「楽2D-Binder」(注3)、「OnBase」(注4)などの高機能ソフトウェアと「PFUタイムスタンプ サービス」を活用し、入力、活用,保管、出力からなるドキュメントライフサイクルをワンストップでサポートするソリューションです。これにより、業務効率化やコスト削減、サービスレベルの向上、コンプライアンス対策といった、具体的な効果を実現いたします。

【注釈】
注1:e-文書法は、紙での原本保存が義務化されていた文書や帳票について、電子化したイメージデータを原本として認め、保存を容認する法律。e-文書法は通称。正式名称は「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」、および「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」。2005年4月1日施行

注2:業務用イメージスキャナを対象とする。欧州・北米は2004年InfoTrends/CAP Ventures社の調査、
日本は2005年GSM株式会社の調査に基づき、集計。

注3:楽2D-Binderは株式会社富士通九州システムエンジニアリングとPFUの共同開発したマルチドキュメント管理ソフトウェアです。

注4:OnBaseは米国ハイランド・ソフトウェア社が開発した統合コンテンツ・マネージメント構築プラットフォームで企業内情報管理ソリューションとして世界で5,000社以上の導入実績をもつ製品です。PFUは日本国内のマスタリセラーです。

日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 広報部 北川
TEL:03-6238-8180 FAX:03-5213-6990
E-mail:Natsuko.Kitagawa@oracle.com
プレスルーム URL:

株式会社PFU
お客様お問い合わせ先
マーケティング部
TEL:044-540-4516

Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

ニュースのシェア:
日本オラクル株式会社
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.