普通・大型ハイブリッドトラックの年間販売台数が、2017年までに10万台を突破
株式会社グローバル インフォメーションは、パイクリサーチが発行した報告書「Hybrid Medium and Heavy Duty Trucks (世界の普通および大型ハイブリッドトラック市場)」の販売を開始しました。
世界経済が回復に向かって歩み始めているなかで、トラックメーカーは、益々厳しさを増す温暖化ガス排出基準をみたし、高騰するディーゼル燃料費の負担を軽減する技術を求めています。これらの目的に合致する電気トラックは、ハイブリッド電気、プラグインハイブリッド、バッテリー式電気、および燃料を使わずに機器を車内操作できるプラグイン電力伝導(EPTO)の4種類となります。技術コストが低下し、ディーゼル燃料の価格が上昇するにつれ、ハイブリッドトラックの価値は高まりました。パイクリサーチによる当報告書では、2017年までにハイブリッドトラックの年間販売台数は10万台を越えると予測しています。
「トラック市場はここ数年、とても大きな変革を迎えてきました。」とパイクリサーチのシニアアナリスト、Dave Hurstは話します。「世界的な景気後退は、多くの地域において普通・大型トラックの販売に大きな打撃を与えました。燃料の高騰に伴い、トラックメーカーは、多様なドライブトレインを提供することによりトラックにおける温暖化ガス排出量と燃料使用量を削減してきました。」しかし、とHurstはさらに続けます。「ハイブリッドトラック市場が直面している課題は、システムのコストにあります。ハイブリッド電気車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)そしてバッテリー式電気車(BEV)、これらすべてには、結局のところより多くの所有経費がかかることになります。」
ディーゼル車の一般的な経費は、他のドライブトレイン車よりかなり高くはなりますが(ディーゼル:0.72米ドル/マイル、ハイブリッド0.6米ドル/マイル、BEV:0.22米ドル/マイル)、ディーゼル価格が安い市場では、高い購入価格によって、電気ドライブシステムの増分原価をその使用期間内に取り戻すことはできないとパイクリサーチは分析しています。結局、政府による奨励策および温暖化ガス排出量や燃費に対する規制がハイブリッドおよびプラグイントラックの普及促進に需要な役割を果たし続けることになると予測されます。
世界の普通および大型ハイブリッドトラック市場
Hybrid Medium and Heavy Duty Trucks
http://www.gii.co.jp/report/pike210312-hybrid-medium-heavy-duty-trucks.html
出版日 2011年09月
発行: パイクリサーチ
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