日本を代表する伝統的林業地「吉野」初! 大和協が「スギ・ヒノキ」のCO2吸収力をJ-クレジットとして販売

~奈良県吉野地方の若手林業家と連携~

一般社団法人大和森林管理協会(所在地:奈良県北葛城郡、代表理事:谷 茂則、以下「大和協」)は、奈良県吉野地方の若手林業家と連携して奈良県最大の二酸化炭素吸収量(年間1500t-CO2)の森林由来J-クレジットの認証を受け、2024年3月にジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:加藤 勇樹)にその一部を販売しました。日本を代表する伝統的林業地である奈良県吉野では初のJ-クレジット販売であり、木材のトップブランドの森林クレジットとして、今後、多くの企業の購入が見込まれます。

森林イメージ

J-クレジットは、地球沸騰化の主因とされる温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量削減や吸収量を数値化し、国がクレジットとして認証する制度です。企業はクレジットを購入することで、自社で排出する二酸化炭素量を相殺することができます。
排出量削減の取り組みとしては、省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用などがありますが、二酸化炭素吸収の面では森林が唯一と言ってよい存在であり、森林を適切に管理し健全に維持することが対策になります。

大和協では、吉野の若手林業家有志と衰退する林業を復権させる取り組みを進めてきました。そのひとつとして、森林の持つCO2吸収力を企業に販売するJ-クレジットを創出し国の認証を受けました。

このたび、「森林由来クレジットの販売プラットフォーム FC BASE-M」(全国森林組合連合会と農林中央金庫が運営)を通じ、ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社に当該クレジットの一部を購入いただくことができました。

吉野は室町時代から続く日本最古の林業地で、密植多間伐の独自の施業で手間暇をかけ大切に森づくりを代々続けてきたことがJ-クレジットの高い評価につながっています。この資金は、再び森林の整備に活用され、人と森が共生する好循環を生むことに役立てられます。大和協では、今後もJ-クレジットの対象エリアを拡大し、林業再生と地球環境の改善に貢献して参ります。

全国森林組合連合会のニュースリリース
「森林由来クレジットの販売プラットフォームの立上げおよび第一号案件の売買について」
https://www.zenmori.org/topics/files/532_file1.pdf

一般社団法人大和森林管理協会の概要

所在地 : 奈良県北葛城郡王寺町畠田2丁目88
代表理事: 谷 茂則
設立年 : 2017年7月
事業内容: 奈良県における「持続可能な森林づくり」の実現を目指して、
      自治体林政支援、森林整備、J-クレジット創出販売、
      ストーブボイラー販売など、さまざまな事業に取り組んでいます。
      本店所在地である「陽楽の森」は環境省30by30自然共生サイトに
      認定されました。
URL   : https://www.yamato-kyo.net/

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